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BTOパソコンの掃除方法~ホコリの清掃からグリスの交換まで~

BTOパソコン汚れ3

先日修理を行ったBTOパソコン。ケースはそれほど汚れている感じはありませんでしたが、追加でCPUグリスの塗り直しをご依頼頂きましたので今回は清掃の様子と流れをご紹介しようかと思います。

まずは清掃とグリスアップ後の様子はこちら。一見すると何も変わらない様子ですが、かなりの清掃をしたのですよ(汗)。

清掃済みのPC

ここで今回使った清掃道具はこのようなものです、至ってシンプル。無水エタノールにアルカリ電解水に電動エアダスターに歯ブラシ2本(やわからめとややかため)、これはAmazonで大体揃いますね。

清掃道具

あとは作業用のニトリルゴム手袋。静電気防止ではなく指の爪やかさぶたで機器を傷めないとうにする為の配慮なのですが、CPUを清掃する場合は綿製をつかうとピンに干渉するので、この手袋が重宝し、手の汚れも防ぎます。

作業用手袋

では、順番にいってみましょー

グラフィックボードの清掃は歯ブラシでいける

BTOパソコン汚れ2

一般的にグラボは背面が上向きに設置されるので、ホコリや汚れは表面しか着いておりませんので、歯ブラシだけでいけます。もし汚れが多く付着している場合は無水エタノールを歯ブラシに付着させて磨いて下さい(水はダメですよ)。

グラボ清掃

今回は簡易なほこりでしたので歯ブラシだけでキレイになりました。

グラボ清掃済み1

グラボの清掃では歯ブラシは毛先が柔らかいものをつかって優しく磨いて下さい

PCケースの清掃

BTOパソコン汚れ1

PCケースで一番ホコリがたまるのが内部の底。そこでマイクロファイバータオルなどでアルカリ電解水で清掃をすると驚くほど汚れが拭き取れます。

PCケース清掃済み0

フェーブルなどに付着したホコリはエアダスターで取り除くのが好ましいかと

CPUフィンの清掃

CPUフィン清掃前

CPUを冷やすフィンについては、歯ブラシよりもエアダスターで除去する程度にして清掃をして下さい。尚、フィンの汚れがあまりにも酷い場合は交換した方が良いかもしれません。

また、フィンの底にはCPUグリスが塗られておりますので、これを無水エタノールを使ってキムワイプ(紙がケバケバしないもの)などで拭き取ります。

CPUフィン汚れ

するとこんなにキレイに取れます。

CPUフィン清掃

グリスの除去は捨てられるキムワイプか余った布で拭き取ると良いです

CPUグリスの塗り直し

CPUグリス清掃前

CPUでは既存のグリスを先程のフィンのグリス除去と同様に清掃します。

CPUグリス清掃

キレイになったCPUに新しいグリスを使いますが、今回は人気のMX-4を使って塗り込みたいと思います。

CPUグリス MX-4

チューブの先端にはみ出る程度のグリスを出し、まんべんなく塗り込みます。塗りすぎてもあまり意味がありませんので、やり過ぎ注意です。

CPUグリス塗り直し

グリスがはみ出るとCPU下の通電回路に悪影響を及ぼしますので、ほんのちょっとで良いですからねー

各種ファンの清掃

CPUファン清掃前

ファンの汚れはタオルやティッシュを使っても良いですが、プロペラ付近は綿棒などの先端が細い棒などで優しく磨き上げます。

CPUファン清掃済み

これを一枚一枚行うのは大変かも知れませんが、根気よく磨けばかなりキレイに見えますので頑張って清掃して下さい。

優先順位は低いファンの清掃ですが、匂いのモトとなりますのでキレイにするとかなりの消臭効果が期待出来ます

PCケース外の清掃

PCケース清掃済み

最後にPCケースの外側を磨きますが、窪んでいる箇所や細かい部分はエアダスターで除去しつつ、綿棒で清掃を行い、最後にマイクロファイバータオルなどでアルカリ電解水で拭き上げます。

PCケース清掃済み1

レールのきわも歯ブラシなどでホコリをあつめてから拭き上げるとキレイに見えますね。

PCケース清掃済み4

ざっとこんな感じで清掃作業をおこないましたが如何だったでしょうか専門的な知識は不要ですが、基板や密接している箇所は無水エタノールで、それ以外はアルカリ電解水で大丈夫ですので、連休やお時間に余裕のあるときにでもキレイにしてみては如何でしょうか。

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