
ChatGPTとGeminiを併用して分かったこと
先日、Amazonのブラックフライデーで「IPカメラ監視用のAndroidタブレットが欲しい」という理由から、ChatGPTとGeminiの両方に同じ質問を投げて比較してみました。
結論から言うと、調査のスピードと一覧化の精度は Gemini の圧勝でした。とにかく検索が速く、候補の絞り込みが迷いなくスパッと返ってくる。その感覚は、まるで“調査専門アシスタント”が1人いるかのようでした。
しかもGemini 3.0は複数の情報を同時に処理するのがとても得意で、今回のように「用途に合わせて最適なタブレットを選びたい」という場面で本領を発揮します。
Geminiが提示したタブレット一覧がかなり優秀だった
今回のGeminiの提案がこれだったのですが、これがまた的確でした。
【1】Redmi Pad SE(11インチ)
約2.1万円で買えるのに、アルミボディで高級感があるコスパ機。90Hzの滑らかな画面、安定したSnapdragon 680、バッテリーも優秀。「Fire Max 11の代わり」で迷ったときに最も無難で安心できる選択肢。
【2】ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro(8.4インチ)
23,000円前後で、コンパクトで片手で持てる8インチタブレット。Antutu約40万点のわりに価格が安く、通勤・ベッド・読書などには最強。SIMカード対応というのも、外で使う人には嬉しいポイント。
【3】Galaxy Tab A9+(11インチ)
約3.1万円ながら、Snapdragon 695+90Hz画面+4スピーカーの鉄板モデル。動作の安定性は圧倒的で、長く使いたいなら一番安心できる機種。
Geminiはさらに、「中華メーカーは品質個体差が出やすいので注意。安さは魅力だが、安定性重視ならGalaxy」という補足も返してきて、この部分も非常に実用的でした。実際、タブレットの用途が“IPカメラの監視表示用”という前提なら、ここまで絞ってくれたのはかなり助かりました。
一方で、文章の“味”を出すならChatGPT
ここからが面白いところで、同じ内容を文章化してもらうと、ChatGPTの方が圧倒的に読みやすい。ChatGPT 5.1は、
- Instant:速く返すモード
- Thinking:深く丁寧に説明するモード
という二刀流になり、こちらの意図をくみ取った“柔らかい文章”を書くのが非常に得意です。
Geminiは論理的で硬派な文章が多いのですが、ChatGPTは人間が話しているような温度があるので、ブログや長文を書く時はこちらが圧勝です。
処理能力の違い
今回まとめてみて、両者の強みはこんな感じです。
Gemini 3.0(調査特化型)
- 検索がとにかく速い
- リスト化・比較表を返すのが得意
- 製品情報の正確性や網羅性が高い
- 安いモデルから高性能モデルまで幅広く拾ってくる
ChatGPT 5.1(文章特化型)
- 語り口調が自然で柔らかい
- ストーリー性のある文章が得意
- 指示の解釈が繊細
- 「人が読んで疲れない文章」を作れる
つまり、調べものはGemini/文章はChatGPT という役割がくっきりしています。
実際のタブレット比較から感じた差
今回の選定では、Geminiの回答が本当に合理的でした。
比較まとめ(Geminiの回答を再整理)
| 機種名 | 価格 | 性能 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Fire Max 11 | 34,980円 | 約30万点 | Google Playなし。用途が限定。 |
| Redmi Pad SE | 約21,000円 | 約27万点 | 最安で90Hz画面。アルミボディで高品質。 |
| iPlay 60 mini Pro | 約23,000円 | 約40万点 | 8インチで軽量。外出・読書最強。 |
| Galaxy Tab A9+ | 約31,000円 | 約45万点 | 安定性・処理能力が高く、長期利用向き。 |
私の用途(カメラ監視)ならRedmi Pad SEが必要十分で、「ゲームもしたい」「引っかかりが嫌」という場合はA9+が最適。ここまでわかりやすい比較を出してくれたGeminiは、調査系では本当に強いと感じました。
結論:調査はGemini、文章はChatGPT
しばらくはこの使い分けが最強です。
- 調査・価格比較 → Gemini 3.0
- ブログ執筆・文章生成 → ChatGPT 5.1
実際、Googleドライブ2TB以上の契約者はGemini Proが無料で使えるので、今後ユーザーはさらに増えるでしょう。
ただし、ChatGPTはアップデートが入ると一気に巻き返すので、どちらか一方だけに絞る必要もありません。今は両方とも無料で試せる時代ですから、用途に合わせて使い分けた方が圧倒的に快適です。














