先日、お客様のパソコンをSSDに交換しましたが、一ヶ月と待たずに「起動しなくなった」とのご報告を頂きまして、診断を行ってみました。
診断を行うと、確かにOSは起動しません。BIOSが表示され交換したSSDは認識している様子ですが、既存のHDDは破損している様子。結果としてSSDとHDDは両方の記憶媒体が破損している事を確認できました。
あまりにも不自然でしたので「最近、落雷や停電などはご自宅でありましたか?」とのご質問を行った所、豪雨があり落雷中にパソコンを使用した記憶があるとの事でしたので、ほぼ落雷の被害で間違いないかと思います。
すると、お客様は「その時USBになにかを刺したのですがフリーズしたんですよね」との事。
実際にはこれが原因ではないとは思いますが、感電したマザーボードにUSBメモリを刺し、電源が落ちたのはきっかけであり、既にこの時はSSDやHDDは破損していたと思われます。
使用していないときに落雷の被害に遭われる事はありますが、最近ではパソコンを入れっぱなしにする方が増えております。これが悪いとは思いませんが、落雷など豪雨などの前兆がみられた場合は電源ケーブルだけではなく、接続されているディスプレイ・USB・LANケーブルなどの全てを取り外す事をオススメします。
肝心なのはパソコンの被害に遭われた方が悪い訳では無く、これは天災であるという事です。万が一機器が破損しても金銭的負担は強いられますが、失われたデータは必ずしも復旧出来るとは限りません。
最近ではデータはインターネット上のクラウドに保存する事が出来ますので、最低限必要だと思われるファイルに関しては必ずバックアップを取られる事をオススメしたいと思います。
お子様やペットやご家族の写真や動画は大事ですからねー