
「パソコンの電源が切れない」「ボタンを押しても無反応」
そんなお問い合わせが、当店にも頻繁に寄せられます。
多くの方が見落としがちなポイントですが、実は電源ボタンは“長押し”が必要なことをご存じでしょうか?
この記事では、パソコンの電源が切れない時の基本的な対処法と注意点を、実際の事例も交えながらご紹介いたします。
■ 電源が切れない…実は“押し方”が原因かも?
まず最も多いのが、電源ボタンの押し時間が短すぎるケース。
多くの方は、1〜3秒程度しか押していませんが、実際には次のような違いがあります。
押し時間 | 動作の違い |
---|---|
1〜3秒 | スリープや休止状態に入ることが多い |
5〜10秒 | 強制的なシャットダウン |
✅基本ルール:10秒以上の長押しで強制終了
一般的なWindowsパソコンでは、電源ボタンを10秒以上長押しすることで強制的に電源をオフにすることができます。
これが基本の対処法として、多くのフリーズや一時的なエラーには有効です。
■ それでも切れない・再起動しない時の注意点
ただし、中には例外的なケースも存在します。
- Windowsのインストール中に電源が切れない
- SSDやHDDの物理故障によりフリーズしている
- マザーボードの不具合で反応が鈍い
このような場合、単なる電源ボタンの長押しでは根本的な解決には至らない可能性もあります。
■ 修理に出す前に試してほしいこと
ご来店いただく際、まずは以下の手順を試してみてください。
- 電源ボタンを10秒以上長押ししてシャットダウンする
- その後、5分ほど放電時間をとる
- 改めて電源を入れてみる
この操作で大半のトラブルは改善されます。
もし症状が変わらない場合には、内部の故障やOSの破損などが疑われますので、当店までご相談ください。
■ 実際にあったお客様の事例
とあるお客様から「電源が切れない」とのお問い合わせ。
電話でご案内しながら、電源ボタンを10秒以上長押ししていただいたところ…
翌日には「パソコンが正常に起動しました」とのご連絡。
予定していた修理のご予約はキャンセルになりました。
結果的にはとても良いことですが、一度でも異常があったパソコンには“前兆”が潜んでいる可能性があります。
そのまま使い続けるのではなく、一度専門店で診断を受けておくのがおすすめです。
■ 自己判断は禁物!「データを守る」ための正しい対処を
ネット上にはさまざまな情報がありますが、すべてのトラブルがネットで解決できるとは限りません。
特に、
- 大切なデータが入っている
- 頻繁に不具合が起きる
- 自分では対処が難しい
こうした場合には、無理に操作せず、修理専門業者へご相談いただくのが最善です。
■ まとめ|まずは「電源10秒長押し」をお試しください!
- パソコンが反応しないときは、電源ボタンを10秒以上長押し
- それでも改善しない場合は、ハードウェアの故障やOSエラーの可能性あり
- データを守るためにも、異常が続く場合は早めの診断を!
当店では、パソコンのあらゆるトラブルに対応しております。
トラブルが起きたときは、お気軽にご相談ください!