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GeForce 617.42の変更点|更新すべき人と戻し方

GeForce 617.42の変更点|更新すべき人と戻し方

GeForce 617.42 Driver が、米国時間の 2026 年 10 月 6 日に公開されました。Call of Duty: Modern Warfare 4(CoD MW4)をはじめとする新作向けの Game Ready ドライバーで、前のドライバーで起きていたアサシン クリード シャドウズのクラッシュも直っています。そして、例によって既知の問題も 1 つ付いてきます。

新作が出るたびに「ドライバーを更新してください」と言われ、更新したら別のところがおかしくなる。グラフィックボードを持っている人なら、一度は経験している流れだと思います。この記事では、NVIDIA の公式リリースノートを読みながら、何が変わったのか、誰が今すぐ入れるべきか、うまくいかなかったときにどう戻すかまでを順番に整理します。

先に結論:CoD MW4 などの新作を遊ぶ人と、616.56 以降でアサシン クリード シャドウズが長時間プレイ中に落ちていた人は、617.42 に更新する価値があります。今のゲームが問題なく動いている人は、急いで入れなくても困りません。

既知の問題は、NVIDIA コントロールパネルの電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」にしている人だけに関係します。戻すときは Windows の「ドライバーを元に戻す」ではなく、削除してから前の版を入れ直すのが NVIDIA の案内です。

GeForce 617.42 で変わったこと。対応ゲームと DLSS 4.5

まず中身から。617.42 は、NVIDIA が新作ゲームの発売に合わせて出す「Game Ready ドライバー」です。リリースノートの見出しは「Game Ready for Call of Duty: Modern Warfare 4」で、主役は CoD MW4。ほかの新作も合わせて対応しています。

用語:Game Ready ドライバーとは、新作ゲームの発売に合わせて、そのゲーム向けの最適化を入れて NVIDIA が配布する GeForce 用のドライバーのことです。ゲーム側が DLSS などの新機能に対応していても、ドライバー側が対応していないと使えない、あるいは本来の性能が出ないことがあります。

対応したゲームと技術を表にまとめます。ゲーム名と対応技術は 4Gamer.net の記事と NVIDIA のリリースノートによるものです。

ゲーム対応内容
Call of Duty: Modern Warfare 4DLSS 4.5 の超解像・フレーム生成、ダイナミックフレーム生成、NVIDIA Reflex
スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサーDLSS 4.5 Ray Reconstruction など
ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズンGame Ready 対応
Microsoft Flight Simulator 2024Sim Update 7 に対応
GeForce 617.42 Driver の対応タイトル(2026 年 10 月 7 日時点)

リリースノートの英語版には、このほかに「Valor Mortis」の名前も並んでいます。対応 GPU は、デスクトップ向けでは RTX 50/40/30/20 シリーズ、GTX 16 シリーズ、TITAN RTX。OS は Windows 11 と 64bit 版の Windows 10 です。GTX 10 シリーズ以前のカードを使っている人は、まずここで自分のカードが入っているかを見てください。

GeForce 617.42 Driver は米国時間 10 月 6 日に公開され、CoD MW4、スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー、ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン、MSFS 2024 に対応した。616.56 でのアサシン クリード シャドウズのクラッシュが修正され、電源管理モードの既知の問題がある。

出典:4Gamer.net「CoD MW4」や「SW ギャラクティック・レーサー」などに対応する「GeForce 617.42 Driver」登場

DLSS 4.5 のフレーム生成やダイナミックフレーム生成は、対応するカードでないと選べない機能もあります。ドライバーを入れただけで全部の機能が使えるわけではないので、ゲームの設定画面で項目が出ないときは、カードの世代を先に疑うのが早道です。

GeForce 617.42 で直った不具合と、残っている既知の問題

今回のリリースノートで「直った」とされているゲームの不具合は 1 つだけです。逆に言えば、アサシン クリード シャドウズで困っていた人にとっては、この 1 行のための更新と言ってもいい内容です。

修正:ドライバー 616.56 に更新したあと、アサシン クリード シャドウズを長時間プレイするとデスクトップに落ちることがある。既知の問題:電源管理モード「パフォーマンス最大化を優先」が正しく適用されないことがある。

出典:NVIDIA「Release 615 Driver for Windows, Version 617.42 Release Notes」

ここで大事なのは「616.56 に更新したあと」という条件です。つまり、616.56 か、その次の 617.14 を入れてからシャドウズが長時間プレイ中に落ちるようになった人が対象です。それより前から落ちていた人や、最初の数分で落ちる人は、別の原因の可能性が残ります。

メモ:リリースノートは、617.42 での変更を「617.14 からの変更」として書いています。ここに載っているのは主な変更だけで、全部ではないとも断っています。617.14 を入れている人は、その次の版と考えて読めば大丈夫です。

もう一方の既知の問題は、NVIDIA コントロールパネルの「3D 設定の管理」にある電源管理モードの話です。ここを「パフォーマンス最大化を優先」にしていると、その指定がうまく効かないことがある、という内容です。この設定は、ゲーム中に GPU のクロックが下がってカクつくのを嫌う人が選ぶもので、触ったことがない人には関係しません。

店長
店長
「パフォーマンス最大化を優先」は、困っていないなら最初から触らなくていい設定です。効いていないかもと気になるくらいなら、標準に戻して様子を見るほうが、余計な悩みが一つ減ります。

今すぐ入れるべき人・急がなくていい人は?

ドライバーの更新には、勝手に名前を付けると「新作待ち組」と「現状維持組」の 2 種類の人がいます。新作待ち組は、発売日に最高の状態で遊びたい人。現状維持組は、今遊んでいるゲームが快適に動いていて、それを崩したくない人です。どちらが正しいという話ではなく、自分がどちらかを決めておくと、毎回の更新で迷わなくなります。

こんな人617.42 は
CoD MW4 などの対応作を遊ぶ入れる
616.56 以降でシャドウズが落ちる入れる
今のゲームが快適に動いている急がない
電源管理を最大化にしている入れるなら設定を確認
仕事でも使う 1 台だけの PC週末など時間のあるときに
617.42 を入れるかどうかの目安

新作待ち組は入れてかまいません。現状維持組は、次に新しいゲームを始めるときや、何か不具合が出たときにまとめて更新すれば十分です。どちらの組でも、更新は「時間に余裕があるとき」にするのが鉄則です。ゲームを始める 5 分前に更新するのが、いちばん事故が起きやすいタイミングです。

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ノートパソコンの GeForce の場合は、メーカーが独自にドライバーを配っている機種もあります。NVIDIA のリリースノートも、ノートパソコンでは問題が機種ごとに違うことがあるとし、入れる前に今のシステムの状態を保存しておくことをすすめています。

店長
店長
調子のいいパソコンのドライバーを、理由もなく毎回最新にしなくても大丈夫です。困っていない更新は、急がなくていい更新。そのぶん、入れるときは戻し方まで用意してからにしてください。

更新の前にやることと、前のドライバーに戻す方法

入れると決めたら、その前に 2 つだけ準備します。今のドライバーの版を控えることと、戻すためのインストーラーを手元に置いておくことです。版は、NVIDIA コントロールパネルの「ヘルプ」→「システム情報」で確かめられます。

更新の前に控えておくもの

  • 今のドライバーの版(例:617.14、616.56)
  • その版のインストーラー(NVIDIA のドライバーのページの手動検索から保存しておく)
  • よく遊ぶゲームの名前と、今の設定(画質・DLSS など)
  • 電源管理モードなど、自分で変えたコントロールパネルの設定

そして、戻し方です。ここは多くの人が「デバイスマネージャーの『ドライバーを元に戻す』を押せばいい」と考えがちですが、NVIDIA の案内は違います。

ここ、見落としがちです:NVIDIA のリリースノートは、前のドライバーに戻すときに Windows のロールバック機能(「ドライバーを元に戻す」)を使わないよう書いています。前のドライバーのファイルが確実には戻らないためです。デバイスマネージャーからの削除も、関連するファイルやアプリが残ることがあるとして、すすめていません。

NVIDIA が案内している戻し方は、次のとおりです。

  1. 前の版のインストーラー(例:617.14)が手元にあることを確かめる。無ければ NVIDIA のドライバーのページから先に保存しておく。
  2. Windows の設定 → アプリ → インストールされているアプリ(Windows 10 は「アプリと機能」)を開き、「NVIDIA グラフィックス ドライバー」をアンインストールする。
  3. パソコンを再起動する。
  4. 保存しておいた前の版のインストーラーを実行して入れ直す。
  5. 問題が出ていたゲームを起動し、症状が消えたかを確かめる。

手順 1 を先にしているのは、ドライバーを消したあとの画面は解像度が下がって見づらく、そこからダウンロードのページを探すのが地味に面倒だからです。インストールに必要な空き容量は、ダウンロードしたファイルのおよそ 1.5 倍とリリースノートにあります。C ドライブがぎりぎりの人は、先に空けておいてください。

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ドライバーを戻しても直らないときに疑うこと

新しい版を入れても、前の版に戻しても、同じゲームの同じような場面で落ちる。ここまで来たら、ドライバーを疑うのはいったんやめどきです。ドライバーは「更新した直後に出た症状」の犯人になりやすいので、何でもドライバーのせいにしたくなります。ですが、版を変えても症状が変わらないなら、犯人は版の外にいる可能性が高くなります。

ドライバー以外で確かめたいのは、次のあたりです。

  • ゲームを長く遊んだときだけ落ちるなら、GPU や CPU の温度(ほこりの詰まり、ファンの回転)
  • 重い場面で画面が消えて再起動するなら、電源ユニットの容量や劣化
  • ゲームを問わず落ちるなら、メモリや Windows そのもの
  • 特定のゲームだけ落ちるなら、ゲームのファイルの整合性チェックと、そのゲームの公式の不具合情報
  • オーバークロックや電圧の設定を変えているなら、いったん標準に戻す

注意:ゲーム中に画面が真っ暗になってパソコンごと再起動する、焦げたようなにおいがする、といった症状は、ドライバーではなく電源や部品の側の問題であることがあります。その状態で何度も起動して試すと、ほかの部品やデータに負担がかかります。続けて試す前に、電源を切って様子を見てください。

ここから先は、温度を測る、電源を別のものに替える、メモリを 1 枚ずつ挿して試す、という地道な切り分けになります。予備の部品が無い家で全部をやるのは、かなり大変です。ピシコに寄せられた Google のクチコミ(139 件・平均 4.9、2026-10 時点)には、自分でできることを試しても原因の分からなかったブルースクリーンが続き、起動もしなくなった高性能な PC が直った、という声もありました。……と、ここまで語ったところでブレーキをかけます。この記事の主役は 617.42 なので、まずは「版を変えて変わるか」を見るところまでで十分です。

店長
店長
ドライバーを 3 回入れ直して同じ所で落ちるなら、4 回目も同じです。そこで手を止めて、温度と電源を見るのが、結局いちばんの近道になります。

よくある質問

617.42に更新しないと、CoD MW4は遊べませんか?

古いドライバーで起動できるかどうかはゲーム側の条件しだいですが、NVIDIA が CoD MW4 向けの最適化と DLSS 4.5・Reflex への対応を入れたのは 617.42 です。新作を快適に遊びたいなら更新をおすすめします。今の環境で問題なく遊べているゲームしかしないなら、急ぐ必要はありません。

617.42に更新したら調子が悪くなりました。元に戻せますか?

戻せます。NVIDIA のリリースノートは、Windows の「ドライバーを元に戻す」機能は前のファイルを確実に戻せないため使わず、設定の「アプリ」から今のドライバーを削除してから前の版のインストーラーを実行する方法を案内しています。戻す前に、どのゲームでどんな症状が出たかを控えておくと、原因を切り分けやすくなります。

既知の問題の「パフォーマンス最大化を優先」は気にしたほうがいいですか?

NVIDIA コントロールパネルで電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」にしている人だけが関係します。リリースノートには、この設定が正しく適用されないことがあると書かれています。その設定を使っていない人は気にしなくて大丈夫です。

まとめ

GeForce 617.42 Driver は、CoD MW4 をはじめとする新作への対応と、616.56 以降のアサシン クリード シャドウズの長時間プレイ中のクラッシュの修正が中心の版です。既知の問題は電源管理モード「パフォーマンス最大化を優先」の 1 件で、この設定を使っていない人には関係しません。

新作待ち組は入れてよし、現状維持組は急がなくてよし。どちらの組でも、入れる前に今の版を控え、戻すときは「元に戻す」ボタンではなく削除して入れ直す。版を変えても直らないなら、そこからはドライバーの外の話です。切り分けに困ったら、パソコンごとご来店いただくか、出張でご相談ください。

この記事を書いた人

ホンダ ヒデユキ

ホンダ ヒデユキ

北海道苫小牧市でパソコン修理店「ピシコ」を運営しています。 パソコン修理・データ復旧・自作PCサポートなど、現場での対応を続けながら、毎日テックブログを更新しています。 近年は、企業向けのAI導入や業務自動化の支援にも力を入れており、予約・見積・請求など、日々の業務を効率化する仕組みを実際に構築・運用しています。 「難しいことを、できるだけわかりやすく」を大切に、修理の現場やAI活用で得た知識を発信しています。