
CONTROL Resonant 必要スペックが気になっている方へ。Remedy Entertainment の新作「CONTROL Resonant(コントロール レゾナント)」が 2026 年 9 月 24 日に発売され、Steam の同時接続は 3 万 4 千人を超えました。発売日に「自分のPCで動くのか」を調べる。これは、PCゲーマーなら全員が通る夜の儀式です。
公式の要件を読むと、グラフィックボードの話より先に、もっと地味な壁が立っています。どの設定で遊ぶにしても、メモリ 16GB と SSD の空き 120GB が要る。私はこれを「120GB の関所」と呼ぶことにしました。この記事では、公式の必要スペックを段階ごとに整理し、発売に合わせて出た GeForce 617.14 ドライバーの中身と、今のゲーミングPCで足りないときの見直し方をまとめます。
先に結論:CONTROL Resonant の最低スペックは GTX 1070・RX 5600 XT・Arc A580(VRAM 6GB)で、1080p・30fps・低設定が目安です。推奨は RTX 3060 Ti・RX 6700 XT・Arc B580 で 1440p・60fps・中設定。レイトレーシングを使うなら入口が RTX 2060 SUPER、4K の最上位は RTX 5080 です。
全段階で Windows 10/11(64bit)、メモリ 16GB、SSD の空き 120GB が共通の条件です。GeForce を使っているなら、遊ぶ前に対応ドライバー 617.14 に更新しておくのが無難です。
CONTROL Resonant 必要スペックの前に。9月24日発売の新作はどんなゲーム?
CONTROL Resonant は、2019 年の『CONTROL』の続編にあたるアクションゲームです。PC は Steam・Epic Games ストア・Microsoft Store で、ほかに PS5 と Xbox Series X|S でも出ています。前作の主人公ジェシーの弟ディランが、超常現象に侵食されたマンハッタンで姉の行方を追う話です。
9 月 24 日に発売された CONTROL Resonant は、Steam の同時接続数が最大 3 万 4345 人に達し、約 1,200 件のレビューのうち 87% が好評の「非常に好評」となっている。戦い方は前作の銃撃戦から、形の変わる近接武器を使う高速の立体戦闘に変わった。
出典:AUTOMATON「超常アクション『コントロール レゾナント』、Steam同接『3万4000人超』の大盛況」
壁や天井を走り回る戦闘、と聞いた時点で私の頭をよぎったのは、面白そうだな、ではなく「これ、フレームレートが落ちたら酔うやつだ」でした。速いゲームほど、スペック不足は画質より先に「操作の気持ち悪さ」で出ます。だからこそ、買う前にスペックを確かめる意味があります。
Remedy のゲームは、前作のときからレイトレーシングの見本のような扱いを受けてきました。今作も、光の反射や影の表現を売りにしています。つまり「画質を上げたい欲」が湧きやすいゲームで、欲の分だけグラフィックボードの要求が段階的に跳ね上がる作りになっています。

CONTROL Resonant 必要スペックを段階ごとに整理
公式の要件は、通常の描画で 3 段階、レイトレーシングで 3 段階、合わせて 6 段階あります。先に、全段階に共通する条件から見ます。ここで引っかかると、グラフィックボードの話に進めません。
共通の条件:Windows 10/11(64bit)、メモリ 16GB、SSD 120GB
OS は Windows 10(64bit)か Windows 11。メモリは最低の段階から最上位まで一律 16GB。保存先は SSD で 120GB です。最低スペックだからメモリ 8GB でいい、とはなりません。一番安い設定で遊ぶ人にも、一番高い設定で遊ぶ人にも、同じ関所が立っています。
通常の描画(レイトレーシングなし)の 3 段階
| 段階 | 目安 | グラボ(VRAM) | CPU |
|---|---|---|---|
| 最低 | 1080p・30fps・低 | GTX 1070/RX 5600 XT/Arc A580(6GB) | Core i5-8500/Ryzen 5 3500 |
| 推奨 | 1440p・60fps・中 | RTX 3060 Ti/RX 6700 XT/Arc B580(8GB) | Core i7-10700/Ryzen 7 3700X |
| 上位 | 4K・60fps・高 | RTX 3080/RX 6800 XT(10GB) | Core i7-10700/Ryzen 7 3700X |
最低と推奨の差は、解像度で 1 段、フレームレートで倍です。1080p のモニターで遊ぶなら、推奨の段階のグラボがあれば設定をかなり上げる余地があります。
レイトレーシングを使う 3 段階
光の反射や影をきれいに見せたい人向けの段階です。同じ 1080p・30fps でも、通常の描画より一段上のグラボと CPU が求められます。
| 段階 | 目安 | グラボ(VRAM) | CPU |
|---|---|---|---|
| RT 最低 | 1080p・30fps・低 | RTX 2060 SUPER/RX 6600/Arc A580(8GB) | Core i7-8700K/Ryzen 5 3600X |
| RT 推奨 | 1440p・60fps・中 | RTX 4070 Ti/RX 9070(10GB) | Core i7-10700/Ryzen 7 3700X |
| RT 上位 | 4K・60fps・高 | RTX 5080(12GB) | Core i7-10700/Ryzen 7 3700X |
要件はすべて SSD 120GB・メモリ 16GB が前提。各段階の目安は、画質を上げる技術(アップスケーラー)を使った数字で、最低は「クオリティ」、推奨は「バランス」、上位は「パフォーマンス」を使う。フレーム生成はこの目安には含まれない。DLSS 4.5 と FSR 4.1 に対応する。
出典:Club386「Control Resonant system requirements」
用語:アップスケーラーとは、ゲームの画面をいったん低い解像度で描き、それを高い解像度に引き伸ばして表示する技術のことです。NVIDIA の DLSS、AMD の FSR などがあります。描く量が減るぶんフレームレートが上がり、そのぶん細部はわずかに甘くなります。
この要件で一番大事なのは、表の数字ではなく、その前提になっているアップスケーラーの条件です。たとえば上位の「4K・60fps」は、パフォーマンス設定のアップスケーラーを使った数字です。中で描いている解像度は 4K よりずっと低く、それを 4K に引き伸ばして 60fps、という意味になります。「4K でネイティブに 60fps 出る」と読むと、期待が一段ずれます。
もう一つ、表を縦に眺めると面白いことに気づきます。CPU は推奨から最上位まで、ずっと Core i7-10700/Ryzen 7 3700X のまま動きません。変わるのはグラフィックボードだけ。つまりこのゲームで設定を上げる財布の出口は、ほぼ全部グラボにつながっています。ついでに言うと、最低の段階の Arc A580 はレイトレーシングの最低にも名前が載っていて、同じカードが両方の表に出てくる……と、ここで表の読み込みにブレーキをかけます。要は「CPU は i7-10700 級があれば、あとはグラボ次第」です。
メモ:GTX 10 シリーズ(GTX 1070 など)は DLSS に対応していません。最低の段階で GTX 1070 を使う場合、DLSS 以外の方式を選ぶことになります。レイトレーシングの段階は GTX 1070 が含まれていないので、GTX 10 シリーズはレイトレーシングなしで遊ぶ前提で考えてください。

遊ぶ前に入れたい GeForce 617.14 ドライバー
GeForce を使っている人に向けて、NVIDIA は発売の 2 日前(米国時間の 9 月 22 日)に Game Ready ドライバー 617.14 を出しています。Game Ready ドライバーは、新作に合わせて性能の調整と不具合の修正を入れた版のことで、発売日前後に出るのが通例です。
対応したゲームと、直った不具合
617.14 は CONTROL Resonant のほか、9 月 29 日の『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』、10 月 5 日の『AION 2』、10 月 6 日の『Gears of War: E-Day』に対応しています。直った不具合は、ゲームを遊ばない人にも関係するものが入っています。
617.14 では、ドライバー 616.56 以降『ジャッジアイズ』『ロストジャッジメント』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』が起動しなくなっていた問題、Samsung Odyssey G95NC を HDMI でつなぐと映らない問題、一部の DisplayPort 接続のモニターがスリープから復帰しない問題が修正された。
出典:TheFPSReview「NVIDIA’s GeForce 617.14 Driver Gets Control Resonant and The Witcher 3 Remastered Ready, and Fixes a Monitor Sleep Bug」
CONTROL Resonant 向けには、パストレーシング(光の当たり方をまとめて計算する重いレイトレーシング)と DLSS 4.5 の対応が入っています。DisplayPort のモニターがスリープから戻らず、毎朝モニターの電源を入れ直していた人は、ゲームのついでにそちらも直るかもしれません。
更新の手順
普段 NVIDIA App を入れている人は、そこから更新するのがいちばん手間がかかりません。入れていない人は、NVIDIA の公式サイトのドライバー検索から、自分のグラフィックボードに合う 617.14 を選んで入れます。
注意:ドライバーのインストール中は、画面が何度か暗くなったり、解像度が一瞬変わったりします。故障ではありません。ここで慌てて電源ボタンを長押しすると、ドライバーが中途半端な状態で残り、画面が映らなくなることがあります。終わるまで数分待ってください。
- 遊んでいるゲームやブラウザーを閉じる。
- NVIDIA App を開き、「ドライバー」の画面で 617.14 が出ているか確かめる。出ていなければ公式サイトからダウンロードする。
- ダウンロードしてインストールを始める。画面のちらつきが収まるまで待つ。
- 終わったら再起動し、デスクトップが正しい解像度で映っていることを確かめてからゲームを起動する。
うまくいかないときの戻し方
更新したらかえって不安定になった、という話は、どのドライバーでもゼロにはなりません。そのときは、Windows のデバイスマネージャーで「ディスプレイ アダプター」からグラフィックボードのプロパティを開き、「ドライバー」タブの「ドライバーを元に戻す」を押すと、一つ前の版に戻せます。ボタンが押せない場合は、NVIDIA の公式サイトから前の版を入れ直します。

今のPCで足りないときはどこから見る? SSDの空き・メモリ・グラボの順
スペック表を見て「うちのPCは微妙かも」と思った人は、いきなりグラフィックボードの買い替えを考える前に、安くて早く片づく順に確かめてください。順番は、SSD の空き、メモリ、グラボです。冒頭の「120GB の関所」は、ほとんどの場合お金をかけずに越えられます。
自分のPCの中身は、Windows だけで確かめられます。まずこれだけ見てください。
- SSD の空き:設定 → システム → ストレージで、インストールするドライブに 120GB 以上の空きがあるか
- 保存先が SSD か:タスクマネージャー → パフォーマンスで、ディスクの種類が「SSD」と出ているか
- メモリ:タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリで、合計が 16GB 以上あるか
- グラフィックボード:タスクマネージャー → パフォーマンス → GPU で、名前と「専用 GPU メモリ」の量を控える
- CPU:タスクマネージャー → パフォーマンス → CPU で、名前を控えて表と比べる
ここ、見落としがちです:ゲームは入ったあとも、アップデートのたびに容量が増えたり、作業用の空きが要ったりします。120GB ちょうどしか空いていない SSD に入れると、次のアップデートで詰まります。空きには余裕を持たせるか、別の SSD を足すことを考えてください。
足りないものが分かったら、手の入れ方は次のとおりです。デスクトップとノートで、できることが大きく違います。
| 足りないもの | デスクトップ | ノート |
|---|---|---|
| SSD の空き | 不要なゲームを消す/SSD を足す | 不要なゲームを消す/交換は機種次第 |
| メモリ 16GB | 空きスロットに増設 | 増設できる機種とできない機種がある |
| グラボ | 交換(電源の容量も確認) | 交換できない |
| CPU | マザーボードごとの交換になりやすい | 交換できない |
デスクトップなら、グラフィックボードの交換で推奨の段階に届くことは多いです。ただし交換するときは、新しいグラボに電源ユニットの容量と補助電源のコネクターが足りているか、ケースに長さが収まるかも一緒に見てください。ノートでグラフィックの性能が足りない場合は、残念ながら部品の交換では解決しないので、設定を下げて遊ぶか、買い替えを考えることになります。

よくある質問
GTX 1060 やメモリ 8GB のPCでも CONTROL Resonant は遊べますか?
公式の最低スペックを下回るので、動作は保証されていません。最低の段階は GTX 1070・RX 5600 XT・Arc A580 とメモリ 16GB で、メモリは全段階で 16GB が必須です。起動できても動きが重くなる可能性が高いので、先にメモリの増設やグラフィックボードの交換を考えるのが現実的です。
GeForce 617.14 に更新しないと遊べませんか?
更新しなくても起動はできる場合がありますが、遊ぶ前の更新をおすすめします。NVIDIA は 617.14 で CONTROL Resonant 向けの最適化と DLSS 4.5 の対応を入れています。更新後に調子が悪くなったときは、デバイスマネージャーの「ドライバーを元に戻す」で一つ前の版に戻せます。
HDD にインストールしても大丈夫ですか?
おすすめしません。公式の要件は、最低から最上位まですべての段階で SSD 120GB を前提にしています。HDD では読み込みが遅くなったり、場面の切り替えで引っかかったりするおそれがあるので、SSD に 120GB 以上の空きを用意してからインストールしてください。
まとめ
CONTROL Resonant の必要スペックは、最低が GTX 1070 級で 1080p・30fps、推奨が RTX 3060 Ti 級で 1440p・60fps、レイトレーシングは RTX 2060 SUPER から RTX 5080 まで段階があります。どの目安もアップスケーラーを使った数字で、CPU は Core i7-10700/Ryzen 7 3700X 級から先はグラボ次第です。GeForce なら、遊ぶ前にドライバー 617.14 に更新しておくと安心です。
そして何より先に越えるべきは、メモリ 16GB と SSD の空き 120GB という「120GB の関所」です。グラボの値段を調べる前に、まずストレージの画面を開いてみてください。自分のPCで足りるか分からない、部品を替えるべきか迷う、という方は、ご来店か出張で、PCの中身を一緒に確かめるところから始めましょう。









