パソコンが正常に起動しない、このような問題は日常茶飯事でご対応を行っておりますが、BTOパソコンの場合ではマザーボードだけの交換で、正常に起動が行える様にはなるものの、今回はちょっとだけ不可解な出来事がありました。
今回はMX500のSSDが怪しめ
それはWindows10のOSの再インストールを行った所、問題なく動作をしている様に感じ取れたのですが、ドライバのインストールを行うとOSが正常に起動しないくなる問題。この原因が既存に取り付けられていたSSDではあったのですが、何故このような事が起こったのでしょうか。
調べてみると、既存のSSDはクルーシャル製のMX500というモデルだったのですが、この型番のSSDはファームウェアのアップデートを推奨されるほどまでに不具合が起こりやすく、最新ファームウェアへの処置をしなければならないものの、順次更新を行うべきファームウェアが一つ前のファームウェアにアップデートを行っていなければ適用が行えないデータのみが、公式サイトで配布されている状況であり、購入者は不満を募らせている状況との事。
SSD交換後は安定動作に
つまり、このMX500というSSDは信頼性が極めて低いと判断せざるを得ないモデルである事から、他の新品のSSDに交換を行った所、OSは正常に動作しており、更にドライバーのインストール後も安定した動作を確認致しました。
話は戻りますが、このパソコンはとあるお店で組まれたBTOパソコンであり、SSDの稼働時間を見ても45時間程度であった事から、本来であれば初期不良と判断しても良いパソコンではありましたが、購入をされて4年が経過していた事から、部品交換としては有償でマザーボードとSSDを交換する運びとなりました。
このような、一般のショップで組んだパソコンに関しては、動作テストを行っている保証がありませんので、購入後は1ヶ月間は利用する用途がなくても毎日電源を入れて動作確認を行うべきだと思います。
個人的な意見を述べさせて頂くと、カタログでは性能が良いと思える安価なパソコンでは、必ずと言っても良いほど、グレードの低い部品が取り付けられている可能性があるという事を覚悟の上で購入してください。