
「LINEのトーク履歴を間違えて削除してしまったんですけど、なんとか戻せませんか?」——当店(苫小牧のパソコン修理店ピシコ)に寄せられるスマホ関連のご相談の中で、実はこれが一番多いと言っても過言ではありません。
先日もこのご相談でご依頼をいただいたばかりですし、このテーマの記事は過去にも何度も書いてきました。それだけ「LINEのトーク履歴を消してしまった」という悩みを抱えている方が多いということなんですよね。ご自身で誤って消してしまったケースもあれば、第三者から「復元してほしい」と頼まれるケースもあります。
そこで今回は、多くのご相談をいただく「LINEの削除したトーク履歴を復元するアプリ・ソフト」に絞って、選び方から実際の使い方まで、修理店の立場から解説していきます。
そもそも削除したLINEのトーク履歴は復元できるのか
まず大前提からお伝えします。LINEはメッセージをサーバー上に保存しない仕様なので、「LINE公式に問い合わせれば復元してもらえる」という方法は残念ながら存在しません。削除した瞬間から、公式ルートでの復元は基本的にできなくなります。
ただし、以下のいずれかに当てはまる場合は、復元できる可能性が残っています。
- iCloud(iPhone)やGoogleドライブ(Android)にバックアップが残っている
- iTunes(PC)にバックアップを取っていた
- バックアップはないが、端末内部にデータの断片(キャッシュ)が残っている
このうち、バックアップがない場合の最後の頼みの綱になるのが「復元アプリ・ソフト」です。この記事の本題はここになります。
LINE復元アプリの選び方|失敗しない3つのポイント
ネットで検索すると復元アプリはたくさん出てきますが、正直なところ品質はピンからキリまでです。当店が現場で色々試してきた経験から、選ぶときに見るべきポイントを3つに絞ってお伝えします。
一番重要なのがこれです。買ってみないと復元できるか分からないソフトは、正直おすすめできません。購入前に無料でスキャンして、復元できるデータが残っているかプレビューで確認できるものを選びましょう。「確認してから買う」が鉄則です。
そもそもバックアップがあれば公式の方法で戻せることが多いです。復元アプリの出番は「バックアップがないとき」なので、バックアップなしで端末を直接スキャンできる機能があるかどうかが重要になります。
iOS専用・Android専用のソフトも多いです。両対応のソフトを選んでおくと、機種変更したときや家族の別端末でも使えるので便利です。日本語対応かどうかも念のため確認しておきましょう。
LINEトーク履歴復元アプリ・ソフトおすすめ比較
上記のポイントを踏まえて、代表的な復元ソフトを比較しました。当店が実際に検証したものを中心に、特徴をまとめています。
LINE専用の復元ソフト。トーク履歴だけでなく、保存期間が切れた写真・動画・ファイルまで幅広く対応しています。無料でダウンロード・スキャン・プレビューまでできるので、「復元できるか確認してから購入」ができるのが最大の強みです。バックアップがなくても端末を直接スキャンでき、初心者でも3ステップで操作が完結します。今回の記事では、このソフトを実際に使って検証しています。
iPhone全般のデータ復元に強いソフト。LINEに限らず写真・連絡先・メッセージなども復元できます。LINEデータの復元とバックアップの両方に対応しているのが便利ですが、iPhone専用である点は留意が必要です。
LINEデータの復元に特化したソフト。誤削除・初期化・故障など様々な原因に対応しています。無料版ではスキャンまでが可能です。
おすすめNo.1「UltData LINE Recovery」を実際に使ってみた
ここからは、当店が一番おすすめするUltData LINE Recoveryを実際に使って、インストールから復元までの流れを解説します。
無料でできること/有料が必要なこと
| 機能 | 無料版 | 有料版 |
|---|---|---|
| スキャン(端末の解析) | ✅ できる | ✅ できる |
| データのプレビュー(確認) | ✅ できる | ✅ できる |
| データの復元(保存) | ❌ できない | ✅ できる |
「残っているかどうかの確認までは無料」で、実際に復元して保存するには有料ライセンスが必要です。まず無料で確認し、目的のトークが見つかってから購入を判断すれば無駄がありません。30日間の返金保証もあります。
使い方:インストールから復元まで
公式サイトから実行ファイルをダウンロードして起動します。言語を「日本語」に選び、利用規約に同意してインストール先を確認したら、あとは画面の案内通りに進めるだけです。
完了したら「完了」を押してソフトを起動し、メイン画面から「LINEデータの復元」を選択します。
画面上の鍵マークから、購入時に届いたメールアドレスと登録コードを入力します。無料版のままスキャンとプレビューだけ試すことも可能です。
iPhoneをUSBケーブルでPCに直接接続します(USBハブ経由は失敗の原因になります)。「このコンピューターを信頼しますか?」と出たら「信頼」をタップしてください。デバイスが認識されたら「スキャン」を押します。
スキャン中は端末もPCも操作しないのが鉄則です。筆者の場合、約5GBのデータで15分ほどで完了しました。
- USBハブは使わず、必ずPCのポートに直接接続する
- スキャン中は端末の画面ロックがかからないよう設定しておく
- iPhone 17など最新機種はType-C接続のため、Type-AポートのみのPCは変換アダプターが必要
- 途中で切断される場合は別のポートに差し替えて再試行する
スキャンが完了すると、トーク履歴・写真・動画などがカテゴリ別に一覧表示されます。ここに表示されているものが復元可能なデータです。目的のトークを見つけたらチェックを入れて「復元」を押せば完了です。
実際に使ってみた感想
今回も筆者自身のiPhoneで検証しました。店舗用LINEとのトークを削除した状態でスキャンをかけたところ、削除したデータの一部を復元することができました。
正直にお伝えすると、削除したすべてのデータが必ず戻るわけではありません。今回復元できたのは、端末内のキャッシュにまだデータが残っていたおかげだと思います。修理店として多くのケースを見てきましたが、やはり「削除から時間が経っていない」「その後スマホをあまり使っていない」ほど復元率は高くなります。逆に、何ヶ月も前に消したトークとなると、正直かなり厳しいのが実情です。
それでも、消したと思っていたトークがプレビュー画面に出てきたときの安心感は大きいです。「無料で確認だけでもできる」というのは、ダメ元で試したい方にとって本当にありがたい仕組みだと感じます。
このソフトで「できないこと」も正直に
スキャンしても何も見つからないことは普通にあります。「必ず戻る」とは言えません。
削除後にスマホを使い続けると、キャッシュが新しいデータで上書きされていきます。
復元にはPCが必要です。スマホだけで完結する方法ではない点に注意してください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 無料でスキャン・確認できるものを選ぶ(買ってから後悔しない)
- バックアップなし対応のものを選ぶ(アプリの出番はここ)
- 自分の端末に対応しているか確認する(両対応だと安心)
- 迷ったらUltData LINE Recoveryの無料スキャンから試すのが無難
LINEのトーク履歴の削除は、当店でも本当によくいただくご相談です。だからこそお伝えしたいのは、とにかくスピードが大事だということ。消してしまったと気づいたら、スマホの使用を控えて、できるだけ早く復元を試みてください。
「もう無理かもしれない」と諦める前に、まずは無料スキャンで確認だけでもしてみましょう。費用はかかりませんし、大事なトークが見つかる可能性は十分あります。










