2023年を締めくくるこの12月中旬、ノートパソコンで唯一話題となりそうなのがこの商品。以前の記事にも書いた【ドン・キホーテが新製品「MUGAストイックPC5」を発表！コストパフォーマンスと最高スペックを追求】が発売されましたね、今回はこの商品を改めてご紹介したいとおもいますので、これは買いですから騙されたと思って一読してみてください。
驚安価格で高性能を実現した『MUGA ストイック PC5』
ドン・キホーテが、オリジナル商品ブランド【情熱価格】から、驚きの低価格で高性能(？)なノートパソコン『MUGA ストイック PC5』が発売されたそうです。
価格は税込43,780円という脅威の価格で、全国のドン・キホーテ系列店舗で数量限定販売との事で手に入れられなかった方はごめんなさい、との事ですので興味のある方は早めに購入をオススメします、ホントに。
エントリーモデルを変革する「Intel N100」
今回の新モデル『MUGA ストイック PC5』の注目すべき点は、その心臓部に搭載されている「Intel N100」。これは2023年1月に発売されたCPUで省電力設計ながらデスクトップ版Core-i5の第7世代と同等の性能を発揮します。
因みにIntel N100シリーズはエントリーモデル用のCeleron、Pentiumシリーズを統合した新ブランドですので「え？もうCeleron出ないの？」と思うかも知れませんが、はいその通りです。もう時代はN100です、何度も言いますが時代はN100ですよ。
一般的な用途に最適な性能
本製品のスペックであれば、一般的な事務作業、インターネットの閲覧、動画視聴、文書作成、メール、ウェブサイトの閲覧、事務処理アプリの利用などに十分対応可能。また、プログラミング学習や小規模な開発、Zoom会議などのオンライン通信にも適していると言われますが、ゲームには不向きと覚えておきましょう。
あくまでもYouTubeを観る程度、Excelで編集する程度、とお考えの方向けですので過度な期待はしてはいけません。妄想を膨らませ「俺はこれでFortniteで遊ぶぜ！」なんて、お考えの方はネタではなく本当に痛い目に遭いますので選択肢には入れないように。
因みに購入された方のポストを拝見すると、外装はこんな感じだそうです。ACアダプターが中華っぽくてたまりませんね、この辺りは進化は見られなかったようです。
「え！8GBなの？」と思う人もいれば「え！8GBしかないの！？」と思う人もいるかもしれませんが、通常利用として考えるのであればWindows11は起動時にメモリを4GB分消耗しますので、残りの4GBで利用を考えるのであれば妥当なラインです。
という事で、皆様が最も気になるスペックは以下の通りなので、しっかりとご確認下さい。
商品概要
- サイズ: 323.4 × 219.9 × 19.9mm
- 重量: 約 1460g
- OS: Windows 11 Home
- CPU: Intel Alder Lake N100
- メモリ: LPDDR5 8GB
- ストレージ: 256GB SSD
- 価格: 39,800 円（税込 43,780 円）
個人的には買い、だけど？
ここまでのざっくりとしたご説明となりましたが「で、これは買いなの？」と考えると、本当に難しい。過去のドンキPCでは慶安という中国メーカーの商品を採用していた事で、基板の電源が弱い事が多くの方から指摘されておりました、もちろんそれだけではないツッコミが多いのがこのMUGAシリーズとなるのですが、個人的には「サブ的な位置付けであれば買い」と考えます。
これはお世辞にもハイスペックではありませんので、あくまでも値段以上の性能として考えるべき。なにせ税込みで4万円ちょっとですので、一昔前であればほぼ動かないであろうCeleronの最下級モデルが今作でようやくマシになったレベルである、という事です。
パソコン好きであればいわゆる「ネタ枠」的なポジションとなりますが、そのネタと言われてもサクサクと動き、Androidタブレットでは到底不可能な作業を全てWindows11が行えるという利点を考えればこの年末にちょっとしたご褒美として考えるのであればアリな機種かと。
耐久性としては毎日利用するとして3年持てば良い方で、5年使える人がいたとすれば「奇跡の連続」だと思って大事に利用していただければ、と思うのです。現代のPCは、以前に比べてマザーボードに埋め込まれてコストカットを果たしておりますのでこの辺りの最低限の知識を控えていただければ身の丈に合った、というよりも5年ベースで買い換えるという心構えで10万円以下のノートパソコンを使う事をおすすめしたい、と最後にアドバイスさせて頂きます。
修理代の方が高く付く、現状のノートパソコン市場はこんな流れとなっておりますので参考にして、購入をお考えくださいねー。
参考 : 株式会社ドン・キホーテ プレスリリース より
