QQ国際版からログインできなくなった?
最近Windowsパソコンのアプリケーションソフトの「QQ international」にログイン出来なくなったとのご相談がありまして、今回はこの問題を調べてみましたので記事にしようかと。
まず「QQ」とは、中国のテンセントという会社が運営している非常に人気を誇るコンテンツだそうで、日本で言えば「ヤフー」のようなポータルサイトを運営しており、そこで提供しているのがこのインスタントメッセンジャーでその国際版が 「QQ international」という訳です。
では、このQQに日本国内でログインが出来なくなった理由を調べてみると色々な事が分かりました。
QQのログインには電話番号認証が必要
まず、最近はQQのログインを行うには電話番号認証が必須となったそうです。更に確実に認証を行える様にするには「QQのスマートフォン用アプリを入れれば簡単かも?」とネットの声が挙がっておりましたが、ここで問題が起きたようです。
QQ日本版
Tencent Technology (Shanghai) Co., Ltd無料posted withアプリーチ
電話番号認証は国際電話ではSMSが届かない
2021年10月以降、スマートフォン用アプリの「QQ日本版」では低評価のコメントが飛び交っており、「電話番号認証が行えなくなった」や「電話番号を入力したのにSMSが届かない」との事。
また、既存のユーザーでも電話番号認証が行えないのでログインが出来ない事から、既存のアカウントに電話番号認証を行いたくてもSMS(ショートメール)が届かない状況となっているようです。つまり、今回の問題は認証が行えないのでログインが出来ないという詰んだ状況となってしまったようですね。
電話番号認証を行うには中国のSIMが必要
ここで日本の電話番号認証は中国では国際電話扱いとなってしまうのですが、この国際電話経由ではSMSが届かないのが現状となっており、解決するには中国で契約したSIM(電話番号)でSMSを利用しなければログインが出来ないのです。
QQでログインするには代行業に頼るしかない?
そこで調べてみると、今回の電話番号認証を代行を行っている業者が現れたそうです。
気になる代行手数料ですが、平均1,000円前後とリーズナブルなものの電話番号を継続利用する必要がありますので、毎月の携帯料金を支払わなければならないとの事ですので、致し方ないとしても現実的ではない気がします。
また、認証後に数ヶ月を利用したら解約を行う事を推奨とされておりますが、その後に認証を求められる事があればこれを繰り返さなければならないリスクもありそうです。
中国ではWeChatが主流に
ここまで「QQ international」がログイン出来ない問題を挙げておりますが、そこまでこのアプリがログインできない事を無理に足掻く必要はないかもしれません。
テンセント社は既に発展型となるメッセンジャーが登場しており、それが「WeChat」と呼ばれる現在では不動の人気のSNSです。
WeChatはQQとほぼ同一の機能が備わっておりますが「QQはプライベートで」利用されることが多いらしく、「WeChatは仕事用として」利用されることが多いとの事。唯一の違いは決済方法がQQは「QQ Wallet」でWeChatは「WeChat Pay」との事です。
因みにWeChatの中国内の月間アクティブユーザー数は2021年で9.9億人、一方QQの月間アクティブユーザー数は6.4億人だそうですが、共にテンセント社が提供するツールですので競合があっても困らない様子。
またWeChatは全世代で利用されているのに対し、QQは24歳以下の利用者が多く30代以降はほとんどがWeChatに移行しているとの事ですので、中国ではWeChatが主流となりつつあるのは決済の利便性とビジネス目的での利便性がQQを衰退させているのだと考えます。
気になるのはWeChatが簡易的にログイン出来るかどうかですね
WeChatの認証はFacebook認証でも可能?
これ程までに中国で人気となったWeChatですが日本国内でも利用者は多く、導入はスマートフォン用アプリで簡単に導入が行える様です。
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一説ではFacebookやAppleなどで認証と登録が行える様ですが、初回の登録ではやはり電話番号認証が必要なようです。
このWeChatのスマートフォン用アプリのインストールから登録と、Windows版のアプリケーションの導入方法に関しては次回の記事でご説明したいと思います。
QQ使えないならWeChatに変えちゃいましょうよ
つまり、QQは国内で使えないという事ですよねぇ・・・