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苫小牧市の震度6の地震当日から翌日の夜まで

地震発生の朝から感慨深い夜へ

この出来事を風化させる訳にはいかない、そう思い連日この様な日記となってしまう事をお許し下さい。

震災当日の夜、普段の食事では20時に行うものですが、日没に行うことに。それは普段灯している照明が点かないことで食事を早めに済ませならなければならなく、18時に行うことに。この日の夕食はお鍋、4本あるカセットボンベの1本を消化してかなり豪勢な鍋に仕立てました。これはこんな日だから贅沢をしたい訳では決してなく、電気が止まり冷蔵庫の中身の冷気が残っているうちに痛みやすい食材を早めに消化しておこう、という考えで強制的に豪華になってしまった半闇鍋です。

ゆっくりと食事を摂り、本来ではくつろぐ時間となるわけですが電気のない生活ではラジオから流れる音だけが頼りで、聴き覚えのある土地名の単語が耳に入る度にがむしゃらに過ごしてきた午前中から、徐々にこれはとんでもない事が起きているという事をジワジワと実感してしまうのです。このような事態になればこの夜は眠れないな・・・と思っていたのですが、ほぼ徹夜状態で少しだけ仮眠を取った程度という事もあって、布団に入った途端に眠りにつきました。

スマホのバッテリー不足は食糧不足と同等に深刻?

コンビニエンスストア様の従業員様や経営者様の努力のお蔭で、自炊は困難でもコンビニに行けば安易に食事が摂れる事で、今回の震災は生まれて始めての事であった事からその「安易」が仇となり、起床した翌日もコンビニで食糧があるという錯覚から、「今日はパンでいいかな」の「パン」がない事を知ると私の脳内では軽くパニックになってしまいました。

それと同様に、スマホのバッテリーも「モバイルバッテリーがあるからいいや」と思ったのですがよくよく考えると「じゃぁそのモバイルバッテリーの電池が無くなったらどうするの?」となり、これも脳内はパニック。私は今まで与えられていたのだといまさら気づかされる事となり、仮に「食事は摂れなくても水分は最低でも摂れる環境もある事から生命の危機に陥る程のものではない」と大げさには考えるものの、それでも毎日食べている温かいお米が無性に食べたくなるのが性です。

そんな事により、震災当日から店舗の固定電話を転送している携帯電話はお客様と私の貴重なライフラインとなり、このバッテリーを絶やしてはいけないと躍起になって電源供給を求め、震災の翌朝は充電スポット探しをSNSや市役所のホームページを眺めながら都合の良い場所を探しておりました。この時一番役に立ったのはFacebookでして、実は私はこの「Facebook」が大の苦手なので滅多に開かないのですが、ライフラインの情報提供に関しては一切の嘘偽りのない情報が手に入ることから、ありがたく利用させて頂き、今更感を出しながら「無事ですよー」という内容を書きつつも情報収集をさせて頂きました。

道の駅は貴重なライフラインスポット

そこで目についたのは「道の駅」、充電が行えてテレビも観られて食事も摂れて避難場所にもなるという、私にとってはまさに好都合な場所である事で真っ先に向かいました。実はお恥ずかしい話ながらこんな状況でしたが朝の連続テレビ小説の「半分青い」を毎日楽しみに観ている事で、もしかするとお昼時に行けばテレビのモニターで拝見出来るのではないかと淡い期待も込めて向かったのはお許しください。

その道の駅で無償で充電が行えるとの確認が取れ、バッテリーの充電を行いながらお客様との連絡を取り、しかも好都合に災害時に設置される「0000JAPAN」というSoftBankのフリーのWiFiスポットで高速通信が行える事でありったけの情報をSNSで拡散しておりました。

この場所でならば職場同様の行動や対応が出来ると確信した私はこの日は夕方まで、B級グルメのとんちゃん肉まんを食べながら業務をこなすことで落ち着きました。この場を借りまして「道の駅」の皆様にお礼申し上げます。お陰様で30件ほどの案件のご連絡を口頭でお伝えする事ができました。「この状況でもお仕事?」と言われるかもしれませんが、これがパソコンサポート屋なのです。

明日は電気が通ってお仕事を再開したときのお話、最終話です!
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