
Alexa+の料金はいくらかかるのか。居間にあるEchoで、そのまま使えるのか。Amazonの新しいAIアシスタント「Alexa+」は、日本でも2026年10月29日から早期アクセスが順に始まりました。
アレクサが生成AIで賢くなる、と聞くと便利そうです。ただ、気になるのは毎月お金がかかるのか、古いEchoは置いていかれるのか、買い物まで声で任せて大丈夫なのか、のあたりだと思います。この記事では、Amazonの発表と報道で確かめられた内容をもとに、料金・対象機種・できること・使う前に見ておきたい設定を順に整理します。
先に結論:Alexa+は早期アクセス中は誰でも無料、終了後は月額3,000円で、Amazonプライム会員は追加料金なしで使えます。Amazonによると、国内の既存Echoの約98%でそのまま使え、対象外は第1・第2世代の一部です。
使い始めるには Amazon.co.jp/newalexa から申し込み、案内が届くのを待ちます。新型のEchoに買い替える必要は、多くの場合ありません。
Alexa+の料金はいくら?プライム会員は追加料金なし
料金は「いつ使うか」と「プライム会員かどうか」で分かれます。発表どおりに表にします。
| 時期と立場 | 料金 |
|---|---|
| 早期アクセス中(全員) | 無料 |
| 早期アクセス終了後・プライム会員 | 追加料金なし |
| 早期アクセス終了後・非会員 | 月額3,000円 |
プライム会員の方にとっては、今払っている会費の範囲で使える特典が1つ増える形です。非会員の方は、早期アクセスの間は無料で試せますが、その後も使い続けるなら月3,000円のサブスクリプションになります。
Amazonは10月29日に、生成AIを使った次世代のアシスタント「Alexa+」の早期アクセスを日本で始めた。早期アクセスは無料で体験でき、終了後は月額3,000円のサブスクリプションになる。Amazonプライム会員は追加料金なく利用できる。
出典:Amazon プレスリリース(2026年10月29日)
気になるのは、早期アクセスがいつ終わるかです。発表には終わる日付が書かれていません。終了後に非会員の方がどう切り替わるのか(自分で申し込むのか、案内が来るのか)も、発表を読んだ範囲では示されていませんでした。
なので、今の時点で言えるのは「プライム会員は料金を気にせず試せる」「非会員も当面は無料」というところまでです。
ここ、見落としがちです:非会員の方は、早期アクセスの終わりを知らせる案内を見落とさないようにしてください。続けるかどうかは、その時点で決めることになります。終了日と手続きは、Amazonから届く案内で確かめるのが確実です。

Alexa+の料金に見合う?今までのAlexaとの違い
これまでのAlexaは、「アレクサ、天気」「アレクサ、電気を消して」のように、短い言い方で1つずつ頼むことが多い道具でした。Alexa+は生成AIを使い、普段の会話に近い話し方で頼めるようになります。
用語:ウェイクワードとは、Echoに話しかける合図になる言葉のことです。「アレクサ」がそれにあたります。Alexa+では、会話の途中でウェイクワードを毎回言い直さなくても、続けて話せます。
発表と報道で挙がっていた「できること」の例を並べます。
- ウェイクワードを毎回言わずに会話を続ける
- 家族それぞれの声や好みを覚え、人に合わせて提案する
- 「暑い」と言うだけでエアコンを調整する、照明を操作する、定型アクションを声で作る(対応するスマートホーム機器やリモコンが必要)
- 学校への連絡メールを送る、カレンダーに予定を登録する
- 消耗品の補充の提案、配送の追跡、値下げの通知、商品の比較やレビューの要約
- 冷蔵庫にある材料からレシピを紹介する
- Echo・パソコンのブラウザ・スマホのアプリの間で会話を引き継ぐ
最後の項目は、Alexaアプリとブラウザ(alexa.jp)からも使えるという意味でもあります。Echoが手元に無い方でも、試す入口はあります。
一方で、ニュースの見出しで目にした機能が、今日からすべて使えるわけではありません。発表を読むと、「今後提供予定」と書かれているものがいくつかあります。
メモ:飲食店の予約(食べログ経由)と、Uber Eats・出前館・チケットぴあとの連携は、Amazonの発表では「今後提供予定」です。早期アクセスを始めた日からすぐに使えるものではありません。
エアコンや照明を声で動かすことは、今のAlexaでもスマートリモコンを足せばできていました。Alexa+で変わるのは、「暑い」のようなあいまいな言い方からでも、何をしてほしいかをくみ取る点です。
今のEchoで使える?対象機種と始め方
新しく買わなくても使えるのか、がいちばん気になるところだと思います。発表の場でのAmazonの説明では、国内の既存Echoのほとんどが対象です。
Amazonの丸山氏によると、国内で稼働している既存Echoの約98%で、Alexa+をそのまま利用できる。対象外は第1・第2世代の一部で、それ以外のほぼ全機種が対象になる。
出典:PC Watch「プライム会員なら実質無料!新世代AIアシスタント「Alexa+」と新型Echoをチェックしてきた」
Echoのほかに、Fire TV、Fire TVを搭載したパナソニックとJVCのスマートテレビ(一部のモデルを除く)、Alexaアプリ、ブラウザ(alexa.jp)からも使えると発表されています。
自分のEchoの世代の確かめ方
手早いのは、Amazonの注文履歴で、そのEchoを買ったときの商品名を見ることです。Echoの商品名には「第3世代」のように世代が入っていることが多いです。贈り物でもらった、家電店で買った、という場合は、箱や本体に書かれた型番から調べることになります。
ただし、どの機種が対象外になるかの細かい一覧は、今回確かめた資料には載っていませんでした。世代がわかったら、Amazonの「Alexa+」のページで対象機種を確かめてください。
早期アクセスの始め方
Amazonの発表では、新しいEchoやFire TVを買った人、対応する機器を持っている人に、順に案内を出すとしています。流れは次のとおりです。
- Amazon.co.jp/newalexa を開き、早期アクセスに申し込む。
- Amazonから案内が届くまで待つ。
- 案内が届いたら、今のEchoに話しかけるか、Alexaアプリ・alexa.jpから試す。
申し込んだその日に使えるとは限りません。案内は順次なので、家族や知り合いより遅れても、Echoの故障や設定の間違いではありません。
新型Echo TimeとEcho Dot、買い替えは必要か
Alexa+の早期アクセスと同じ10月29日に、新型の「Echo Time」と「Echo Dot(第6世代)」が発売されました。どちらもAlexa+に対応しています。
| 項目 | Echo Time | Echo Dot |
|---|---|---|
| 価格 | 35,980円 | 17,980円 |
| 形 | 円形画面の置き時計 | 球体のスピーカー |
| 主な特徴 | 超音波で睡眠を検知 | スマートホームハブ内蔵 |
| カラー | 3色 | 4色 |
Echo Timeは、3.2インチの円形タッチスクリーンに時計を出す機種です。時計のデザインは100種類以上あり、アラームや再生中の音楽、その日の天気も確かめられます。超音波で呼吸の波形と本体との距離を読み取り、腕に何も着けずに眠りを把握するのが特徴です。別売りのスマートライトと組み合わせると、光で起こすこともできます。カメラは付いていないので、ビデオ通話はできません。
Echo Dot(第6世代)は、Echo Dotとして初めてスマートホームハブを内蔵し、エアコンなど数千種類の対応機器をつなげられます。eeroのルーターを使っている家では、電波を広げる中継器(エクステンダー)としても使えます。
Alexa+を使うためだけなら、買い替えは要りません。新型が向くのは、寝室に置く時計がほしい、眠りを記録したい、eeroの電波を広げたい、といった目的がはっきりしている方です。

Alexa+を使い始める前に見ておきたい設定
Alexa+は家族の声や好みを覚え、メールや買い物まで代わりにこなします。便利になるぶん、Amazonに渡る情報も増えます。使い始める前に、次の2点だけは見ておくと安心です。
声の登録(音声ID)と会話の記録の扱い
家族で1台を使う家では、音声IDを登録すると、声から誰が話しているかを判別します。Amazonは、共用の端末でも一人ひとりの情報を守るための仕組みだと説明しています。
会話の記録は「Alexaプライバシーダッシュボード」でまとめて確認できます。音声録音を残す期間は、すぐに消す設定から期限なしまで選べます。Alexaに見せた写真やファイルも、すぐに消すか、自分で消すかを選べます。
買い物・予約を任せるときの確認設定
Amazonの発表では、プレゼントの注文は注文する前に確認があり、カレンダーへの予定の登録も利用者に確認してから行うとされています。確認の質問が来たら、聞き流さずに中身を聞いてから答える。これがいちばん確かな安全策です。
- 家族それぞれの音声IDを登録する
- プライバシーダッシュボードで、音声録音を残す期間を選ぶ
- Alexaに見せた写真やファイルは、要らなくなったら消す
- 子どもも使うEchoでは、声での買い物の設定を見直す
- 非会員の方は、早期アクセス終了の案内が来たら続けるかを決める
Alexaアプリの設定画面は項目が多く、どこに何があるかわかりにくいところがあります。スマホやWi-Fiの設定と合わせて見直したい方は、ご来店か出張のときに一緒に確かめることもできます。

よくある質問
プライム会員でなくてもAlexa+は使えますか?
使えます。早期アクセス期間中は誰でも無料で、期間が終わると月額3,000円になり、プライム会員は追加料金なしと案内されています。早期アクセスがいつ終わるかは、発表時点では示されていません。
古いEchoでもAlexa+は使えますか?
多くの場合は使えます。Amazonの説明では、国内の既存Echoの約98%でそのまま使え、対象外は第1・第2世代の一部です。案内は順次届くので、申し込んですぐには使えないこともあります。
Alexa+のために新しいEchoを買う必要はありますか?
多くの場合は不要です。新型の「Echo Time」(35,980円)や「Echo Dot(第6世代)」(17,980円)は、時計の表示や睡眠の検知、スマートホームハブがほしい方向けで、Alexa+自体は今のEchoで試せます。
まとめ
Alexa+は、2026年10月29日から日本で早期アクセスが始まった、生成AIを使った新しいAlexaです。早期アクセス中は誰でも無料、終了後は月額3,000円で、プライム会員は追加料金なしで使えます。国内の既存Echoの約98%が対象で、買い替えは必須ではありません。
プライム会員の方は、申し込んで案内を待つだけで十分です。非会員の方は、無料のうちに試して、終了の案内が来たときに続けるかを決めてください。飲食店の予約などはまだこれからの機能なので、今後の追加を見てから評価しても遅くはないと思います。










