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Windows11普及率が異常なまでに低い理由は「条件と時期が悪いから」

SteamユーザーのWindows11普及率が異常に低いそうです
画像はlansweeper「Is Your Business Ready for Windows 11?」より

Windows11が2021年10月登場してもうすぐ半年が経とうとしております。その中で皆様がどれだけこのOSインストールに興味を持たれたのかは、「Windows10とWindows11の違いは?」とのお問い合わせが未だに後を絶たない状況が、鈍化する現状を物語っているように思えます。

その中でも興味深い記事が英文ですがありましたので掲載したいと思います。

Windows 11の採用率に焦点を当てた追加のLansweeperデータ調査では、ユーザーの1.44%のみがWindows 11、いくつかの興味深いデータが明らかになりました。今のところ、Windows 10(80,34%)は、長い間最も人気があります。しかし、さらに興味深いことに、Windows11の採用はまだWindowsXP (1.71%)Windows 7(4,70%)をはるかに下回っており、これらはすべてサポート終了です。Windows 7のような古いオペレーティングシステムを実行すると、サイバーセキュリティの危険性があります。これは、バグ修正、セキュリティパッチ、または新機能がなくなるため、個人または企業のユーザーがマルウェア攻撃を受けやすくなるためです。以下のインフォグラフィックは、WindowsデバイスのOSディストリビューションを示しています。

lansweeper「Is Your Business Ready for Windows 11?」より引用翻訳

これらはあくまでも統計ですがこれはあまりにもWindows11は厳しい現実を叩きつけられる結果となっている様子で、これらの原因では以下の様に解説しております。

Windows 11をインストールするには、デバイスに64ビットプロセッサまたはSoC上に2つ以上のコアを備えた1 GHzプロセッサ(またはそれ以上)が必要です。また、4GBのRAMと少なくとも64GBのストレージが必要です。Windows 11への自動アップグレードには、セキュアブート対応やTPM 2.0対応などの追加のシステム要件があり、アップグレードがさらに困難になります。これらの要件を満たしていないデバイスは、単に更新できません。

lansweeper「Is Your Business Ready for Windows 11?」より引用翻訳

そう、既存のユーザーがWindows10が多い現状はアップデートが施された2015年以前のパソコンがWindows11をインストールができるCPUに対応していない事が理由の一つ。

インテルCore i5 8400

もう一つは2010年がWindows7がピークであったパソコンが故障するタイミングが2018年前後にWindows10が搭載されたパソコンに入れ替えを行っている事がピーク時と考えればWindows11の導入率が鈍化している事実が今となっては頷けます。

これらはハードディスクの平均寿命が物語っており、OSが変わったタイミングが入れ替え時期ではなく、パソコンの経年劣化による故障が入れ替えの基準となっている事。これをおおまかに計算するとハードディスクの平均寿命が7年と言われており、仮にパソコンの入れ替え時のピークが2018年と想定すれば次回は2025年となります。

つまりはWindows10が圧倒的な普及率となている現状では、あと3年はこの状況が続くと考えれば時期的にWindows11は普及率は差ほど上がらないと予想出来ます。

これらは半導体不足で新車が納品が困難である事で中古車が売れに売れている時期とパソコンは一致しており、車の寿命は13年とされておりますがパソコンでは少しだけ早く10年程度。OSのモデルチェンジがパソコンの入れ替え時という時代は終わり、今は中古のパソコンでWindows10のサポート期限の2025年までを耐え忍ぶ時代、となっているのかもしれません。

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