以前に【1万円以下のラズパイ4を受付用のパソコン代わりに活用、目的はこれじゃないけど使えるので採用しました】という記事を書いたと思いますが、まだ一年足らずで完全放置してしまった機器がラズベリーパイ(略してラズパイと呼ばれております)。
そんなラズパイですが、何処かで有効活用でもしてみようかと考えたのが事務所のNAS(ネットワークアクセスストレージ)が経年劣化による交換時期が近づいてきましたので、買い換えを検討してみたものの「ラズパイがあるじゃん」という事で導入を決めました。
なぜラズベリーパイでNAS環境を構築するのか
今回ラズベリーパイで導入を考えたのは、今まではNASだけであって社外では利用が出来ない仕組みとなっていた事から、今後は自宅でも社内でNASに保存したデータの閲覧や書き込みが行える環境があると望ましいと考えておりましたので、今は【ラズベリーパイを使ったNASとVPNサーバーの環境を導入】しようと決めたわけです。
とは言え、私はLinux初心者ですので、特定のサイトを漁って参考にさせて頂きながらNAS及びVPNサーバー環境を構築した訳ですが、これが非常に簡単。理由は優秀なサイトが多数あった事で完全にコピペで出来てしまいました。ですので、
と、書きたい所ですが完全コピペであっさりと環境構築が完了。ややこしい内容もありましたがコピペですので難しい箇所もそのまま参考にするだけで出来上がってしまう時代・・・なんだか世の中のサイトが便利すぎて申し訳ないと思ってしまいましたね。
そこで、参考にさせて頂きましたサイトを予めご紹介させて頂きますが
NASの導入に関しては
ラズパイダさんの
【初心者でもラズパイでNASサーバーを作ってみよう!】
VPNサーバーの導入に関しては
鹿せんべいとエンジニアさんの
【ラズパイ4とsoftetherで自宅にVPNサーバを構築する】
が非常に参考になりました。用途に合わせて二つのサイトとなってしまいましたが「ラズパイ NAS」や「ラズパイ VPN」で検索するだけで上位にあったサイトでコピペだけで簡単に構築が行えるサイトでした。
ラズベリーパイのNASやVPNサーバーは簡単に使えるの?
ここで簡単に「そもそもNASって使えるの?」とか「VPNって導入が難しそう」という内容をご説明させて頂きますが、NASは共有フォルダを宅内もしくは社内でネットワーク経由で見られる環境を示すもので、VPNはバーチャルプライベートネットワークの略ですので、パソコンにVPN専用のクライアントソフトを入れる事で簡単に自宅に居ながらでも会社の共有フォルダ(ハードディスク)にアクセスする事が出来る仕組みを言います。
これらは帰宅後に「明日お伺いする予定のお客様に、データをお持ちしなければならなかったけど会社にしかない・・・」という問題をあっさりと解消する事が出来ます。
現代は人に任せる時代ではなく、スモールビジネスとしてでも一人で稼働が行える様に環境構築を試みる事でヒューマン・エラーを極力回避が出来る時代となっておりますので、時間の空きがある時にはこの様なラズベリーパイを使ったNASやVPNの構築をしておく事で作業の生産性や効率が一気に向上します。
ラズベリーパイよりも市販品を買った方が楽だけど
もちろん、これがベストだとは考えておりません。今回はたまたま余ったラズベリーパイと外付けHDDが手元にあった事で簡易的に構築が出来ましたが、予算をかければ高性能なNASが遠隔操作も可能なモデルが多数あります。
例えばSynology社のNASキットを購入すれば、これらの環境構築は遙かに楽に導入できます。
とは言え、ラズベリーパイはメモリ4GB版がありますので、NAS環境としては非常に高性能と呼ばれておりまして、転送速度に関してもUSB3.0に接続を行ったハードディスクでも1GBのデータは数十秒で転送が完了しますので、あえてラズベリーパイを使ったネットワーク環境の構築もありなのかな?と、改めて実感させられました。
また、ラズベリーパイのOSやNASやVPNは無償で利用が行え、常に有志の方の手によってどんどん使いやすくなっておりますので、カスタマイズが好きな方や常に最新の機能を利用してみたい方にとってはオススメしたい機器でもあります。
当面はこのラズベリーパイのNASを使用してゆきたいと思いますが、耐久性も配慮しつつ今後も使える環境に育ててゆきたいと考えております。
ふふふ・・・・ラズベリーパイでサーバーを構築したぞ、凄いでしょ?