iPhoneの電源が入らない理由と対処方法
iPhoneの電源が入らなくなった実例から対処方法を知る
最近お問い合わせが最も多い内容で、iPhoneの電源が入らない状態になってしまう症状として様々な対処で復活を遂げたケースがあります。今回はそれらの解決ができた例と理由をお伝えしたいと思います。
ケースその1 iPhoneの充電中に電源が切れた
お客様がiPhone充電中に突然電源が落ちてしまい、その後に再起動の処置(ホームボタンを押しながらスリーブボタンを長押し)を行っても反応せずという症状、これらの原因は本体基盤かバッテリーのいずれかに原因があり、このiPhoneに関してはバッテリーの交換で復活しました。これは経年劣化したバッテリーのプラグを差し込んでいるとドックコネクタで通電を行っても起動しないという現象でした。
診断から修理に要したお時間は15分。
ケースその2 iPhoneを落としてから画面がつかない
お客様がiPhoneを落下してから数時間後に画面が真っ暗になったとの事で、これは以前に書きましたブログの「iPhoneを落として画面が真っ暗で映らなくなる原因」という症状と同じことから、液晶パネル交換で改善されました。これは「落下させた」という事実がある事から比較的原因が特定しやすい事から民間の修理屋さんでは真っ先に「液晶パネル交換を交換しましょう」というご提案を頂けると思います。
診断から修理に要したお時間は25分。
ケースその3 なにもしていないのに突然電源が落ちた
お客様からの情報で「何もしていないのに突然iPhoneの電源が入らなくなった」との事。分解を行ってみると水没痕があり、お客様曰く「以前雨の中でiPhoneを使用していた事があったがそれは1ヶ月も前の事で問題なく利用が出来ていた」との事です。これらはデジタイザケーブルがサビで腐食していたことが原因で時間が経つにつれてケーブルが断線したと思われます。証拠にケーブル周りは濡れてから乾いた跡があり、白い粉のようなものがびっしりと付着していました。これも液晶パネル交換で改善できました。
診断から修理に要したお時間は30分。
まとめ
大まかに言えば液晶パネルのデジタイザケーブルの断線かバッテリーの劣化が原因のほとんど、という事になります。逆に考えれば水没や落下が無い状態で電源が入らない場合は本体基盤の損傷と考えても良いかもしれません。まずは諦める前にお問い合わせ頂けましたらヒアリングを行い診断の有無をお伝えしますのでお気軽にご連絡くださいませ。(遠方の方でもご郵送でご対応しております)