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Mac アップデート 終わらない|macOS 27で待つ目安

Mac アップデート 終わらない|macOS 27で待つ目安

Mac アップデートが終わらない。進行状況バーが同じ位置のまま、あるいは画面が真っ暗なまま、もう何十分もたっている。macOS 27 の通知が来て更新を始めた人の中には、いま画面の前でこの状態になっている方もいると思います。「壊れたのでは」と電源ボタンに指をかける前に、少しだけ読んでください。

この記事では、Apple の公式の案内と、実際に macOS 27 へ更新した様子を記録した動画をもとに、待ってよい状態と疑ったほうがいい状態の見分け方、電源を切る前に確かめること、これから更新する人が始める前に確かめる 4 つを順に整理します。大きな OS の更新は、止まって見える時間があるのが普通です。

先に結論:macOS のインストール中は、Mac が数回再起動し、画面に何も表示されなくなったり、進行状況バーがしばらく止まったりすることがあると Apple が案内しています。表示が変わる余地があるうちは、スリープさせず蓋も閉じずに待つのが基本です。

長い時間まったく変化がないときは、Apple の手順どおり「電源ボタンを約 10 秒押して切る → 入れ直す → 周辺機器を外す → macOS 復旧から修復」の順に進めます。これから更新する人は、対応機種・アプリや機器の対応・空き容量・バックアップの 4 つを先に確かめておくと安心です。

Mac アップデートが終わらないのはなぜ?macOS 27 は時間がかかるのが普通

まず知っておいてほしいのは、macOS の大型の更新は、スマホのアプリの更新のように数分で終わるものではないということです。ダウンロード、準備、インストールと段階が分かれていて、インストールの途中では Mac が自分で何度か再起動します。そのあいだ、画面の様子はかなり変わります。

インストール中に数回 Mac が再起動し、進行状況バーが表示されたり、画面に何も表示されなくなったりする場合がある。Mac をスリープさせたり蓋を閉じたりせず、インストールが終わるまで待つ。また、新しいソフトウェアを入れる前に Mac のバックアップを作っておくことがすすめられている。

出典:Apple サポート「Mac の macOS をアップデートする」

つまり「画面が真っ暗」は、それだけでは故障のしるしになりません。Apple 自身が、そういう時間があると書いています。焦って電源を切ることのほうが、待つことよりずっと危ない、というのがこの章の結論です。

実際にかかった時間の一例

では、どれくらい待てばよいのか。Apple のこのページには所要時間の目安が書かれていません。参考になるのが、和田デジタルラボの動画「macOS 27 アップデートの方法——アップデートする前に確かめる4つと、かかった時間」です。撮影に使った Mac では、ダウンロードが約 22 分、準備が約 13 分で、合わせて 35 分ほどかかったと紹介されています。もう 1 台の Mac では、画面に「インストールされるまでに約20分かかります」と出ていたそうです。

この数字は 1 台の例で、Mac の機種や回線の速さ、ダウンロードの大きさで変わります。動画の中でも、ダウンロードの大きさは 1 台目が 13.51 ギガバイト、2 台目が 29.78 ギガバイトと、Mac によって倍以上違っていました。準備が終わると再起動の案内が表示され、その後に何度か再起動して画面が真っ黒になることもある、と動画でも説明されています。

準備が終わると再起動の表示が出て、何度か再起動し、画面が真っ黒になることもある。スリープにしたりディスプレイを閉じたりせずに待つ。

出典:macOS 27 アップデートの方法——アップデートする前に確かめる4つと、かかった時間(和田デジタルラボ)

Mac アップデートが終わらないとき、待つか止めるかの見分け方

Apple は、何分・何時間待てば異常と言えるかという線を示していません。別の案内では、インストールが進む間、進行状況バーがなかなか進まなかったり、いったん止まったまましばらく動かなかったりする場合がある、とも書いています。時間で決められない以上、見るべきは「表示が変わる余地があるか」です。

画面の様子考え方
進行状況バーが少しずつ伸びている待つ
残り時間の表示が変わっている待つ
再起動して画面が暗くなり、また表示が出る待つ(通常の動き)
バーがしばらく止まっているしばらく待つ(Apple も起こりうると案内)
長い時間まったく変化がない次の章の手順に進む
何度も再起動を繰り返して先へ進まない次の章の手順に進む
表示で判断する目安(Apple の案内をもとに整理)

待つあいだにやっておきたいのは、ノート型なら電源アダプタにつなぐことです。途中で電池が切れると、待つかどうか以前の話になってしまいます。蓋は開けたまま、スリープもさせない。外付けの機器は、いまの段階では抜き差ししないでおきます。

ここ、見落としがちです:「真っ暗」と思っていたら、実は画面の明るさが下がっていただけ、ということもあります。キーボードの明るさのキーを押したり、トラックパッドに軽く触れたりして、表示が戻るか一度だけ確かめてください。電源ボタンには触らないようにします。

判断に迷うなら、時間を決めて離れるのも一つの方法です。画面の前でじっと見ていると、数分が何十分にも感じます。急ぎの作業がある日に始めないこと、時間に余裕のある日に始めることが、結局いちばんの予防になります。

店長
店長
止まって見えるのがいちばん怖い時間ですが、途中で電源を切るほうが後始末は大変になります。表示が変わる余地があるうちは、待ってください。

電源ボタンを長押しする前に確かめること

長い時間まったく変化がない、何度も再起動を繰り返して先へ進まない。そうなったときに初めて、強制的に電源を切る手順に進みます。その前に、もう一度だけ確かめてほしいことがあります。

注意:インストールの途中で電源を切ると、書き込みの途中だったデータが中途半端なまま残るおそれがあります。バックアップが無い Mac ほど、切る判断は慎重にしてください。電源アダプタにつながっているか、蓋が閉じていないかを先に確かめ、それでも変化がないときだけ次の手順に進みます。

Apple は、起動の途中で Apple ロゴや進行状況バーのまま止まってしまう場合の手順を案内しています。上から順に試し、直ったらそこで止めます。

  1. 電源ボタンを約 10 秒押し続けて、Mac の電源を切る(Touch ID のある機種は Touch ID を長押しする)。
  2. 電源を入れ直し、表示が先へ進むか見る。
  3. 直らなければもう一度電源を切り、プリンタ・外付けドライブ・USB ハブなど、必須ではない機器をすべて外してから電源を入れ直す。
  4. それでも直らなければ電源を切り、macOS 復旧から起動して、起動ディスクを修復する。
  5. まだ直らなければ、macOS 復旧から macOS を再インストールする。

インストールが進む間、進行状況バーがなかなか進まなかったり、いったん止まったまましばらく動かなかったりする場合がある。止まったままのときは、電源ボタンを約 10 秒押して電源を切り、入れ直す。直らなければ必須ではないアクセサリを外し、それでも直らなければ macOS 復旧から修復・再インストールする。

出典:Apple サポート「Mac の起動中に Apple ロゴや進行状況バーが表示される場合」

手順 1〜3 までは、Mac に詳しくなくてもできます。手順 4 と 5 の macOS 復旧は、起動の仕方が Mac の種類で違い、画面も英語まじりの見慣れないものになります。ここで手が止まるのは自然なことです。

店長
店長
手順 3 までで直らず、バックアップも無いなら、そこから先はご自分で進めるより持ってきていただいたほうが安全です。ご来店か出張で、データを守る順番から一緒に考えます。

macOS 27 を始める前に確かめる 4 つ

まだ更新していない人は、ここが本題です。和田デジタルラボの動画では、macOS 27 に上げたあとで前のバージョンに戻すのは簡単ではないので、始める前に 4 つを確かめておこう、と話しています。その 4 つが、対応機種、アプリや機器の対応、空き容量、バックアップです。

1. 対応機種

動画では、macOS 27 に更新できるのは M1 や M4 のような、Apple が作ったチップの入った Mac だと説明されています。確かめ方はかんたんで、「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、macOS 27 が出ていれば対応機種、出てこなければ非対応です。

用語:Apple シリコンとは、Apple が自社で設計した Mac 用のチップのことで、M1・M2・M3・M4 などの名前が付いています。自分の Mac のチップは、Apple メニューの「この Mac について」の「チップ」の欄で確かめられます。

2. アプリや機器の対応

OS の更新でいちばん困るのは、毎日使っているアプリや機器が動かなくなることです。動画では、新しい macOS でスキャナーのアプリがスキャン後に処理中のまま止まる例が紹介されていました(そのアプリはすでに直った版が出ているそうです)。対応状況は、アプリや機器を作っている会社のページで確かめられます。

ちょうど具体的な例が出ました。無料のオフィスソフト「LibreOffice」が 2026 年 10 月 29 日(中央ヨーロッパ時間)に 26.8.2 を公開し、その中で macOS 27 で起動時にクラッシュする問題を直しています。macOS 27 に上げたら起動しなくなったアプリは、まず最新版が出ていないかを見るのが近道です。

LibreOffice 26.8.2 は 26.8 シリーズの 2 回目のマイナーアップデートで、約 35 件の不具合を修正した。macOS 27 で起動時にクラッシュする問題もその一つ。Windows・macOS・Linux に対応する。

出典:窓の杜「LibreOffice 26.8.2」が公開

LibreOffice をこれから使い始める人や、Microsoft Office との互換性が気になる人は、前の版の記事もあわせてどうぞ。

LibreOffice 26.8.1|乗り換え前に見る互換性

仕事で使うアプリや、プリンタ・スキャナーのような機器があるなら、更新を急がない選択もあります。動画では、macOS 27 に上げずに待つ人にも、しばらくはセキュリティのアップデートが届くと説明されていました。

3. 空き容量

空き容量は「システム設定」→「一般」→「ストレージ」で見られます。更新の大きさは「ソフトウェアアップデート」の macOS 27 の下に表示され、最初の章で触れたとおり、Mac によって 13.51 ギガバイトだったり 29.78 ギガバイトだったりします。足りないときは「空き領域を増やす必要があります」と表示されるそうです。

macOS 27 容量が減る原因|256GBのMacは要確認

4. Time Machine でのバックアップ

動画によると、更新したあとで macOS を入れ直しても、入るのは macOS 27 のままです。前のバージョンに戻すには、Mac の中身を消して入れ直すことになります。だから先に Time Machine などでバックアップを取っておく。Apple も、新しいソフトウェアを入れる前のバックアップをすすめています。

バックアップは、前の章の「電源ボタンを長押しする前に」の判断にも効いてきます。バックアップがあれば、いざというときに強制終了や再インストールへ進む判断がしやすくなります。無ければ、一つひとつの操作が賭けになります。

更新を始める前のチェック

  • ソフトウェアアップデートに macOS 27 が出ているか(対応機種か)
  • 仕事で使うアプリ・プリンタ・スキャナーが macOS 27 に対応しているか
  • ストレージの空きが、表示された更新の大きさより十分あるか
  • Time Machine などでバックアップを取ったか
  • ノート型は電源アダプタにつないだか、時間に余裕のある日か

店長
店長
バックアップを取らずに大きな更新を始めるのは、やめたほうがいいです。うまくいけば何も起きませんが、うまくいかなかったときに戻る場所がありません。

終わったあとに確かめること

更新が終わったら、本当に終わったのかを確かめます。動画では「このMacについて」に 27 と出ていれば完了、と説明されていました。あわせて、次のことも見ておくと安心です。

  • Apple メニューの「この Mac について」に macOS 27 と出ているか
  • 毎日使うアプリが起動するか(起動しなければ最新版を探す)
  • プリンタ・スキャナーなど、つないでいる機器が使えるか
  • これからの更新を自動で入れるか、自分で決めて入れるかの設定

最後の項目について、動画では、完了の画面で「続ける」を押すとこれからのアップデートも自動で入るようになり、入れる時を自分で決めたい人は「自動ダウンロードのみ」を選ぶ、と紹介されていました。あとから「ソフトウェアアップデート」の設定で変えることもできるそうです。

メモ:更新した直後は、電池の減りが早く感じることがあります。動画では、裏で検索用のデータを作っているためで、しばらくすると落ち着くと説明されていました。数日たっても変わらないときは、別の原因を疑います。

よくある質問

macOS 27 のアップデートは、どれくらい時間がかかりますか?

Mac の機種や回線の速さ、更新の大きさによって変わります。和田デジタルラボの動画の例では、ダウンロードが約 22 分、準備が約 13 分で合わせて 35 分ほどかかり、そのあとのインストールで何度か再起動しました。時間に余裕のある日に、ノート型は電源アダプタにつないで始めてください。

Mac のアップデート中に画面が真っ暗です。電源を切っていいですか?

すぐには切らず、まず待ってください。Apple は、インストール中に Mac が数回再起動し、画面に何も表示されなくなる場合があると案内しています。長い時間まったく変化がないときだけ、電源ボタンを約 10 秒押して切り、入れ直す手順に進みます。

macOS 27 にしたら、使っていたアプリが起動しなくなりました。

まずアプリの最新版が出ていないか確かめてください。アプリ側がまだ macOS 27 に対応していない場合があります。たとえば LibreOffice は、macOS 27 で起動時にクラッシュする問題を 2026 年 10 月 29 日公開の 26.8.2 で修正しました。

まとめ

Mac アップデートが終わらないように見えても、macOS 27 のような大きな更新では、再起動や真っ暗な画面、しばらく止まる進行状況バーは Apple も案内している普通の動きです。スリープさせず、蓋を閉じず、表示が変わる余地があるうちは待つ。長い時間まったく変化がないときに、初めて Apple の手順で電源を切ります。

これから更新する人は、対応機種・アプリや機器の対応・空き容量・バックアップの 4 つを先に。とくにバックアップがあるかどうかで、途中で止まったときに取れる手が変わります。自分で進めるのが不安なところまで来たら、ご来店か出張でご相談ください。

この記事を書いた人

ホンダ ヒデユキ

ホンダ ヒデユキ

北海道苫小牧市でパソコン修理店「ピシコ」を運営しています。 パソコン修理・データ復旧・自作PCサポートなど、現場での対応を続けながら、毎日テックブログを更新しています。 近年は、企業向けのAI導入や業務自動化の支援にも力を入れており、予約・見積・請求など、日々の業務を効率化する仕組みを実際に構築・運用しています。 「難しいことを、できるだけわかりやすく」を大切に、修理の現場やAI活用で得た知識を発信しています。