Appleが”iPadをApplePencil”付きで販売開始!「Classroom」というiPadを管理できるアプリも発表!
Appleでは3月27日(アメリカ時間)、基調講演で先日新しい(?)iPadと教育機関で利用が出来るアプリを発表しました。これは日本の私達にとってどのような影響を及ぼすのでしょうか、今回の発表で気になった事を簡単にまとめてみました。
コスパがいいiPadの販売を開始
3月28日、9.7インチのiPadの販売を開始した様子。しかもApplePencilもセットという、なんとも太っ腹な発表には基調講演の皆が驚いた様子。
気になるお値段としては
となり、正直ApplePencilが付くと考えるならばWiFiのみの128GBモデルでも安く感じ、最近ではフリーWiFiスポットもある事からCellular版は高額である事から売れ行きはWiFiモデルに集中すると思われます。
「Classroom」で授業中の生徒のiPadを管理
iPadにApplePencilを付けてまで売り出したい理由は、「GoogleのChrome OSがアメリカの教育機関で58%ものシェアを挙げている」という記事を以前に書きました。このままではGoogleのAndroidまたはChromeBookの環境で育ったお子様は今後もAndroid端末を購入する流れとなってしまいます。
その流れを止めたいアップルとしては、今回のiPadは何よりも優先して教育機関に割って入りたいのでしょう。そこで生まれたアプリが「Classroom」という教室内の生徒のiPadを管理するツールを提供する流れとなり一般の方には必要のないアプリですが、将来を担うお子様達に「iPadは良いですよー!大人になってもアップル製品を使ってね!お願い!」という願いをかけているようにしか見えないのですが良いアプリのようですよ、これ。
ApplePencilのおかげでより直感的にお絵かきや文字を手書きで書くことができる様になった格安の新iPadですが、実施に触れたくなるほどに細かく文字やイラストが描けるそうです。以前に「文字や絵はチカラの入る筆記用具で書かないと覚えないからなっ!」と教師に教わった私ですが、こんなもの(iPad)を出されたら日本では批判をする教師やご両親がいるかもしれませんね。でも・・・筆記用具代や絵の具代がかからないんですよねー、どうします?
「Schoolwork」というソフトは授業外でも教員が管理できる
学校外でも教員が配布資料を割り当て、学生の進捗状況を追跡できるようにする「Schoolwork」。教師は、PDF文書や、他の文章等を含む配布資料を作成することが可能との事。また、すべての生徒の進捗状況を特定の課題にチェックインすることも可能だそうです。
つまり、教師が生徒の教科書やテストを配布して課題の進捗を把握するというものらしいですね。日本の教育機関でiPadでの授業が広がるかは微妙ですが、関東などの小学校では試験的に導入されるかもしれませんね。現在がベータ版となっており、提供は6月以降との事で皆さんが忘れた頃にひっそりとリリースされそうです。
・128GB(WiFiのみ) : 48,800(税別)
・32GB(Cellular版) : 52,800円(税別)
・128GB(Cellular版) : 63,800円(税別)