2023年もゲーミングPC市場は益々ヒートアップ。その大きな理由としては円安で高額となったマザーボードに反してCPUは大幅値下げ。
そんな市場に振り回されている購入希望者にとっては「え?え?・・・今はどんなPCを組めば良いか分からないよ・・・」と戸惑っておられる方がいるかも知れません。
大丈夫です、どの時期でもPC選びの大事なポイントを抑えておけばコストパフォーマンス最強の構成を組む事が出来ますので、今回はその方法をお伝えします。
現状で安いCPUの対応ソケットから選出する
まず、コスパ最強のパソコン選びを始めるには「市場で値下がり出したCPUを選ぶ」事から始まり、そのCPUの対応するソケットとチップセットが出来るだけ最新のモデルを選べばOKです。
グラボはどれを選んでもほとんどのPCで使えるので後回しだよ
この記事を書いている段階では「Ryzen 7 5700X」と「Ryzen 5 5600G」が大幅な値下がりをしておりますね、今回はこの2つのCPUを狙ってゆきたいと思います。
因みにAMD製CPUでの見方は「5700」や「5600G」は5000番台と覚え、その末尾にGが記載されているものだけが「内蔵グラフィックス機能付き」となりますので、ゲームをされない方にとっては末尾にG付きのものを選ぶとコストが抑えられます。
つまりは「AMD製CPUのG付きを選べば最強コスパ」となるのですが、次に対応マザーボードのチップセット互換性を重視しましょう。
AMD対応マザーボード選びはチップセットを最重視する
例えば今回は「5600G」であればチップセットは「AMD B550」が最適だと思われますので、まずはこれを基準にマザーボードを選出します。
最適なチップセットって何が基準になるの?
安い(ローエンド)チップセットよりも中間(ミドルエンド)を狙う事だよ
因みにB550チップセットを選んだ理由は「内蔵PCI Express 4.0に対応している点と、オーバークロックに対応している点」を重視しており、AMD製CPUはソケットとチップセットにしていればインテル製よりも幅広い互換性を保っている事から、人気を博している理由になります。
その中でB550チップセット対応のマザーボードでは以下のモデルが最適です。
メモリは容量よりも規格でケチらない事
ここまでCPUとマザーボードが決まった段階で大事なものとしては対応している「メモリ」を選出するのですが、メモリ選びの基準はオーバークロック(負荷をかけて速度を上げる処理)をしない場合であっても最低水準の規格を選ばない事が大事です。
最低水準のメモリ規格を選ばない方が良い理由は?
速度が遅くなるからだよ
例えばマザーボードがB550M Phantom Gaming 4の場合、Ryzen5 5600Gを選んだ際には以下の規格が対応している事になるのですが、オーバークロックをしないのであれば「3200」という規格をオススメします。
そうなれば選ぶべきメモリは「PC4-25600(DDR4-3200)」となりますので以下のクルーシャル製メモリが現状最適で、しかも最安値で狙う事が出来ました。
今回はコストパフォーマンス最強構成で選出しましたので、GPU性能は蔑ろにしてしまいましたが、電源ユニットとケースを入れても5万円以下の構成でPCが組めてしまう事になります。
Ryzen5 5600Gの大幅な値下がりで、最強コスパのPC構成が選出できましたが「いやいや、もっとお得なPC構成があるよ?」と思われる方がいるかも分かりませんが、新品のパーツで構成する事と、信頼のあるパーツメーカーのモデルで選出すれば数千円程度の増額はケチってはいけないと思います。
次回は「コストパフォーマンス最強のグラフィックボード搭載のPC構成でも考えてみようかと思います」
PC選びはグラボから始めないの?