現代では様々な外付けメディアが販売されておりますが、「パソコンの中に入っている大事なデータをバックアップしよう」と思われ、家電量販店でずらりと並んだ記憶媒体をご覧になられた際に、一体何を選べば良いのかお悩みになられてしまう方が多いと思います。
今回はその媒体で主流となるUSBメモリ、SSD、HDDの3種類がどれが一番適しているかのご説明を行いたいと思います。
USBメモリは手軽さがウリなだけ
教員の方や会社員の方で最も多くご利用されていると思われるのはUSBメモリかと思われますが、その理由としては《持ち運びやすさと扱いやすさ》が群を抜く存在である事。
ただそれだけで、耐久性はあるものの静電気で一撃でチップが破損しますし先端のUSB端子が折れると昇天します。
ポイント
USBメモリを保存用としてかんがえるのであれば「複写」として考える事。大事なデータを保管するのであれば必ずパソコンにからは「コピー」であって「移動」はしない事が大事!
私的にUSBメモリの用途は「OSのインストールディスク」としか考えておらず、大事なデータを保管する事は考えておりません。
SSDは衝撃に強いだけ
近年ではSSDを記憶媒体として扱いやすい時代となりました。この媒体の最大のメリットはUSBメモリ同様に衝撃耐性があり大容量モデルが選べる事にあります。
ですがこれも半導体に記憶させている媒体ですので、静電気や接触不良によって簡単に破損してしまいますので注意が必要です。
ポイント
SSDはUSBメモリに比べて大容量ではあるが、総書込回数が有限である事、高温や低温な環境に適さない事を覚えておくこと
私的には外付けのSSDを購入した事がありません。立ち位置が中途半端だから、というのが理由となりますので、常に100GB前後のデータを持ち運びたい方には適していると思いますが、その需要はごく一部だと考えます。
HDDは大容量向けで衝撃に注意
最後のにHDDですが、定番であり歴史的にも一番古い規格となりますが、最大のメリットは大容量という事だけではなく、データ復元の成功確率が格段に高い事から現代でも採用されている理由のひとつです。
ですが、衝撃に弱く落としてしまうと一撃で昇天する可能性がありますので、持ち運ばない用途で考えられるのであれば一番コストパフォーマンスの良い媒体です。
ポイント
HDDの最大の欠点となる落下などの衝撃を除けば、一番オススメ出来る媒体ではありますが、頻繫にUSB抜き差しする行為は上記の媒体同様に慎重に扱われる事を推奨
私的には「バックアップといえばHDD」と考える程までに利用しており、その用途は復元したデータの保存先や日頃から蓄積する貴重なデータを保管する媒体として、万が一消えてしまっても復元が行いやすい事から今後も第一優先として選択を行う予定です。
と、この3種類をご覧になられてどう思いましたでしょうか?「それならHDDかな」や「気軽に使えるUSBは危険なのかー」など、様々な捉え方があると思いますが、小さな知識でも押さえておくことで万が一のデータ損失に備えて媒体選びだけは妥協のないように心得ておきましょう。