まだ格安スマホの需要を知らない人がいるみたい
「あの人、格安スマホだったみたいで」
とある大物ミュージシャンの息子さんがお昼の情報番組で仰られていたセリフです。これは決して悪意はある訳ではなくこの会話の前後を要約すると「連絡を取れる環境が彼にはなく、スマホは持っているが格安スマホだったので」という内容。
所得が低い方だけが格安を選択している訳ではない
これはデータプランのみ契約している格安スマホだと思うのですが、逆にデータプランのみで契約できる格安スマホってかなりレアだったりします。今回はこの内容を私がどう感じたかと言えば、”格安スマホという存在を軽蔑しているのかな”と思ったからです。
確かに所得が低い方には恩恵のある「格安スマホ(SIM)」ですが、契約されている方にとっては申し込み以前に格安の仕組みを理解した方がナンバーポータビリティを利用したり、新規で契約しているのが殆どだと思うのです。
私の場合は店舗と自宅が主にスマホを使う場所となりますのでWiFi環境がある事で、LINE通話でもWebで調べものを行うにしても、格安SIMでの最低限パケットプランで2GBでの契約でも余してしまうのです。
無駄なものを省くだけでお値段を下げるというのは当然の事であって、私と同じ環境の方にとっては大手キャリアは魅力に感じないオプションばかり付けられている事に気づいていないのでしょうか。つまり格安スマホの存在を軽蔑している方がいるとすれば、その方はお金に不自由していないか無知かのどちらかとなります。
今後の格安スマホの在り方が微妙になりそう
ですが、2019年では大手キャリアの基本料金の格下げがあるという事もあって、格安スマホの魅力が半減してしまうかもしれません。その時に判断すれば良いことなのですが、通信速度や通話品質向上やアフターケアを求めるのであれば大手キャリアを選べば良いだけですので、SIMフリースマホをお持ちの方にとっては今後も格安SIMで十分なのかもしれません。ですがこれから契約される方にとってはその違いをしっかりと理解して見極めないと後悔する事になりますので、通信量や通話時間だけではなく端末の割賦残債をしっかりと把握される事を望みます。
最後に、冒頭での2世タレントさんは、きっと何も考えずに大手キャリアのiPhoneを契約して使っているのでしょう。何事でもテレビに出演される時はお話する内容をよく考えてお話しされる事を望みます。