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「ウイルスに感染しました」と表示されるけれど…McAfeeは入れてない?
最近、当店へのご相談で多いのが
「McAfeeのポップアップが英語で出て、ウイルスに感染したと表示される」というもの。
しかし、お話を聞くと、McAfee(マカフィー)はパソコンにインストールされていないというのです。
実はこれ、本物のMcAfeeとは関係のない“偽警告”である可能性が非常に高いです。
◆ そのポップアップ、アドウェアの可能性があります
この手の偽警告は、近年特に増加傾向にあり、以下のような特徴があります。
- 英語の表示で不安を煽る(例:”Your PC is infected!” “Click to fix”)
- McAfeeやNortonなど有名ウイルス対策ソフトのロゴや名称を勝手に使う
- 実際にはブラウザ(EdgeやChrome)の通知や広告として出ているだけ
- クリックすると怪しいサイトに誘導される
つまり、これはアドウェアやブラウザ通知スパムによる“偽セキュリティ警告”なのです。
◆ なぜ表示されるようになったのか?
多くの場合、以下のような経路で表示され始めます:
- 広告の多いサイトを閲覧中に「通知を許可しますか?」にうっかり【許可】を押してしまった
- 無料ソフトのインストール時にアドウェアが一緒に紛れ込んだ
- 偽のセキュリティ警告に一度でも反応してしまった
その結果、ブラウザが怪しい通知元を「信頼済み」として扱ってしまっている状態になります。
◆ 対処方法(一般ユーザー向け)
【ステップ①】ブラウザの通知設定を確認し、怪しいサイトをブロック
Google Chromeの場合:
- 右上の「︙」→[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[サイトの設定]
- [通知]を選択
- 「許可」リストから見覚えのないURL(例:
mcafee-alert.xyz
など)を削除
Microsoft Edgeの場合:
- 右上の「…」→[設定]→[Cookieとサイトのアクセス許可]→[通知]
- 許可リストから怪しいURLを削除
【ステップ②】念のためマルウェアスキャンを行う
「AdwCleaner」や「Malwarebytes Free」などの無料ツールでスキャンを行い、不要なソフトやレジストリ項目を除去しましょう。
【ステップ③】不安な場合は専門店にご相談を
設定を確認しても直らない、操作が不安という方は、お近くの修理店までご相談ください。
当店でも無料の初期診断を行っております。
◆ まとめ:本物のMcAfeeではなく、偽物の「名前を借りた警告」
- ポップアップが出た=ウイルスに感染した、ではない
- McAfeeを名乗る偽警告に騙されないように
- ブラウザ通知やアドウェアが原因のことが多い
- 心配な場合は、専門店で診断を受けるのが安心
ご自宅のパソコンで不審な動作があった場合、焦らずに一度落ち着いて対処法を試してみましょう。それでも不安な方は、ぜひ当店までご相談ください!
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