
ついに課金しました。Aqua Voiceというアプリです。年払いで16,000円前後。「高いな」と思うか「安いな」と思うかは、使い方次第ですが、今日時点では「思い切って正解だった」という感じです。
この記事では、音声入力ツールとして今もっとも注目されているAqua Voiceを課金するまでの経緯と、実際に使ってみたリアルな感想を書いていきます。あわせて、PC修理の現場で感じている「AIとの正しい付き合い方」についても少しお話しします。
Aqua Voiceってどんなアプリ?
一言で言うと、しゃべった言葉をAIがテキストに変換してくれるアプリです。Windows・Mac・iPhoneに対応しています。
「それって音声入力じゃないの?iPhoneにも最初からついてるよ?」というご意見はもっともです。ただ、Aqua VoiceはただのSiriや標準音声入力とは少し違います。AIツールギャラリーの記事によると、一般的な音声入力が「聞こえた音をそのまま文字にする」のに対して、Aqua Voiceは「言いたかったこと」をAIが解釈してテキスト化する設計になっているとのことです。
具体的にどう違うの?
「えーと」「あのー」などのフィラーワードを自動で除去してくれる
句読点・改行を文脈に合わせて自動挿入してくれる
Windows・Mac のどのアプリにも入力できる(テキストが入力できる場所なら基本OK)
2026年3月よりiPhoneアプリが正式リリース(Proプランなら追加課金なし)
開発元はAqua Voice(公式サイト:withaqua.com)。Y Combinator(W24)出身のスタートアップで、すでにユーザーの半数以上が日本ユーザーとも言われています。
無料から有料へ──課金を決めた経緯
じつはそれまで、別の音声認識サービスを無料で使っていました。使い勝手はそこそこよかったのですが、クラウドを使った音声変換が有償化されることになりまして。ローカル処理は引き続き無料のままだよ、と言われたんですが……正直そこが癪でした(笑)。
「ローカルで動かすなら精度も制限されるし、どうせいつか全部有料になるんだろうな」という読みもあって、それなら今一番評判のいいやつにまるっと乗り換えようと決断。そこで候補に上がったのがAqua VoiceとType-Lessでした。
Type-Lessと最後まで悩んだ話
X(旧Twitter)で「Type-Less(Typeless)がやばい!」という声を何度か見かけていて、気になっていたんです。AI整形機能が充実していて、フィラー除去・繰り返し検出・自動フォーマットまでこなすという評判。
でも最終的には断念しました。理由は、音声認識の変換レスポンスが遅いという評判があったから。私にとって、変換のもたつきは想像以上にストレスです。コスパ面でも比較してみると、こんな感じ。
| 項目 | Aqua Voice | Type-Less (Typeless) |
|---|---|---|
| 月額(年払い) | $8(約1,300円) | $12(約1,900円) |
| 対応OS | Windows / Mac / iPhone | Windows / Mac / iOS / Android |
| 変換速度 | 超低遅延(最短450ms程度) | やや遅めという評判あり |
| AI整形機能 | シンプルな文字起こし特化 | 充実(自己訂正認識・構造化など) |
| 無料プラン | 生涯1,000語まで(お試し枠) | 週8,000語まで(本格的に使える) |
※料金・仕様は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。参考:音声入力AI比較ガイド(fyve.co.jp)
iPhone対応が決め手になった
Aqua Voiceに決めた最大のポイントは、2026年3月にiOSアプリが正式リリースされたこと。これは本当に大きかった。
これまでAqua VoiceはMacとWindowsのデスクトップ専用でした。それが3月から、とうとうiPhoneでも使えるようになりまして。しかも、すでにProプランに加入しているアカウントであれば、追加課金なしでそのままiPhoneでも使えます。(詳細:すまほん!! 記事)
自宅ではPC、外出先や移動中はiPhone、という使い分けができるようになったわけです。「声を出せる場所ならどこでも使える」環境が整ったのが、正直いちばん刺さりました。
使ってみた正直な感想
精度は「革命的」ではないけど…
ぶっちゃけると、変換精度が「めちゃくちゃ高い!」とは言えないかなというのが正直なところです。Aqua VoiceのベースになっているAIが、思っていたほど賢くはないような気がします。一般ユーザーが期待するほどの「すごさ」は感じにくいかもしれない。
ただ、使い続けていると「あ、これは確かに優れたサービスだな」と実感できます。シンプルで軽快で、入力していてストレスがない。複雑な整形よりも「速く・スムーズに文字にしてくれる」という割り切りが、私のような使い方には合っていると感じました。
⚠ こんな人には向かないかも
電車や声を出しにくい場所がメインの人(音声入力が前提のツールなので)
高精度なAI文章整形を期待している人(それならTypelessのほうが向いているかも)
Androidユーザー(2026年6月現在、Android版は未対応)
iPhoneで今この文章を書き起こしています。「これは革命だ!」というほどでもないし、至って普通の時代になったな、という感じです。でも、フリック入力しなくていいってのは本当にラクで、お風呂でも入力できるのは地味にデカいです(笑)。
ちりつも効果──なぜ業務効率化に効くのか
「精度がそこまで高くないなら、わざわざ課金しなくてもよくない?」と思うかもしれません。でも業務効率化という観点では間違いなくいいと思います。これは使ってみて確信しました。
カギは「ちりつも」です。短い入力であっても、10秒・20秒が積み重なると最終的に大きな時間の短縮になります。ポイントをまとめるとこうです。
音声入力が特に効くシーン
1
メモ・走り書き:ちょっとしたアイデアや気づきをサッと残したいとき。打つより話すほうが圧倒的に速い
2
移動中・ながら作業:手が塞がっているとき、フリック入力せずにテキストを残せる
3
AIへの指示文(プロンプト)作成:ChatGPTやClaudeに長い指示を出すとき、話しながら作れる
4
入浴中・就寝前のメモ:iPhoneがあれば場所を選ばない(お風呂でもOK)
今後はiPhoneを主体として文字入力をしていく形になりそうです。使っていない旧iPhoneをサブ機として入力専用にするのもアリだな、と考えています。
IT現場からのリアル──コンサル案件の話
少し話が変わるのですが、最近うちの仕事で「ITコンサル」的な案件が増えてきています。AIの活用方法を提案したり、社内の管理環境を整えるお手伝いをしたりという形です。
「インターネットが繋がらない」案件の実情
先日、ある会社から「インターネットが突然繋がらなくなった」というご連絡をいただきました。お伺いしてみると、原因は料金の未払いでした。まあそれはそれとして(笑)。
それ以上に気になったのが、ネットワーク環境が完全にブラックボックス化していたこと。事務機器業者が設置したセキュリティルーターやYAMAHAのルーターが複数台絡み合っていて、誰も全体の構成を把握していない状態でした。こういうケース、意外と多いんです。
その会社は、携帯への転送やメールの自動返信など、AIをそれなりに活用している様子でした。ただ、せっかくの環境を活かしきれていない部分が多く見受けられました。そこで提案したのが、光回線をもう一回線増やして、AIエージェントをより本格的に活用できる環境を整えるということ。試験的に導入してみたい、とのことで、今後しばらくお付き合いが続きそうです。
Aqua Voiceをその会社にも提案した理由
業務効率化に最も直接的に効くのが「入力コストの削減」だと思っています。従業員さんが音声で素早くテキストを入力できるようになるだけで、日々の積み上げは大きい。難しい設定も不要なので、PC初心者の方でも始めやすいのも推しポイントです。
AIとの正しい付き合い方
今の時代、AIはもう「ないと困る道具」になってきています。私自身、Aqua Voiceをはじめ、日常的にAIツールを活用しています。
ただ、AIに過信・依存しすぎないことは常に意識しています。AIはあくまで道具です。判断するのは人間。出力されたテキストをそのまま使うのではなく、自分の言葉として確認・修正する習慣は大切にしたい。
この記事もAqua Voiceで話したことをベースにしていますが、内容の確認と整理は自分でやっています。「AIが書いた記事」ではなく「AIで書きやすくした記事」というスタンスです。
AI活用で意識していること(私の場合)
過信しない:AIの出力は「たたき台」として扱う。最終判断は自分でする
頼りすぎない:AIが得意なことは任せて、自分の思考・判断はちゃんと使う
依存しない:ツールが変わっても対応できる「本質的なスキル」を手放さない
AIに限らず、新しいツールを使うときはこの3点を念頭に置いています。使いこなせると楽しいんですけど、使われる側にまわらないように(笑)。
参考リンク
・ Aqua Voice 公式サイト:https://withaqua.com/
・ 「言い淀みも自動整形する Aqua Voice、iOS版を公開」(すまほん!!):https://smhn.info/202603-aqua-voice-ios-app
・ Aqua Voice iOS版の機能・料金まとめ(AIツールギャラリー):https://ai-gallery.jp/aqua-voice-ios-release/
・ 音声入力AI比較(Typeless / Aqua Voice / Superwhisper):https://fyve.co.jp/ai-advisor/articles/voice-input-ai-3-tools-comparison
・ Aqua Voice 完全ガイド 2026年版(株式会社オブライト):https://www.oflight.co.jp/ja/columns/aqua-voice-ai-dictation-2026
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