Ryzen7 1700構成でOCを行ってDQXとFF14のベンチマークを測定してみた
先日お客様からご依頼頂いたパソコンを発注するついでに個人的に一台Ryzen7構成のパソコンが欲しくなりましてCorei5で遊んでいたDQXとFF14の環境のパソコンを入れ替えました。
自作でRyzen7を選んだワケ
一部のパーツは注文キャンセル分から拝借しましたので、構成としてはやや有名メーカーで構成することになり、予算としてはメモリ等の半導体の高騰や年末年始の需要でかなり割高にはなりましたが、欲しい時が買い時という事でこのような構成に。
最近ではAMDのRyzen推しをしている理由としては「なぜintelではいの?」と言われると、コスパが良い事としか言えないが、根本的にIntelが定番すぎてどこかで変化球を望んでいたのかもしれない、そのタイミングで登場したのがRyzenなのです。
ただこれだけは伝えておきたい事で、そのまま使うのならばIntelをオススメします。それはオーバークロックで使ってこそRyzenの魅力であり、定格のCPUクロックで使うのならばその辺の意味不明なメーカーのパーツを搭載したメーカーパソコンを購入すれば良いだけのお話。私個人としてパソコンは旬なパーツで無理をさせるのが大好きなのも理由。
また、市場の価格が安定するのを待つのと、PCケース等を妥協すれば12万以下で購入可能なのでこの辺りはi7の7700と同等クラスと考えずに使う用途でRyzenを選択すれば良いと思います。
Ryzen Masterを使ってサクッとOC
Ryzenの定格クロックを変えるには「Ryzen Master」というとてもありがたいツールがAMDで無償で配布されています。これはBIOSの設定を行うことなく、Windows上で手軽にクロックを変更する事が行えます。今回はサクッとメモリの電圧を変えずに3600辺りのクロック設定を行い、ベンチマークを測定したいと思います。
操作手順は至ってシンプルで「プロファイル1」を選んでクロックを「3600」に変更して「適用」ボタンを押すだけ、簡単すぎて逆に怖いくらいです。
DQXとFF14のベンチマーク結果は如何に
Ryzenのオーバークロックを行った後に各ベンチマークを測定してみました。まぁ、とりあえず見てあげてください。
正直言うと微妙な数値のラインです。これは「そもそもPCゲーム自体がシングルコア向けであり、マルチコア構成のRyzenでは実力を発揮できない」というのが理由であって、この辺りはインテルのi7 7700の方がスコアは上かと思われます。ですが「私は多重起動で操作」したりブログや動画を見ながらゲームをするので、私のような使い方をする人はRyzenが向いている事になります。
つまり「ゲームもするけどCADも使う人やブラウザのタブを大量に開く人はRyzen向き」という事になるので、その辺りに関してはビジネスマン向きだったりするんですよね。スペックだけで判断してはいけないのが自作PCですので「あれ?コスパ重視で無理してRyzen使ってる?」なんて事は言わせません。