
trending_down「修理してください」ではなく「自分でやってみたい」——そんなお客様が増えてきたことを、最近ひしひしと感じています。これは単なるトレンドではなく、私たちのような町の修理店にとって、大きな転換点だと思っています。
manage_search2026年、お問い合わせ内容が変わった
今年に入ってから、お問い合わせの内容がずいぶん変わりました。以前は「パソコンが壊れたので直してほしい」という依頼がほとんどでしたが、最近は「自分で組んだPCの調子が悪いんですが、何が原因かわかりますか?」という内容が目立つようになっています。
一見すると似ているようで、実はまったく違います。前者は「結果を任せたい」、後者は「原因を一緒に調べてほしい」という依頼です。つまり、主役はお客様自身なんですよね。
直してください」
突き止めたい」
この変化の背景には、やはり生成AIの急速な普及があると思います。ChatGPTやClaudeに「このエラーの意味を教えて」と聞けば、専門知識がなくてもある程度まで自分で調べられる時代になりました。結果として、「ちょっとわかったけどここから先はわからない」という地点でご相談いただくケースが増えているんです。
science実際に起きた「まさか」な出来事
今年の初め、常連のお客様にChatGPTのAIエージェント(Codex)を使ったプログラミングをざっくりご紹介したことがありました。「難しそうだけどちょっと触ってみます」くらいの話だったのですが……
数週間後、そのお客様から連絡が来て「介護送迎サービスのページを自分で作りました」と。さらに「オンライン予約もできるようにしました」と。
プログラミングの経験はほぼゼロのお客様です。「時間があり余っているから」とおっしゃっていましたが、正直、私が一番驚きました。
これはひとつの象徴的な出来事でした。「作りたい気持ち」さえあれば、ちょっとした入口を見せてあげるだけで、あとは自分でどんどん進んでいける。そういう時代が、確実に来ているんだと感じました。
lightbulb現代のお客様は「作りたがっている」
これはパソコン修理の話に限りません。最近のお客様全体を見ていて感じるのは、「自分で手をかけたい」「自分でできると思っている」という姿勢が明らかに強くなっているということです。
以前は「プロに任せるもの」だったことが、AIやYouTube、各種ツールの普及で「自分でもできるかも」に変わっています。その「できるかも」の部分を後押しするのが、今の私たちの役割のひとつになっていると感じています。
ruleこれからの「二本柱」
もちろん、すべてのお客様が「自分でやりたい」わけではありません。「とにかく直してほしい」「細かいことは任せたい」という方も多くいらっしゃいます。どちらが良い悪いではなく、それぞれのスタイルに合ったサポートが必要だということです。
「自分でやってみたいけど、ここがわからない」——そのつまずきを一緒に整理する、伴走型のサポートです。自作PCのトラブル切り分け、手順の確認、AIやネットで調べた情報の実機確認など、幅広く対応します。状況によってリスクが高い場合は、そのまま修理対応へ切り替えることもできます。
「原因も対策も全部やってほしい」——これまで通り、プロとして責任を持って対応する。この柱は変わらず続いていく。
この二本柱が、これからの修理店のあるべき姿だと思っています。どちらか一方に振り切るのではなく、お客様の「今日のニーズ」に合わせて柔軟に対応できること。それが町の身近な相談相手としての強みになると思っています。
starおわりに——大きな転換点のただ中にいる
修理をお任せいただくだけではなく、「使いこなすお手伝い」「作るお手伝い」ができる場所へ。これは私自身、ここ半年で強く意識するようになったことです。
私自身もAIエージェントを使って見積り・請求・予約を自社で回すようにしたり、実際に試してみながら「これはお客様にも伝えられる」と感じたことを少しずつ発信しています。自分が人柱になって確かめたことを、そのままお伝えしていくスタイルは、これからも変えません。
このブログを読んでくださっている方の中にも、「なんかAIとか使ってみたいけどよくわからない」「自分でも何か作れるのかな」と思っている方がいるかもしれません。そういう方の最初の一歩を、一緒に踏み出せたらと思っています。
「自分で進めたいけど途中で詰まった」という方には伴走型の自己解決サポートを、「AIやツールを業務に活用したい」という方にはAI導入支援サービスをご用意しています。どこから始めればいいかわからない段階でも、まずお気軽にご相談ください。














