ご連絡・ご予約・アクセスはこちら

iPadとiPhone SE2が動かない?iOS26アップデート直後の実態

iPadとiPhone SE2が動かない?iOS26アップデート直後の実態

今日はiOS26及びiPadOS26が公開されたその日なのですが、早速お客様からのお問い合わせが相次いでいます。正直なところ、こういうリリース初日は「嵐の前の静けさ」ではなく「嵐そのもの」という感じでして……私のところにもいくつか気になる症状の報告が届いています。

具体的には、iPhone SE2とiPad(世代は未確認ですが)で不具合が発生。一台のiPadは完全に“文鎮化”してしまい、もう一台のiPhone SE2は1%の表示のまま再起動を繰り返しているという状況です。

いやぁ、こういう報告を受けると、アップデートの怖さを改めて実感しますね。

バッテリー交換端末での不具合

今回のケースで気になったのが「バッテリー交換歴のある端末」でした。特に正規品ではないバッテリーを取り付けた場合、iOS26にした途端に正常起動できなくなる、そんな報告がありました。

ただし、例外もあるんです。私自身、iPhone14 Proに非正規バッテリーを載せているのですが、こちらは文鎮化までは至らず、再起動や細かな不具合にとどまっています。つまり「非正規バッテリーだから必ずダメ」というわけではなく、条件次第で動くこともある。この“読めなさ”がまた怖いところなんですよね。

実際の改善事例:バッテリー交換で復旧したケース

ここでひとつ、9月18日現在で実際にあったケースを補足しておきます。iPhone SE2をお使いのお客様から「iOS26にした直後から再起動を繰り返して使えない」というご相談をいただいていました。当初は文鎮化を疑いましたが、詳細に調べた結果、原因は バッテリー内部のコントローラー基板の破損 でした。

試しに新しい(非正規品の)バッテリーに交換したところ、端末は無事に復旧しました。つまり、このケースに関しては「iOS26やiPhone SE2だから壊れた」というよりも、アップデート直後の高負荷処理によって電流が一時的に高まり、その影響で弱っていたバッテリーがショートした可能性が高いと考えられます。

このように、アップデートそのものが直接の原因ではなくても、「アップデートが引き金」となって不具合が顕在化することがあります。ですので、もし同じような症状に遭遇した場合は、バッテリー交換を一度試してみるというのも有効な手段のひとつです。

私からのアドバイス

正直、リリース当日にこうした問い合わせが複数来た時点で「様子見が正解」だと私は考えます。特にiPhone SE2については、iOS26のアップデートは控えた方が無難かもしれません。

代わりに選択肢として挙げられるのが、同日配布された「iOS18.7」。これはいわゆる安定版の位置づけで、古めの機種や非対応に近い機種(iPhone XやSE2など)にとっては、ここで“打ち止め”にするのが現実的だと思います。

私自身も、iPhone SE2ユーザーには「iOS18.7で止めておくのが良いのでは」とお伝えしています。新しいiOSにしても結局、動作がもっさりしたり予期せぬ不具合が増えるだけ……なんてことも珍しくありませんから。

まとめとこれから

今日のこの記事は、あくまでも「リリース初日の備忘録」として残しておきます。今後また新しい情報が入れば追記していきますので、興味のある方は時々見返していただければと思います。

もちろん、「自分の端末は大丈夫だったよ」という声もあれば、「うちも同じ症状が出た」という声もあるでしょう。その違いを含めて参考になれば嬉しいです。

大事なのは、慌てて最新に飛びつかないこと。ご自身やご家族・ご友人の大事なiPhoneやiPadが“文鎮”と化してしまわないように、少し立ち止まって様子を見る――これが一番の予防策かもしれませんね。

補足:文鎮化ってなに?

最後に、よく耳にする「文鎮化」という言葉について少し補足しておきます。これは専門用語ではなく俗語で、「スマホが全く使えなくなり、机の上に置いてもただの重り(文鎮)のようにしかならない状態」を指します。

具体的には、

  • Appleのロゴから進まず起動できない
  • リンゴループ(再起動を繰り返す状態)から抜け出せない
  • PCに接続しても認識されない

といった症状が当てはまります。

ただし、文鎮化=完全に終わりではありません。パソコンに繋いでDFUモードで復旧できる場合もあれば、専門の修理で直るケースもあります。もちろん、基板の故障やストレージの損傷が原因であれば難しい場合もありますが、「もうダメだ」と諦める前に相談してみる価値は十分あります。