
AION 2 の必要スペックを、正式サービスが始まる前に確かめておきたい。そう思って検索した方に向けた記事です。NC の新作 MMORPG「AION 2」は、日本時間 2026 年 10 月 5 日 22 時に Steam などで正式サービスが始まり、基本無料で遊べます。9 月 30 日に始まったアーリーアクセスは、初日に Steam の全世界売上 1 位になりました。
問題は「うちのパソコンで動くのか」です。Steam の動作環境だけを見ると、最小は GTX 1050 Ti・メモリ 8GB と、意外に手が届きそうに見えます。ところが細かい注記まで読むと、推奨スペックでも「フル HD で画質は低」が前提だと書いてある。ここを読み落とすと、ログインした瞬間に「あれ?」となります。
先に結論:AION 2 の必要スペックは、最小が Ryzen 5 2600/Core i5-10500・メモリ 8GB・GTX 1050 Ti(4GB)、推奨が Ryzen 7 3700X/Core i7-11700・メモリ 16GB・RTX 2070(8GB)です。どちらも Windows 10/11(64bit)・DirectX 12・空き容量 100GB(SSD 推奨)が必要です。
ただし Steam の注記では、フル HD のとき最小は画質「最低(Very Low)」、推奨は画質「低(Low)」に設定する前提です。推奨を満たしていても、高画質で遊べるとは限りません。
AION 2 の必要スペックの前に。10 月 5 日 22 時に始まる基本無料の MMORPG
AION 2 は、NC が手がける MMORPG で、かつての「タワー・オブ・アイオン」の流れをくむ新作です。Steam の紹介によると Unreal Engine 5 で作られていて、空を飛んで戦う「空中戦」が遊びの中心。世界の広さは初代の 36 倍とうたわれています。日本語のインターフェースと音声にも対応しています。
スケジュールを整理すると、アーリーアクセスが 9 月 30 日 23 時に始まり、正式サービスが 10 月 5 日 22 時から。アーリーアクセスに入るには「ファウンダーズパック」の購入が必要で、Steam ではスタンダード 3,900 円・デラックス 7,850 円・アルティメット 15,500 円の 3 種類が並んでいます。正式サービスが始まれば、パックを買わなくても無料で始められます。
AION 2 は 9 月 30 日 23 時にアーリーアクセスを開始し、初日に Steam の全世界売上ランキングで 1 位になった。アメリカ・フランス・ドイツ・ブラジルなど 13 か国でも 1 位。正式サービスは 10 月 5 日 22 時に始まり、基本無料で、Steam と NC の PURPLE で遊べる。
出典:GAME Watch「AION2」アーリーアクセス開始。Steamの全世界売上1位を達成!(Yahoo!ニュース)
私も初代アイオンの「飛べる MMO」に心を持っていかれた側の人間なので、この売れ方には妙な納得があります。そして同時に、修理屋としての嫌な予感もある。UE5 で作られた広い世界を、ネットにつないだまま大人数で飛び回る。これはパソコンにとって、なかなかの力仕事です。
AION 2 の必要スペック(Steam 公式の最小・推奨)と「低画質」という条件
では本題の動作環境です。Steam のストアページに載っている数字を、注記まで含めて表にしました。
| 項目 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11(64bit) | Windows 10/11(64bit) |
| CPU | Ryzen 5 2600/Core i5-10500 | Ryzen 7 3700X/Core i7-11700 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| グラボ | GTX 1050 Ti(4GB) | RTX 2070(8GB) |
| DirectX | 12 | 12 |
| 空き容量 | 100GB(SSD 推奨) | 100GB(SSD 推奨) |
| 回線 | ブロードバンド | ブロードバンド |
| 画質の前提 | フル HD で「最低」 | フル HD で「低」 |
最小・推奨ともに、追記として「SSD 推奨」と書かれている。さらにゲーム内でフル HD の解像度を使う場合、最小では画質プリセットを Very Low(最低)、推奨では Low(低)に設定するよう案内している。
出典:Steam「AION 2」ストアページ(システム要件)
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ふつう「推奨スペック」と聞くと、「これを満たせばだいたい快適」と受け取りますよね。AION 2 の推奨は違います。RTX 2070 とメモリ 16GB をそろえて、ようやく「フル HD・画質低で問題なく動く」という線です。
ここ、見落としがちです:Steam の「推奨」は画質「低」の数字です。推奨ぴったりのパソコンで画質を上げると、カクつく可能性があると考えておいてください。高画質や WQHD・4K で遊びたい人は、推奨より上の構成を前提に考える必要があります。
もう一つ、地味に効くのが容量の 100GB です。ゲーム本体だけで 100GB を取るので、残りが 120GB くらいの SSD だと、Windows の更新やゲームのアップデートの置き場が足りなくなります。MMO はサービスが続くほど容量が増えていくのが普通なので、空きには余裕を持たせたいところです。

今のパソコンで遊べるか? 5 分で確かめる手順
表と見比べるには、自分のパソコンの CPU・メモリ・グラフィックボード・ストレージを知る必要があります。Windows に最初から入っている機能だけで調べられるので、上から順にやってみてください。
- キーボードの Windows キーと R を同時に押し、「dxdiag」と入力して Enter。「システム」タブでプロセッサ(CPU)とメモリの量を確かめる。
- 同じ画面の「ディスプレイ」タブで、グラフィックボードの名前と「表示メモリ(VRAM)」の量を確かめる。
- Ctrl+Shift+Esc でタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」の「ディスク」の表示で、種類が SSD か HDD かを確かめる。
- 設定 → システム → ストレージ で、インストール先のドライブに 100GB 以上の空きがあるかを確かめる。
- 設定 → システム → バージョン情報 で、「64 ビット オペレーティング システム」になっているかを確かめる。
メモが取れたら、さきほどの表と 1 行ずつ見比べます。CPU は世代と型番で、グラフィックボードは名前と VRAM の量で比べるのがコツです。
用語:VRAM とは、グラフィックボードに載っている、映像の処理専用のメモリのことです。AION 2 は最小で 4GB、推奨で 8GB の VRAM を持つグラフィックボードを挙げています。パソコン本体のメモリ(8GB・16GB)とは別のものなので、混同しないように注意してください。
ここで少しだけ深掘りします。dxdiag の「ディスプレイ」に Intel UHD Graphics や Iris Xe のような名前しか出ない場合、そのパソコンには独立したグラフィックボードが無く、CPU に内蔵された映像機能で動いています。Steam の動作環境は最小でも GTX 1050 Ti を挙げているので、内蔵グラフィックスだけの事務用パソコンやノートパソコンは、表の上では条件を満たしません。
そしてもう一段深い話。ノートパソコンのグラフィックボードは、同じ型番でもデスクトップ用より電力と冷却の余裕が小さく、性能が下がることがあります。さらに空冷が追いつかないと、遊んでいるうちに熱で速度を落とす……と、ここまで書くとベンチマークの沼に入っていくので、ブレーキをかけます。ノートで遊ぶなら、表の数字に余裕を持って上回っているかだけ見てください。
メモ:Steam の動作環境に並んでいるグラフィックボードは NVIDIA の型番だけです。AMD Radeon や Intel Arc を使っている場合は、VRAM の量(最小 4GB・推奨 8GB)と DirectX 12 対応を目安にしてください。

足りないときは SSD・メモリ・グラボ・買い替えの順で考える
確かめた結果、どこかが足りなかった。そのときに大事なのは、いきなり「ゲーミングパソコンを買い替える」に飛ばないことです。足りない場所によっては、部品を 1 つ替えるだけで条件を満たせます。私なら、次の順番で考えます。
- HDD で動いている:まず SSD への交換か増設。Steam も SSD を推奨している
- メモリが 8GB:16GB に増やせるか確かめる(推奨は 16GB)
- グラフィックボードが足りない:デスクトップなら交換を考える。電源とケースの大きさも合わせて確かめる
- CPU が最小に届かない、またはノートで内蔵グラフィックスだけ:部品の交換より買い替えのほうが現実的
SSD とメモリを先にする理由は、ほかのゲームや普段の作業にも効くからです。100GB のゲームを HDD から読み込むと、ロードや場面の切り替わりで待たされやすくなります。メモリは、ノートパソコンだと基板に直付けで増やせない機種もあるので、型番で増設できるかを先に調べてください。
グラフィックボードの交換は、効果は大きいぶん、確かめることも多い作業です。とくにメーカー製のデスクトップは、もともと高性能なグラフィックボードを載せる前提で作られていないことがあります。
注意:グラフィックボードを交換する前に、電源ユニットの容量と、補助電源のケーブルが足りているかを確かめてください。電源が足りないまま載せると、ゲーム中に突然電源が落ちたり、起動しなくなったりすることがあります。ケースに入る長さかどうかも、買う前に測っておいてください。
そして買い替えになった場合も、推奨ぴったりを狙うより、少し上を選ぶのが無難です。理由はさきほどの注記のとおりで、推奨は画質「低」の数字だから。メモリは 16GB 以上、ストレージは SSD で 100GB を入れても十分に余る容量を目安にしてください。

よくある質問
AION 2 は無料で遊べますか?
基本無料で遊べます。10 月 5 日 22 時の正式サービス開始からは、パックを買わなくても始められます。先行して遊べるファウンダーズパックは Steam で 3,900 円・7,850 円・15,500 円の 3 種類があり、公式サイトでは販売が 10 月 6 日までと案内されています。
推奨スペックを満たしていれば快適に遊べますか?
フル HD・画質「低」なら問題なく動く、という目安です。Steam の推奨(Ryzen 7 3700X/Core i7-11700・メモリ 16GB・RTX 2070)には、フル HD のとき画質を「低」に設定する前提が注記されています。画質を上げたい場合は、推奨より上の構成を考えてください。
HDD のパソコンでも AION 2 は遊べますか?
Steam の動作環境では SSD が推奨されているので、SSD に入れるのが前提と考えてください。必要な空き容量は 100GB です。HDD では読み込みが遅くなりやすく、SSD への交換や増設で体感が大きく変わることがあります。
まとめ
AION 2 の必要スペックは、最小が GTX 1050 Ti・メモリ 8GB、推奨が RTX 2070・メモリ 16GB で、どちらも Windows 10/11(64bit)と 100GB の空き容量(SSD 推奨)が要ります。ただし推奨でも「フル HD・画質低」が前提です。数字の表より、その下の 1 行の注記のほうが大事でした。
遊ぶ前に dxdiag とタスクマネージャーで自分のパソコンを確かめ、足りなければ SSD・メモリ・グラボ・買い替えの順で考える。これで、正式サービス初日に「動かない」で立ち止まる心配はぐっと減ります。構成の見方や部品の交換で迷ったら、パソコンを持ってご来店ください。出張でも見られます。










