
「ホームページビルダー?まだ使ってる人いるの?」
Web制作も携わっている当店では、同業者から時々そんな声を聞くことがあります。確かに、最近はWordPressのような高機能CMSや、WixやSTUDIOのようなデザイン性の高いWebサイト作成サービスが主流です。しかし、根強いファンがいるのもまた事実。なぜ、ホームページビルダーは時代遅れと言われながらも、生き残っているのでしょうか?現役ユーザーの声をもとに、その背景と需要を掘り下げます。
ホームページビルダー利用者が未だに多い理由とは
事例1:小規模店舗オーナーAさんの場合
Aさんは、地域に根差した小さなカフェを経営しています。以前はWeb制作会社に依頼してホームページを作成・管理していましたが、更新の度に費用がかかるのが悩みでした。
「自分で簡単に更新できれば…」
そう考えていた時、Aさんは知人からホームページビルダーを紹介されました。豊富なテンプレートの中からカフェの雰囲気に合うものを選び、写真やメニューを差し替えるだけで、あっという間にホームページが完成。
「専門知識がなくても、思った通りのWebサイトが作れた!」
Aさんは、新メニューの追加やイベント告知など、タイムリーな情報発信を自力で行えるようになりました。
事例2:定年退職後の趣味仲間グループBさんの場合
定年退職後、長年勤めた会社を離れたBさんは、同じ趣味を持つ仲間とグループを作り、作品の展示や情報交換の場としてWebサイトを開設することにしました。
「自分たちの作品を、自分たちの手で発信したい」
しかし、メンバーのほとんどはWebサイト制作の経験がありません。そこで、直感的に操作できるホームページビルダーが選ばれました。
写真の掲載、作品紹介、イベント告知、掲示板機能など、Bさんたちはホームページビルダーの豊富な機能を活用し、自分たちの理想とするWebサイトを形にしていきました。
「試行錯誤しながら、自分たちの手で作り上げていく過程が楽しい!」
BさんたちのWebサイトは、仲間たちの交流の場として、そして作品発表の場として、大いに活用されています。
ホームページビルダーが現役であり続ける理由
これらの事例から、ホームページビルダーが現役であり続ける理由が見えてきます。
- 専門知識不要の手軽さ: コーディングの知識がなくても、直感的な操作でWebサイトを作成・更新できる手軽さは、特に小規模事業者や高齢者層にとって大きな魅力です。
- 豊富なテンプレートと機能: 多様な業種・用途に対応したテンプレートと、Webサイトに必要な機能が一体化しているため、他のツールを組み合わせる必要がありません。
- オフライン編集: ネット環境がない場所でも編集作業が可能であり、場所を選ばずに作業できる点は、他のクラウド型サービスにはないメリットです。
- 長年の実績と信頼性: 長年培ってきた実績と信頼性は、特に過去のバージョンからの移行や、サポート体制を重視するユーザーにとって安心感を与えます。
ホームページビルダーの需要と今後の展望
ホームページビルダーは、最新のトレンドを取り入れた高度なWebサイト制作には向かないかもしれません。しかし、以下のようなニーズには確実に答えることができます。
- 手軽にWebサイトを始めたい個人・小規模事業者: 専門知識がなくても、低コストでWebサイトを立ち上げ、運営したいというニーズ
- 既存のWebサイトを維持・更新したいユーザー: 過去のバージョンで作成したWebサイトを、手軽に維持・更新したいというニーズ
- 特定の機能・使い勝手を求めるユーザー: オフライン編集や、特定のファイル形式への対応など、他のツールでは代替できない機能を求めるニーズ
今後、ホームページビルダーがどのように進化していくかは未知数です。しかし、多様化するWebサイト制作ニーズに応える選択肢の一つとして、今後も一定の需要を持ち続けることは間違いないでしょう。
まだまだ使える!ホームページ・ビルダーで始めるWebサイト作成
と、言う事で
「ホームページ・ビルダーってまだ使えるの?」
そう思っている方もいるかもしれません。しかし、ホームページ・ビルダーは、初心者でも簡単にWebサイトを作成できる、根強い人気を誇るツールです。この記事では、ホームページ・ビルダーの導入から基本設定、Webサイト公開までの流れを、具体的な手順と画像付きで解説します。
1. ホームページ・ビルダーの購入とインストール
- 公式サイトへアクセス: まずは、ジャストシステムのホームページ・ビルダー製品ページへアクセスし、最新バージョンの製品を購入します。

- インストール: 購入後、ダウンロードしたインストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
2. 基本設定
- サイトの新規作成: ホームページ・ビルダーを起動し、「ファイル」→「新規作成」から、新しいサイトを作成します。
- テンプレートの選択: 豊富なテンプレートの中から、Webサイトのイメージに合ったデザインを選択します。業種や目的に合わせたテンプレートが多数用意されているので、初心者でも安心です。
- サイト情報の入力: サイト名、URL、メタ情報など、Webサイトの基本情報を入力します。これらの情報は、検索エンジン最適化(SEO)にも影響するため、正確に入力しましょう。
3. ページの作成と編集
- ページの追加: 「挿入」→「ページ」から、新しいページを追加します。トップページ、会社概要、お問い合わせなど、必要なページを作成しましょう。
- コンテンツの編集: テキスト、画像、動画など、Webサイトに掲載するコンテンツを編集します。ホームページ・ビルダーは、ドラッグ&ドロップで簡単にコンテンツを配置できるため、直感的に操作できます。
- リンクの設定: ページ間のリンクや、外部サイトへのリンクを設定します。リンクを設定することで、訪問者がWebサイト内をスムーズに移動できるようになります。
4. デザインのカスタマイズ
- テンプレートのカスタマイズ: 選択したテンプレートの色やフォントを変更し、Webサイトのデザインをカスタマイズします。
- CSSの編集: CSSの知識がある方は、CSSファイルを編集することで、より細かくデザインを調整できます。
- 画像の最適化: Webサイトで使用する画像を最適化します。画像のファイルサイズを小さくすることで、Webサイトの表示速度を向上させることができます。
5. Webサイトの公開
- サーバーへのアップロード: 作成したWebサイトを、レンタルサーバーにアップロードします。ホームページ・ビルダーにはFTPクライアント機能が搭載されているため、簡単にアップロードできます。
- 動作確認: アップロード後、WebブラウザでWebサイトを表示し、正常に動作するか確認します。
- 検索エンジンへの登録: Googleサーチコンソールなどに登録し、検索エンジンにWebサイトをインデックスさせます。
ポイント
- ホームページ・ビルダーには、初心者向けのチュートリアルやヘルプ機能が充実しています。操作に迷ったら、積極的に活用しましょう。
- 最新バージョンのホームページ・ビルダーは、スマートフォンやタブレットにも対応したレスポンシブデザインに対応しています。
- ホームページ・ビルダーは、プラグインや拡張機能を利用することで、さらに機能を拡張できます。