ここ最近ではWindows搭載パソコンで「メモリエラー」もしくは「カーネルエラー」なるものが出てしまい、結果として起動しなくなったりブルースクリーンによる再起動を繰り返す症状が増えた気がします。
これらはPCに搭載されているメモリもしくは記憶媒体(HDDやSSD)となるのですが、特定箇所の判断が微妙に難しい事から、順に検証を行う必要があります。
私がお見受けしたパソコンでは結果としてメモリスロットのショートと、SSDの破損が確認できましたので生きているメモリのスロットだけ差し込み、SSDは交換という流れとなりました。
パソコンの電源を入れたまま放置はNG?
では何故、このような現象が増えてきたのか?と考えると、最近ではパソコンの電源を入れたまま放置される方が格段に増えている、という事になりそうです。
これは過去にも記載した記事の内容で特定の時間を利用するとSSDが動作不能になってしまうバグのようなものが存在するのですが、本件が交換を行う前のSSDでは5000時間でショートしておりました。
つまりは累積時間よりも連続した稼働時間にもSSDに悪影響を及ぼすのではないか?と推測しますが確証は取れておりません。
とは言え、SSDも最近では円安の影響であったとしても手に入りやすい価格となっている事から、故障が起きる前に交換を行う事が金銭面的にも容易となっている事からご自身の利用環境によっては容量をアップデートしても良いかもしれません。
SSDはハードディスクと異なり突然死するケースが多い
本件でお伝えしたい事は、物理的にプラッターに書き込むハードディスク(HDD)の時では連続稼働を行っても問題は差ほど影響しませんでしたが、SSDのようなNANDチップに書き込む媒体では「稼働時間=確実に寿命が縮まっている」と感じて頂ければと思います。
何故ならば、クリスタルディスクインフォのようなユーティリティでSSDの健康状態を確認して「正常」とのステータスが返ってきたとしても、一部のNANDチップに書込が行えないなどの問題が起こっていても「正常」なのです、これって不思議ですよね。
これには理由があり、問題無く読み込める事を「問題なし」と進めるOS(Windowsなど)は起動こそ行えるものの、特定のファイルを書き込むとエラーとなりブルースクリーンとなります。
つまりは難しい事を考える前に、SSDの場合は一度交換を行った方が良いかも?と思うのです。
もし、同じような症状でお悩みの方は試しにリカバリーディスクなどでOSを再インストールしてみてください。その際「領域の解放」ができなかったり「OSのインストールに失敗」した場合は間違いなくSSDがご臨終となってしまっていますので即交換、という事だけ覚えておきましょう。