長かった・・・本当に長かったです。
私は長らくATOKを愛用してきましたが、ようやく先日「iOSとiPadOSがATOKによるキーボード入力」に対応しました。
ATOK [Professional] 日本語入力キーボード
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これは嬉しい限りですね、ただしプレミアムプランのみの提供となるようです。
これにより、どのような効果を生むかと言えば、iPhoneとiPadのメモやLINEなどのキーボードでの入力でATOKの変換と登録した単語や定型文が利用可能なったのです。
これは大きな進化です。これで場所を考えずにブログ記事などの文字書きを、どこでもiPhoneやiPadでATOKのキーボードを利用して執筆作業が容易になった事になります。
私のiPadの使い方は、店舗でも自宅でも「ながら」作業を目的とした使用方法ではありますが、本格的に記事を書こうとすると、文字の変換でATOKを使い慣れている事から誤字を修正してくれる機能がありますので、情けない事にこの機能にかなりの恩恵があります。
つまりMacやWindowsで使用している感覚で、iPadでも本格的な文字書きが可能になったのですよ。
iOS対応によりサブスク料金が値上げ
これで完全に全てのデバイスに対応したと言ってもいい程、ATOK対応デバイスの環境は完成したと言っても過言ではありませんが、ひとつだけ悲報があります、それはプレミアムプランのサブスクリプション契約の値上げ・・・これには驚きましたね。
【現在の月額(2022年1月分まで)】
「ATOK Passport [プレミアム]」料金改定について より引用
・ATOK Passport [プレミアム] 550円/月[税込]
・ATOK Passport [プレミアム] 1年 6,600円/年[税込]
【価格改定後(2022年2月分から)】
・ATOK Passport [プレミアム] 660円/月[税込]
・ATOK Passport [プレミアム] 1年 7,920円/年[税込]
月契約であれば110円、年契約であれば1,320円の値上げです・・・なんという事でしょう。
ATOKのサブスク契約で元が取れそうな条件
私はまだWindowsとMacとiPhoneとiPadの4台で使用しておりますのでまだ許容範囲になりましたが、ここまでの値上げとなると解約してしまう人も増えるかもしれませんね。
なにせ従来のパッケージ販売では1万円以下で購入が行えたものを年間で7,920円になるのですから(因みに製造販売元のジャストシステムはATOKのパッケージ単体の販売を止めております)。
ただ・・・サブスクリプションは全てが損になっている訳ではないんですよね。
クラウド予測変換のような付加価値や、最新OS(Windows11や随時更新されるiOSなど)やデバイスの対応にはサブスクリプション契約がうってつけな訳で、パッケージ販売は現代となっては市場のニーズとはかけ離れて偏りがちになってしまうんですよね。
無理にATOKを契約しなくても良いよ
ここで「ATOKのサブスクリプション契約」のメリットデメリットをお伝えしましたが、パソコンを日頃から使う方であっても日頃から「Googleで検索程度の利用」の方は契約するだけ無駄です。
ATOKは、とにかく「文字打ちをしている人」に特化し恩恵があるユーティリティです。あると便利ではありますが月額660円を支払う価値は「複数のデバイスでATOKを導入したい」事の条件を満たしている方だけが、このATOK Passportのプレミアムプランとなるサブスクリプションに契約をされてようやく元が取れるかな、と思いますね。