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サポート詐欺により70万円以上の被害となってしまった実例

サポート詐欺

8月某日、お客様からサポート詐欺にあたる被害に遭われた方からのご相談を頂き、ヒアリングと処置を行いました。このようなご相談に関して、最新の詐欺行為の手口を把握する事で抑制する事を意図として実例をお伝えしたいと思います。

現代においてもiTunesギフトカードを要求される

本件の被害では、定番となるエラー画面がWebブラウザで表示され、画面に表示されている番号に電話での連絡を行う事で詐欺被害が発生します。

電話をしなければ被害に遭わないのですが、ここで電話をしなければ解決しないという心理的要因が生まれます。

電話口で、相手はMicrosoftのセキュリティ担当者と名乗ります。そうではない場合でおいてもウイルス駆除の担当者として名乗り、「証拠を見せて」と言った場合においても用意周到に偽造された証明画像を、後にリモート操作中に転送されてきます。

具体的な手順としては「遠隔操作でウイルスを除去をする」や「そのウイルス対策ソフトの価格は8万円」と述べ、支払いに関してはiTunesギフトカードを要求。

遠隔操作に関しては簡易的なURLを指示され、インストール作業を被害者に設定させます。この段階で相手はPC内の情報全てを手に入れることが可能となり、後に本物のウイルスを転送させられる事で永遠と金銭を請求される事になります。

指示される事はメモ帳などに、ローマ字で描かれた英字で「soukinnfumei(送金不明)」などの打ち込んだ文章で人力のステータス表示を被害者に見せる事で更なる不安を煽られます。

このメモ帳に「お名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」などを記入するように指示がありますが、連絡先やアカウント情報を奪う行為ですので絶対に入力はしない事です。もしも詐欺グループ側がPC内の情報で入力を勝手に行っている場合については、PCの電源を速やかに切る事をオススメします。

また、このような作業を行っている際に作業グループ側が「こちらで作業をおこなっておりますのでiTunesギフトカードを今すぐ購入して来て下さい」などの指示があるようです。これは本人が不在の状態にする事で、PC内部の情報を奪い、脅迫を行う材料を与える事になります。

遠隔操作をされている時は絶対に画面から目を離してはいけません

このカードの番号は使えない、という嘘

本件の被害者はiTunesギフトカードを70万円程度を購入したそうです。何故、このような額になるまで金額が増えるかと言えば、「このカードの番号は使えない」「使えないカードです」などと伝えられ、実際には有効な番号であるにも関わらず何度も購入させられる事にあります。

つまりは永遠にiTunesギフトカードを支払い続けられる被害に発展してしまう事が一番の被害であり、判断能力が低下している時に最も陥りやすい手口となります。

電話をかけてはならない、遠隔操作をされてはならない、このような記事は多々ありますが実際に被害に遭われた方にとってはその後の対処が必要。

このような被害に遭われた方は必ず最寄りの店舗に電話でのアドバイスをもらうのではなく、店舗に出向きパソコンを診断される事を強くオススメします。遠隔操作をされているパソコンでインターネットを接続して修正を行って頂く事は自滅行為でもありますので、必ずオフラインの環境で検査をして下さい。

今後も進展があれば記事を書き続けたいをと思いますが、そもそもこのサポート詐欺の情報を公開する意図としては、以下の内容が理由となりますので一読して頂けると嬉しいです。

サポート詐欺と ウイルス疑いに関する 相談事に基づく ガイドラインの策定
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