
Nivalis Nights が重い、カクつく。そんな声が、配信からわずか 1〜2 日で出てきました。『Nivalis Nights(ニヴァリス ナイツ)』は、サイバーパンクの街の小さなラーメン屋から始めて、レストランやナイトクラブのオーナーを目指す生活シミュレーションです。Steam で 2026 年 9 月 29 日に配信が始まりました。
気になるのは、重いと言っているのが RTX 4080 SUPER や RTX 5080、RTX 5090 を積んだ人たちだという点です。ラーメンを作るゲームで、最上位のグラボが息切れしている。字面だけ見ると、もう何の話か分かりません。この記事では「自分のPCが悪いのか、ゲーム側の問題か」を切り分けるところまでを整理します。
先に結論:Nivalis Nights が重いのは、配信直後のゲーム側の最適化による部分が大きいと考えられます。高性能なグラボでもフレームレートが落ちるという報告が出ており、開発元もパフォーマンスの改善を続けると表明しています。
自分でできるのは、推奨スペック(RTX 4070 クラス・1440p・高設定で 60fps が目安)と自分の PC を見比べ、設定・ドライバー・SSD の順に見直すこと。ほかのゲームが普通に動くなら、故障を疑うのはアップデートを待ってからで間に合います。
Nivalis Nights が重いという声。配信直後に何が起きているか
まずはゲームの基本情報からです。開発はドイツの ION LANDS、販売は 505 Games。ION LANDS は『Cloudpunk』を作ったスタジオで、本作は同じ世界観の街「ニヴァリス」が舞台です。街はボクセル(小さな立方体)で描かれ、ネオンの光が雨や水たまりに映り込み、昼と夜、天気も移り変わります。
やることは多彩です。食材を育てて仕入れ、店を回し、店を増やし、アパートを買う。130 人を超える住人と付き合い、恋愛もでき、釣りや部屋の模様替え、ライバル店への妨害工作まであります。のんびりした生活シムの顔と、夜の街の成り上がりの顔が同居しているのが本作の売りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信日 | 2026 年 9 月 29 日(Steam の表記) |
| 機種 | PC(Steam)。Epic Games ストア版は配信日未定 |
| 価格 | 通常 3,150 円。10 月 14 日まで 10% オフの 2,835 円 |
| 日本語 | 表示・字幕に対応 |
| 開発・販売 | ION LANDS/505 Games |
滑り出しは悪くありません。初日の同時接続は最大で約 7,000 人、Steam のユーザーレビューは約 1,000 件で 73% が好評の「やや好評」でした。ところが、そのレビューの中にフレームレートの話が混ざっています。
RTX 4080 SUPER、RTX 5080、RTX 5090 といった高性能な GPU を使うユーザーからも、フレームレートの低下が報告されている。『サイバーパンク2077』をパストレーシング有効で動かすより低いという訴えもある。ION LANDS は寄せられた不具合を集め、迅速に対応する計画を立てるとしている。
出典:AUTOMATON「サイバーパンク商売人生活シム『Nivalis Nights』さっそく盛り上がる」
パストレーシングの『サイバーパンク2077』は、今のグラボにとって最も重い部類の仕事です。それより低いというのは、グラボの力が足りないというより、グラボの力がうまく使われていない状態を疑ったほうが自然です。
用語:最適化とは、ゲームが PC の性能を無駄なく使えるように、処理の手順やデータの扱いを作り込むことです。最適化が進んでいないと、高性能な部品を積んでも、その性能に見合ったフレームレートが出ません。配信後のアップデートで大きく改善することもよくあります。

Nivalis Nights が重いのは自分のPCのせい? 必要スペックで確かめる
ゲーム側に問題がありそうだとしても、自分の PC が足りていないなら話は別です。Steam のストアページに、公式の最低スペックと推奨スペックが載っています。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Core i5-11600K/Ryzen 5 3600 | Core i5-13600K/Ryzen 5 7600 |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| グラボ | GTX 1660 SUPER・RTX 3050/RX 6600/Arc A750(VRAM 6GB) | RTX 4070/RX 7800 XT(VRAM 12GB 以上) |
| ノートPC | RTX 4050(VRAM 6GB) | RTX 4080・5080(VRAM 12GB 以上) |
| ストレージ | 42GB・SSD 必須 | 42GB・SSD 必須 |
| 目安 | 1080p・最低設定・30fps | 1440p・高設定・60fps |
最低スペックは 1080p・最も低い設定で 30fps、推奨スペックは 1440p・高設定で 60fps を目安としている。どちらも SSD へのインストールが必須とされている。
出典:Steam「Nivalis Nights」ストアページ
この表で見てほしいのは、推奨の目安が「1440p・高設定・60fps」で止まっていることです。4K や最高設定、120fps 以上についてはメーカーが目安を出していません。RTX 5080 を積んでいても、4K の最高設定で 100fps 以上を期待していたなら、それはメーカーの約束の外側です。
ここで少しだけ深掘りします。グラボを強くしても fps が伸びないとき、詰まっているのは CPU の処理や、ゲームの作りそのものであることが多いです。ボクセルの街に 130 人を超える住人が暮らし、天気と時間が動き続けるゲームなら、絵を描く以外の計算も相当な量になります。……と、開発の中身を見たわけでもない私が語るのはこのへんにしておきます。確かなのは、グラボを買い替えても解決するとは限らないということです。
ここ、見落としがちです:最低スペックの目安は「1080p・最も低い設定で 30fps」です。最低スペックぎりぎりの PC は、動くことは動いても快適ではありません。ちょうど最低スペックの人は、中設定以上で遊ぶ前提では買わないほうが、あとでがっかりせずに済みます。
カクつくときに見直す順番
ゲーム側の改善を待つあいだにも、自分の PC でできることはあります。効きやすく、元に戻しやすいものから順に並べました。上から順に試して、変化があったところで止めてください。
メモ:設定を変えるときは、変える前の状態をスマホで撮っておくと戻すのが楽です。一度に何か所も変えると、どれが効いたのか分からなくなるので、1 つずつ変えて確かめます。
- ゲーム内のグラフィック設定を 1 段下げる。推奨の目安が「高設定」なので、それより上を選んでいるならまず高に戻す。
- 解像度を見直す。4K で遊んでいるなら、推奨の目安の 1440p に下げて差を見る。
- グラボのドライバーを最新にする。NVIDIA は NVIDIA App、AMD は AMD Software から更新できる。
- ブラウザー・録画ソフト・配信ソフトなど、裏で動いているアプリを閉じてから起動する。
- SSD に入っているかを確かめる。Steam の設定 → ストレージで、インストール先のドライブが分かる。HDD なら SSD へ移す。
- Steam のライブラリで Nivalis Nights を右クリック → プロパティ → インストール済みファイル → 「ゲームファイルの整合性を確認」を実行する。
ここまでやって変わらないなら、少なくとも今は、自分の手でできることはほぼやり切っています。あとはアップデートを待つ番です。ION LANDS は配信時の告知で、パフォーマンスの改善を続け、遊べるハードウェアの幅を広げていく方針を示しています。

ゲーミングPCの目安と、買い替えを考える前に
これから Nivalis Nights のために PC を用意する、あるいは今の PC で足りるか迷っている人向けに、目安をまとめます。ラーメン屋を開くために設備投資をする。ゲームの中の話なのか現実の話なのか、だんだん分からなくなってきました。
- グラボの型番とVRAMの量を調べる(推奨は VRAM 12GB 以上)
- メモリが 16GB あるか確かめる(最低・推奨とも 16GB)
- インストール先が SSD で、42GB 以上空いているか確かめる
- 遊びたい解像度が 1440p 以下か考える(4K は目安が出ていない)
- ノートPCなら、グラボの欄の「ノートPC」の行で見比べる
グラボの型番は、Windows のタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」タブの「GPU」で確かめられます。メモリの量も同じ画面の「メモリ」に出ます。
判断の分かれ目はこうです。推奨スペックに届いていない PC で重いなら、それは PC の性能の問題でもあります。推奨スペック以上なのに重いなら、今は買い替えの時期ではありません。推奨を満たした PC で重いゲームのために、グラボを買い替えるのは、最適化が進んだあとに無駄な出費になりやすいからです。

よくある質問
Nivalis Nights は日本語で遊べますか?
はい、日本語の表示と字幕に対応しています。価格は通常 3,150 円で、10 月 14 日までは 10% オフの 2,835 円です(2026 年 10 月 1 日時点)。
RTX 5080 でも Nivalis Nights がカクつくのは PC の故障ですか?
ほかのゲームが普通に動くなら、故障の可能性は低いです。配信直後は RTX 4080 SUPER や RTX 5090 でもフレームレートが落ちるという報告があり、ゲーム側の最適化が原因と考えられます。設定や解像度を下げつつ、アップデートを待ってください。
Nivalis Nights の必要スペックはどれくらいですか?
最低は GTX 1660 SUPER や RTX 3050 クラス(VRAM 6GB)とメモリ 16GB で、1080p・最も低い設定で 30fps が目安です。推奨は RTX 4070 または RX 7800 XT(VRAM 12GB 以上)とメモリ 16GB で、1440p・高設定で 60fps が目安です。どちらも SSD へのインストールが必須です。
まとめ
Nivalis Nights が重いという声は、最上位のグラボを積んだ人からも出ています。配信直後のゲーム側の最適化による部分が大きく、開発元も改善を続けると表明しています。推奨スペックの目安は RTX 4070 クラス・1440p・高設定で 60fps です。
自分の PC が推奨に届いているかを確かめ、設定・解像度・ドライバー・SSD の順に見直す。そこまでやって重いなら、グラボは無実なので、ラーメンの仕込みでもしながらアップデートを待つのがいちばんの近道です。ほかのゲームまで重くなったときは、気軽に相談してください。










