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16年目の修理屋が考える「次の一手」とは

16年目の修理屋が考える「次の一手」とは

あ、そうそう。

最近ずっと「パソコン値上げ」の話ばかり書いていて、すっかり忘れていました。今年の抱負の話。その前に、まずは昨年――2025年の振り返りから、少しだけ整理しておこうと思います。

2025年にやりたかったこと①

3Dプリンター導入は大成功

まず一番大きかったのが、3Dプリンターの導入です。

3Dプリンタで作成したPCパーツ

これはもう、個人的に言えば「大満足」の一言ですね。修理補助用の治具を作ったり、ちょっとした専用パーツを自作できるようになったことで、作業効率も考え方もかなり変わりました。

「修理屋が修理のための道具を自分で作る」これが当たり前にできる環境が整ったのは、ここ数年で一番大きな進歩だったと思っています。

2025年にやりたかったこと②

生成AI用ビデオPCは、正直流行らなかった

次に、生成AI向けのビデオパソコン。

これは…正直に言います。あまり流行りませんでした。

理由はシンプルで、GPTやGeminiが想像以上のスピードで進化したからですね。「グラフィック生成のためだけにGPUを積む」という需要が、思ったほど伸びなかった。結果として、「重たいPCを組まなくても、クラウドで十分じゃない?」という流れが、かなり早い段階で定着した印象です。

これは時代の流れなので、反省というよりは「読み違い」に近いですね。

2025年にやりたかったこと③

販売経路拡販の失敗と在庫という現実

そして一番情けなかった反省点がこれ。

塗装ブースの販売です。

塗装ブース販売

やろうとは思っていました。需要があるのも、正直わかっていました。

ただ――忙しすぎて、売るきっかけを完全に失いました。

結果、在庫を抱える。これ、商売としては本当にダメなやつです。現在も在庫は3点ほどあります。欲しい方がいるのも事実です。でも、対面で説明して、接客して、という形では、どう考えてもコストパフォーマンスが合わない。

ここは完全に反省点ですね。

リバイバルとして考えた「販売の形」

そこで考えたのが、「量産できる形」です。

量産といっても、大量生産ではありません。作る流れを固定化して、説明コストを下げるという意味です。

  • コンテンツを用意する
  • 使い方を事前に提示する
  • 欲しい人が、迷わず買える状態にする

これができれば、お客様の満足度も上がる、こちらの負担も減る、結果としてちゃんと利益が残る。この形を、2026年はしっかり作っていきたいと思っています。

2026年のテーマ①

リユース系パソコンと「根本修理」

そして、今年――2026年にやりたいこと。

一つ目は、リユース系パソコンへの注力です。買取というよりは、「捨てないための修理」「買い替えないための延命」これはずっとやってきたことですが、もう一段階深いところに踏み込みたい。

中古PCの交換したマザーボード

2026年のテーマ②

ディープな修理、半導体レベルへ

いわゆる「ディープな修理」です。

半導体、と言うと大げさに聞こえますが、マザーボード周り、電源系、制御系――このあたりですね。正直、一番難易度が高いところは、今、一番部品が高い。

だからこそ、全部を直すのではなく、「新品を買う前に、延命できるかどうか」この視点で取り組んでいきたいと思っています。

ゲームボーイアドバンスSPハンダ

16年目だからこそ、次のステップへ

気がつけば、16年目です。

・修理専門店から始まり
・出張修理をやって
・店頭中心になり
・iPhone修理もやり
・パソコン修理が増え
・今はパソコン販売が主軸

その販売が、今後鈍化していくのは、正直もう見えています。だからこそ、2026年のテーマは「よりディープな修理」ここに尽きると思っています。

技術と価格、そのギャップを埋めるために

半導体のハンダ処理、テスターでの確認。これはどうしても時間がかかります。その結果、「価格が合わない」「そこまで出せない」というズレが生まれてしまった。

ここも反省点です。

だからこそ、説明の仕方、修理のゴール設定、お客様の納得感。この3つを、今年はもっと強化していきたい。

MacBook修理も、少しだけ

最後に、本音を一つ。正直に言えば、やりたくないという気持ちはあります。

でも、MacBookの修理。「少しだけ」「全部じゃない」「できる範囲で」これも、今年のテーマの一つです。2026年は、派手なことはやらないかもしれません。でも、確実に「一段深いところ」に進む年になると思っています。

今年も、地味に、しぶとく、やっていきます。