書きたい事を先に書いてしまうのであれば「ハードディスクは消耗品で使い捨てのものである」という事。これを意識せずに「ハードディスクは安いイメージが定着したね、沢山バックアップできるじゃん!」という事ではなく、1TB毎の単価が下がる事リスクが薄れている気がします。
例えばこの6TBハードディスク、安くないですか?
ただ、この6TBを「一つの物理ドライブ」として重要視すべきで、パンパンになるまでファイルをため込んだ状態で万が一破損した場合での復旧が何日かかるのか、またどの程度の復旧費用を要するのか。これは相当な費用と時間になると思うんですよね。
つまりハードディスクを保存専用として考えられているのであれば、毎年買い換えて欲しいレベルです。可能であればNAS(ネットワーク・アクセス・ストレージ)として環境を構築して常に2台のハードディスクでミラーリング作業を行いながら運用して欲しいと考えてます。
データ復旧費用を考えればNASへの投資は安いモノです。しかも最近では外出先でも利用が行えますし、自分専用のクラウド環境のように構築出来ますので、用途はパソコンのデータのバックアップを行うという概念を越えて利便性に長けているシロモノとなりました。
また、時間が有り余っている方であれば過去に書いた記事のように【余ったラズベリーパイを活用してNASとVPNサーバー環境を導入してみました】など、安価でNASの環境を構築する事が可能となります。
因みに私は「お金を出したキットのNAS」と「実作で作ったNAS」の両方のNAS環境を稼働させておりますが、細かい動作としては自作の方が融通が利きやすい反面、転送速度の通信に関してははじめから完成されているNASに軍配が挙がりました。
データはケチケチしてはいけないと持論で日々過ごしておりますので、ここはしっかりとしたNAS環境は予算をかけてでも構築すべきかと。
ホント、失ったデータの復旧って大変なんですよ?