
「冒涜の夜」の必要スペックを調べている方へ。クトゥルフ神話を題材にしたホラーゲーム「Enigma of Fear」に、日本語版「冒涜の夜 Enigma of Fear」が出ました。Steam で 2,800 円です。気になってはいるけれど、ゲーミングPCは持っていない。家にあるのは普通のノートパソコンだけ。それで動くのかが分からない、という方は多いと思います。
Steam ストアに載っている動作環境を見ると、このゲームは要求が軽めです。ただ、「軽い」と「自分のパソコンで動く」は別の話です。この記事では、Steam ストアの数字をそのまま表にしたうえで、今のパソコンが届いているかを自分で確かめる手順をまとめます。
先に結論:冒涜の夜の必要スペックは、最低で Windows 10・メモリ 8GB・空き容量 25GB、グラフィックは GeForce 9600GT か Radeon HD 6570 以上です。推奨は Windows 11(64ビット)・メモリ 12GB・GeForce GTX 560 か Radeon HD 6950 以上です。
今のパソコンがこれに届くかは、タスクマネージャーでメモリとグラフィックを見れば分かります。グラボの無いノートパソコンで動くかはメーカーが示していないので、Steam の返金条件(購入から 2 週間以内・プレイ 2 時間未満)の範囲で試すのが確実です。
冒涜の夜 必要スペックの前に。日本語版はどんなゲームか
Enigma of Fear は、ブラジルの Dumativa が配信者の Cellbit 氏と共同で開発したホラーアドベンチャーです。PC(Steam)向けに 2024 年 11 月に発売され、2026 年 10 月 27 日に日本語版「冒涜の夜 Enigma of Fear」として出ました。パブリッシャーは Dumativa と CriticalLeap です。
中身は、行方不明になった父親の足取りを追って、少女が禁足地を調べていく話です。見た目は 3D のピクセルアートで、写実的な最新ゲームとは方向が違います。必要スペックが軽めなのは、この見た目と関係がありそうだと私は見ています。
手がかりは日記や報告書などの「文書」、セーフルームで再生する「録音」、血痕や儀式の痕跡などの「証拠」の 3 種類で、集めた情報は「メンタルマップ」に登録され、つなげて推理すると次の目標が見つかる。体力とは別に「正気度」があり、下がると存在しない敵や通路が見えるようになる。
出典:4Gamer.net「クトゥルフ神話をモチーフにしたサバイバルホラー『冒涜の夜 Enigma of Fear』,日本語版をリリース」
戦闘もありますが、弾は貴重で、頭を狙って節約するか、バールで殴るかを選ぶ作りだそうです。反射神経で押し切るゲームというより、調べて考えるほうに重心があります。相棒の犬が、正気度が限界まで下がると寄ってきて回復させてくれる、という仕掛けもあります。
メモ:Steam ストアの対応言語の表に、日本語は載っています。ただ、インターフェース・音声・字幕のどれに対応しているかは、この記事を書いた時点で私には読み取りきれませんでした。音声まで日本語かどうかが気になる方は、ストアページの対応言語の表で確かめてください。
冒涜の夜 必要スペック(最低・推奨)を表で見る
ネットには、メモリ 4GB・容量 4GB と書いているスペック紹介サイトもあります。数字が食い違っているので、ここでは販売元の Steam ストアに載っている値だけを使います。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 以降 | Windows 11(64ビット)以降 |
| CPU | Core i3-530 / AMD A6-3650 以上 | Core i5-3300 / Ryzen 3 1200 |
| メモリ | 8GB | 12GB |
| グラフィック | GeForce 9600GT / Radeon HD 6570 以上 | GeForce GTX 560 / Radeon HD 6950 以上 |
| DirectX | 9.0c | 12 |
| 空き容量 | 25GB | 25GB |
動作環境は最低・推奨の 2 段で、メモリは最低 8GB・推奨 12GB、ストレージはどちらも 25GB の空き容量。通常価格は 2,800 円。
出典:Steam ストア「冒涜の夜 Enigma of Fear」
表で目を引くのはグラフィックの行です。最低に挙がっている GeForce 9600GT や Radeon HD 6570 は、かなり前の世代のグラボです。いっぽうメモリは最低でも 8GB で、ここは古いパソコンだと引っかかることがあります。このゲームで先に詰まりやすいのは、グラボよりメモリと空き容量だと私は考えています。
用語:DirectX とは、Windows でゲームの映像や音を扱うための仕組みのことです。グラフィックの部品が対応している版が古いとゲームが起動しないことがあり、最低の 9.0c はかなり古い版なので、今の Windows とグラフィックならまず満たしています。

今のパソコンで遊べるか、タスクマネージャーで確かめる
表の数字と、自分のパソコンの数字を並べてみます。見るのはメモリの量、グラフィックの名前、空き容量の 3 つです。どれも Windows の標準の機能だけで分かります。
- キーボードの Ctrl・Shift・Esc を同時に押して、タスクマネージャーを開く。小さな画面で開いたら「詳細」を押す。
- 左の「パフォーマンス」を選び、「メモリ」を押す。右上に出る数字(8.0GB、16.0GB など)が搭載メモリ。8GB 以上なら最低、12GB 以上なら推奨に届いている。
- 同じ画面で「GPU」を押す。右上にグラフィックの名前(Intel、AMD Radeon、NVIDIA GeForce など)が出る。GPU が 2 つ並んでいる場合は、両方の名前を控える。
- エクスプローラーを開き、左の「PC」を選ぶ。ゲームを入れるドライブ(ふつうは C)の空きが 25GB より十分多いかを見る。
- CPU の名前は、タスクマネージャーの「CPU」を押すと右上に出る。表の Core i3-530 などと比べる。
CPU の比べ方だけは少し厄介です。型番の数字が大きいほど新しい、とは限らないからです。目安として、Core i3・i5・i7 の名前の後ろが 4 桁か 5 桁の数字(たとえば i5-1135G7)なら、最低の Core i3-530 よりかなり新しい世代です。
用語:専用 GPU メモリとは、グラボが自分専用に持っている映像用のメモリのことです。タスクマネージャーの GPU の画面で、ここが 0 や小さい値で「共有 GPU メモリ」だけが大きい場合は、グラボが無く CPU 内蔵のグラフィックで動いているパソコンです。
ほかのゲームでも、確かめ方は同じです。別のタイトルで同じ手順を画像つきで書いた記事もあります。
グラボの無いノートパソコンで遊ぶときの考え方
いちばん気になるのは、ここだと思います。前の章の手順で、GPU が Intel の内蔵グラフィックや AMD の Radeon(内蔵)だけだった場合です。
Steam ストアの動作環境には、CPU 内蔵のグラフィックの名前は挙がっていません。つまり、内蔵グラフィックで動くかどうかを販売元は示していないということです。最低のグラボが古い世代なので届く可能性はありますが、それは私の見立てで、動作の確認ではありません。
判断の手がかりは、メモリです。内蔵グラフィックは、パソコン本体のメモリの一部を映像用に使います。メモリ 8GB のノートパソコンだと、その 8GB をゲームと映像で分け合うことになるので、最低の 8GB には届いていても余裕はありません。12GB 以上あれば、少し楽になります。
- 電源アダプターにつないでから起動する
- ブラウザーなど、ほかのアプリを閉じておく
- ゲームの設定で、画面の解像度や画質を一段下げてから始める
- 2 時間以内に「遊べるか」を決める(Steam の返金条件)
電源につなぐのは、バッテリーだけで動かすと、省電力の設定で性能が抑えられることがあるからです。画質を先に下げておくのは、最初の数十分で「重い」と感じたときに、原因がパソコンの限界なのか設定なのかを分けやすくするためです。

必要スペックの読み方は、ほかの軽めのタイトルでも似ています。
買う前・遊ぶ前に気をつけたいこと(空き容量・ドライバー・返金)
スペックが届いていても、つまずく所が 3 つあります。空き容量、グラフィックのドライバー、それと返金の条件です。
空き容量は、表では 25GB です。ただ、ゲームはアップデートで大きくなることがありますし、Windows の更新にも空きが要ります。C ドライブの空きが 25GB ちょうどしか無いなら、入れる前に整理しておいたほうが安全です。
ドライバーは、グラフィックを動かすためのソフトです。起動しない、画面が真っ黒になる、といった症状は、ドライバーが古いことで起きる場合があります。入れる先は、グラボのメーカー(NVIDIA・AMD・Intel)の公式ページか、ノートパソコンならパソコンのメーカーのサポートページです。
ここ、見落としがちです:Steam の返金は、購入から 2 週間以内で、プレイ時間が 2 時間未満のときに受け付けると案内されています。動くか試すつもりなら、タイトル画面やメニューで長く放置せず、プレイ時間が 2 時間を超える前に判断してください。
返金の条件は、Steam の公式ページ「Steam 返金」に載っています。買う前に一度目を通しておくと、試すときに慌てません。

よくある質問
グラフィックボードの無いノートパソコンでも冒涜の夜は遊べますか?
機種によります。最低スペックのグラフィックは GeForce 9600GT や Radeon HD 6570 と前の世代のものですが、CPU 内蔵のグラフィックで動くかは販売元が示していません。メモリ 8GB 以上・空き 25GB 以上を確かめたうえで、Steam の返金条件(購入から 2 週間以内・プレイ 2 時間未満)の範囲で試すのが確実です。
冒涜の夜の空き容量はどのくらい必要ですか?
Steam ストアの動作環境では、最低・推奨とも 25GB の空き容量です。アップデートで大きくなることもあるので、ゲームを入れるドライブには 25GB より余裕を残しておいてください。
2024年に英語版を買っていました。日本語で遊べますか?
Steam のストアページは 2024 年の発売時と同じ作品のページで、対応言語に日本語が載っています。ただし私は実際に切り替えて確かめていないので、ライブラリで作品を右クリックし、プロパティの「言語」に日本語があるかを見てください。
まとめ
冒涜の夜 Enigma of Fear の必要スペックは、Steam ストアによると最低で Windows 10・メモリ 8GB・空き容量 25GB・GeForce 9600GT か Radeon HD 6570 以上、推奨で Windows 11(64ビット)・メモリ 12GB・GeForce GTX 560 か Radeon HD 6950 以上です。グラフィックの要求は軽く、先に引っかかりやすいのはメモリと空き容量です。
グラボの無いノートパソコンで快適に遊べるかは、私にはまだ言い切れません。販売元が内蔵グラフィックでの動作を示していないからです。メモリと空き容量を確かめ、電源につないで、返金の条件の範囲で試してみる。今のところは、それがいちばん確かな方法だと思っています。










