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Rocket 2230 NVMe 4.0 1TBをSteamDeckに換装してみたら標準よりも1.5倍の速度に!!

Rocket 2230 NVMe 4.0 1TBをSteamDeckに換装してみたら標準よりも1.5倍の速度に!!

やっと到着、長かったですね。
晴れてRocket 2230 NVMe 4.0の1TBが私の手元に届きました。

これ程までに時間がかかったのは米Amazonで注文したからであって、国内でも注文可能ではありましたが価格が高額であった事から待つことにしました。

なにせ、米Amazonでの販売価格は164ドルで当初の為替レートでも22,040円、国内よりも約4割引で購入出来た事になり、発送連絡から到着までは15日程度でした。

米Amazonから届いたRocket 2230 NVMe 4.0 1TB
注文したのは2022年12月22日で発送されたのは1月12日

しかし米Amazonの簡易包装もプチプチ入りビニールだけと、かなりお粗末でした。よくこれで破けずに到着しましたよ。唯一安心したのが配送がロサンゼルスの段階でヤマト運輸に切り替わった事、この段階で確実に届くと確信出来ました。

アメリカのAmazonでの包装
米Amazonの梱包はこんな感じ

因みに左が既存のNVMeで、右が今回の「Rocket 2230 NVMe 4.0 1TB」。シールド加工がされている事から少しだけ膨らみがありますが、機体への装着には影響はなさそうです。

Rocket 2230 NVMe 4.0と既存のSSD

これをSteamDeckにサクッと換装、へたなノートパソコンよりも遙かに簡単に交換が行えるのはありがたかったです(後日、交換手順を掲載します)。

Rocket 2230 NVMe 4.0 1TBへのSSD換装

装着後は無事に「Rocket 2230 NVMe 4.0 1TB」がSteamDeckで認識した様子、初期不良も無く一安心の瞬間です、良かった良かった。

Rocket 2230 NVMe 4.0 1TB認識

そこで最も気になっていたベンチマークソフト「CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)」での測定を行って見たいと思います。

SteamDeck既存SSDのベンチマーク結果

まずは既存のSSDのベンチマーク結果を見てみましょう。

SteamDeck標準SSD

SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 2366.436 MB/s [ 2256.8 IOPS] < 3541.24 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 1373.233 MB/s [ 1309.6 IOPS] < 762.70 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 433.400 MB/s [ 105810.5 IOPS] < 292.72 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 54.846 MB/s [ 13390.1 IOPS] < 74.38 us>

[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 1447.549 MB/s [ 1380.5 IOPS] < 5756.19 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 1441.175 MB/s [ 1374.4 IOPS] < 725.03 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 277.543 MB/s [ 67759.5 IOPS] < 469.82 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 175.445 MB/s [ 42833.3 IOPS] < 23.10 us>

Profile: Default
Test: 1 GiB (x5) [C: 56% (133/238GiB)]
OS: Windows 11 10.0 Build 22621

決して遅くはないと思いますが、焦点は「Rocket 2230 NVMe 4.0 1TB」がどこまで高速なのかが気になる所ですね。

Rocket 2230 NVMe 4.0のベンチマーク結果

そこで同じ環境で「Rocket 2230 NVMe 4.0 1TB」を測定してみた結果、驚くべきスコアを叩き出しました。

交換したSSD

[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 3674.425 MB/s [ 3504.2 IOPS] < 2279.13 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 2496.183 MB/s [ 2380.5 IOPS] < 419.63 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 438.616 MB/s [ 107084.0 IOPS] < 289.27 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 66.102 MB/s [ 16138.2 IOPS] < 61.69 us>

[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 3437.964 MB/s [ 3278.7 IOPS] < 2429.73 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 2893.737 MB/s [ 2759.7 IOPS] < 361.83 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 286.083 MB/s [ 69844.5 IOPS] < 443.55 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 163.118 MB/s [ 39823.7 IOPS] < 24.80 us>

Profile: Default
Test: 1 GiB (x5) [C: 3% (32/953GiB)]
Mode: [Admin]
Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec
Date: 2023/01/26 18:31:44
OS: Windows 11 10.0 Build 22621

なんと、SEQ(シーケンシャル)スコアでも155.3%アップし、他のスコアでも大差となりっている事から、これは何というか・・・・驚きましたね、ここまで違うとは思いませんでした。流石「Rocket 2230 NVMe 4.0」!!

結果、Rocket 2230 NVMe 4.0の圧勝!!

3D TLC(トリプルレベルセル) NANDチップを採用しているという事だと思いますが、ここまで「Rocket 2230 NVMe 4.0」が高速だとは予想以上の結果をもたらしました。

まさか全てのスコアが大きく上回るとは・・・

Windowsの起動速度はもちろん、SteamOSでも無論サクサクと動作します。既存容量が250GBのモデルを購入しましたが、やはり1TBが欲しかった事もあって一粒で二度美味しい結果となって個人的には大満足。

これで私のメインPCよりもSteamDeckの方がストレージサイズが大きくなってしまった事で、今後はゲーム専用マシンとしてだけではなく、様々な用途で利用してゆきたいと考えております!!

因みに「Rocket 2230 NVMe 4.0」の1TBでは国内での販売も再会されたようなので、気になる方は是非チェックですよ。

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