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中継機を利用して2拠点それぞれにメッシュWiFi環境を設置してみた

2拠点でメッシュWiFiを設置してみた

どの拠点でもメッシュWiFi環境にしたい

モノが進化すれば利用される方の考え方も大きく変わるもの。今までは家庭用ルーターに付属していたWiFi環境を設定したり、市販のWiFiルーターに繋ぐだけで一つのサービスとしてサポートしておりましたが、利用される方にとって身近になったWiFiは、今や最新の技術で繋がらなかった場所までも繋げられるようになりました。

今回は「WiFiを中継したい」ご依頼があった事でしたが、近代のWiFi技術で簡易になった「中継」となる環境に更に中継を挟む事で二拠点で一回線の環境でWiFiを通信できるのか、これらはちょっとだけご説明がややこしくなることから、事前に情報を蓄えた状態でまとめてみたいと思います。

メッシュWifiに更に中継機を使う

今回のご依頼は、「メッシュWiFiから中継機を介して、更に別拠点でメッシュWiFiを繋ぐ」というもので、お客様の情報では一部のIPアドレスを変更しなければ通信が行えない事から、これらの環境設定をご依頼を頂いた訳です。

メッシュWiFiとは?
複数のルーターをひとつに組み合わせる事で、電波が届きにくい環境を補う規格です。

まず環境としては以下のメッシュWiFi2点と中継機2点、実際の中継機はCP510という機種なのですがほぼ同等です。これを宅内と宅外で中継機を使って接続を行うのですが、これは考え方によっては容易に環境を設定できる事がわかりました。

TP-LINK CPE210 WLAN access point
Polycom

まず、同一セグメントの環境の方が圧倒的に便利になるのですが、今回は別拠点ではインターネットだけ出来れば良いとの事で、今回は親元の光ルーターから直接中継機の親を設定して、子機となる中継機はそのまま別拠点でWiFiを接続するだけ。

つまり
光回線 -> 中継機(親) -> 中継機(子) -> メッシュWiFi(別拠点)
という内容で、親機側のメッシュWiFiは別セグメントで使用しました

これだけで完了なのですが、もしメッシュWiFi環境を同一セグメントにしたいのであれば、メッシュWiFiを双方でWAN側とLAN側で同じセグメントのIPアドレスに設定し、中継機のIPアドレス固定から自動取得にとして割り当てればいいだけです(お手間はかかります)。

メッシュWiFiの魅力は宅内のWiFi環境を複数台で補う規格ですので、2拠点で疑似メッシュ環境を構築するという意味ではなく同一セグメントに徹すれば容易に設定は可能だと思われます。

最後に肝心な事を一つ、中継機は個々に設定が必要ですので、パソコンと中継機を直接LANケーブルを接続して固定IPアドレスで設定しますのでスマホだけで設定は不可能でした。もしパソコンなしで設定をお考えの方は諦めて下さいね。

中継機の設置はとても面白かったです
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