デスクトップのデータが突然全て消えた？ユーザーが勝手に書き換わってしまう原因と解消方法

お客様から「Windowsのデスクトップのデータが突然消えたのですが、なにがどうすれば良いでしょうか？」とのお問い合わせを頂くことがあります。

これは実際には消えておらず、別の領域でログインしてしまっている事が多い事から、これらは以下の内容が原因かな？と考えられます。

目次です

ウイルスやマルウェアに感染している？

コンピューターシステムに感染しているウイルスやマルウェアが、ユーザーアカウントを勝手に変更することがあります。これは、セキュリティソフトウェアを使用して感染を検出し、駆除することで解決できます

コンピュータウイルスに感染している場合、駆除しきれない場合もあることからOSのリカバリが最善ですが、事前にバックアップをしっかりと取っておくことがお忘れなく

Windows Updateによって、ユーザーアカウントが勝手に変更されることがあります。この問題は、最新のWindows Updateをインストールすることで解決できます。

アップデート後にマイクロソフトアカウントでログインを行う流れとなってしまう事がありますので、マイクロソフトアカウントを削除してローカルアカウントに戻すという方法が最善かもしれません

ユーザーアカウントの設定が誤っている場合、ユーザーアカウントが勝手に変更されることがあります。この問題は、コントロールパネルからユーザーアカウントの設定を確認して修正することで解決できます。

ユーザーアカウントを日本語で設定している場合、原因不明のログインエラーからTEMPというアカウントでログインをさせられる事がありますので、新しいユーザー名は英語で設定する事で問題を回避出来る事があります

ユーザーアカウントの権限が不足している場合、システムに関する重要な変更ができないため、Windowsがユーザーアカウントを勝手に変更することがあります。この問題は、コントロールパネルからユーザーアカウントの権限を変更することで解決できます。

アカウント権限が不足しているという事は一部のデータが破損している可能性もありますので、データのバックアップ後にOSのリカバリを行う事をオススメします

コンピューターのハードウェアに問題がある場合、ユーザーアカウントが勝手に変更されることがあります。この問題は、ハードウェアの修理や交換によって解決できます。

HDDやSSDの破損でユーザーフォルダが読み取り及び書込が行えない事で、ログインが行えない事があります。この場合は記憶媒体の交換を行う事が必須となりますので覚えておきましょう

ユーザーアカウントのパスワードを紛失した場合、Windowsが自動的に新しいユーザーアカウントを作成して、元のアカウントの権限を引き継ぐことがあります。この問題は、パスワードの再設定によって解決できます。

非常に希な状況ではありますが、Windowsが正常に起動するために取る措置がこれです。この場合ではご自身が理解した上で行っている事ですので本件には該当しませんが残しておきます

と、様々な原因からユーザー領域を失う事につながりますので、バックアップだけは日々取られる事を強くオススメします。また、本当に大事なデータはクラウドに保存するのではなく、外部の記憶媒体をご利用になられる事も付け加えておきます(アカウントBANの場合全てを取り出せなくなりますので)。