最近では多くのご依頼を頂いております「ニンテンドー３ＤＳ」関連の修理ですが、兎にも角にもお時間を要すのが上の液晶画面の交換修理です。これはパカっと開梱してサクッとは終わらないのが液晶画面の上の箇所。今回はこれらの修理の様子を少しだけご紹介致します。
Newニンテンドー3DSでも画面修理は全て同じ工程
まずは割れ具合はこのような状態です。バッテリーの容量も無いことで赤ランプが点灯しております。ここから開梱し液晶画面の上の箇所を交換したいと思います。
工具として必要なのは金属ヘラと小さいマイナスドライバーとプラスドライバーとなります。iPhoneの修理工具キットを購入すれば全てが揃うと思いますので、自身で修理を行おうとお考えの方は予め用意しておきましょう。
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因みに小さなマイナスドライバーが必要な理由としてはケーブルを外す「ラッチ」に差し込むためのものですので、強度は差ほど影響しませんのでお手持ちにない場合は100円ショップでも十分に利用できます。
メイン基板のネジの外しに関しては簡単に取りはずしが可能ですので修理の詳細内容は省略しますが、肝心なポイントとしてはメイン基板のネジ外し後のヒンジ部分に引き込まれている液晶とスピーカーのフレキシブルケーブルとの取り外し。これらの箇所は正直iPhone修理よりも難しくお時間がかかります。
これらのケーブルは「スリット」という隙間を利用してフレキシブルケーブルを抜くのですが、これらは知恵の輪の原理に似ており、修理に不慣れな方はこの箇所で断線してしまうかもしれませんので、慎重に作業を行うことをオススメします。もしもケーブルが引っかかる感覚があればすぐにでも手を止めて何度も確認して下さい。
無事にフレキシブルケーブルを取り外して・・・と、ここからが本場ですので気を抜かずに。両端のネジを外して液晶画面を下から押し込むと画面が外せます。因みに「下から押し込む」理由は手前から外すと3Dスイッチとスピーカーの音量調整のケーブル及び基盤を損傷させてしまう恐れがあり、それを下から押し込むという事が安全に取り外せるというのが理由です。
無事画面を外せましたら新しい液晶画面と交換を行います。この後の気をつける点としてはフレキシブルケーブルを断線ぜずに戻す作業が待ち構えておりますが、一気に修理を行うことで集中力が欠けますので休憩を行ってから再度作業を行うことを強くオススメします。
撮影した箇所が少ない事で説明が足りていない事もありますが、兎にも角にもフレキシブルケーブルの断線を防ぐ事に注力して頂ければ容易ではありませんが上液晶画面の交換の難易度は比較的行いやすい事から、何度もシミュレーションを行ってから作業をおこないましょう。
それでは今日はこの辺で。
