先日パソコンの設定でお伺いした際に、お客様からちょっと変わったご相談があり「妻に先立たれ、子供は東京にいるのですが、今後私の身に何かあった時にどうすれば良いのか」との事。
誰もがいつかは直面する現実として、病気や介護だけではなく《お一人》としての人生も歩まなければならない状況は私にとっても避けて通れないお話ですので、私なりに考えてみました。
最近では電気ポットに電源を入れれば登録している方にメールを送信するというサービスがありますが、外出先や深夜の就寝中など緊急時には対応できない事を考えるとこのサービスは便利ではありますが現実的ではない。
しかも利用料が一日あたり約100円・・・ちょっとポットだけに対してはコスト高すぎな気がします。
現実的に一番ベストな方法を考えれば、最近私が購入したApple Watch SEが活用出来るのではないか?と考えたんですよね。
つまりはウェアラブルウォッチを着用するという事。
Apple WatchはiPhoneとの相性が良く、Androidスマホとの相性はGoogle Pixel Watchが良いと考え、この2機種の利点はなんと言っても転倒時や心拍数の低下によって登録している相手先、もしくは救急サービスに連絡を送る事が出来ます。
超高齢化社会という事もあり日本では6割が60歳以上の時代となった事もあり、支える側よりも支えられる側が少なくなっている現代では、スマートフォンとウェアラブルウォッチを着用する事は導入コストとしては高額かもしれませんが、健康をお金で買える時代としては投資すべき必須のガジェットなのではないか、と考えます。
またウェアラブルウォッチは《一日あたり》の費用などは発生しません。時計とスマホはBluetoothで連動して、スマホの通信機能で送信するだけ。これにより装着するだけでお薬の飲み忘れを防止したり、血圧や血糖値が高めの方にとって必要な運動についても全て記録し送信する事が可能なのです。
例えば、私は毎日10,000歩程度の運動を行っておりますが、Apple Watch SEを装着しているだけで勝手に記録してくれています。
また、心拍変動も随時記録されており、日々の状況を身内と共有する事が出来ますので、相手に毎回生存確認のLINEをお送りする必要もありません。
そして睡眠を取られる際でも、ウェアラブルウォッチを装着しているだけで、眠りの状態も相手に共有する事が可能、これにより何もしなくても「しっかり眠れているな」と共有相手に安心を与える事にもなります。
これらが自動で共有してくれると知れば・・・少しだけ興味が出てきませんか?
もちろん相手に伝えるだけの時計ではありませんので、スマートフォンで自身の健康状態を管理出来る事から、より詳細の情報をスマートフォンに集結させる事で医師にも身内にも伝えやすい環境を構築する事が可能。
また唯一管理出来ないのは《体重と体脂肪率》などの身体の重量を計る機器に関しても、BluetoothかWi-Fi環境があれば容易に管理が可能。
私は以下の体重計を購入しましたが、乗るだけで自動でスマートフォンのアプリに記録している事で、運動した結果が体重に反映された数値を一目で判断出来る事でこの数値も家族に共有しております。
息をして、食べて、歩いて、寝る。
その日常的な様子を時計とスマホで自動管理される事に違和感を感じ「プライバシーの侵害だ!」とお怒りになられるのは、これをお読みになられている貴方がまだ若いから。
独身の方が増えているとのニュースが日々報道されておりますが、唯一不安なのは《その場で何かが起きた時》であり、その問題はある程度は自力で発進が出来る時代になりました。
もしあなたが心筋梗塞や脳卒中などで身動きが取れなくなった時があったとしたらどうします?もしそれが電車の中であったとしたら・・・とちょっとだけ考えてみてください。
そのようなときに、ウェアラブルウォッチを装着している場合はダイヤルを連射するだけで大きな音を鳴らすSOS機能も備わっている事から、自身にとって少しだけ不安な毎日をお過ごしの方は今すぐにでも導入すべきかと考えます。