
11月中旬。SSDやメモリの価格が「そろそろ怪しいぞ」と言われ始めた、まさにその頃の話です。あるお客様から、ビデオ編集用パソコンのお見積りのご相談をいただきました。私はその時点で、正直にこうお伝えしています。
ところが、お客様から返ってきた言葉はこうでした。

「いや、大丈夫でしょう。そんなに急に上がらないですよね?」
正直、この時点ですでに値上がりは始まっていました。それでも最終的には「少し検討します」ということで、一旦お話は終わりました。
12月中旬、再び来たご相談と…怒り
それから約1か月後、12月中旬。再びそのお客様からご連絡がありました。

「やっぱりパソコンが欲しいです!今の状況で、改めて見積もりをお願いします!」
現状の価格を反映した、最新のお見積りをお出ししたところ――ここで、空気が一変します。
「ここまで値上がりするとは思ってなかった」
「そんな話、聞いていない」
「なぜこんなに高いんですか」
正直、延々とお怒りの言葉が続きました。
本音を言えば…「あの時、抑えておけば」
これはあくまで私の本音ですが、

「あの時、最低限でもパーツだけは抑えておくべきだったのでは」
そう思わずにはいられませんでした。なぜなら、状況はこうです。
SSDとメモリの現実的な価格変動
- 当初 約1万円で買えていたSSD
→ 現在 約3万円 - 当初 約1万6千円だったメモリ
→ 現在 8万円〜16万円
お客様からは「ほぼ2倍じゃないですか」と言われましたが、これはもう日本だけの話ではありません。世界的に、同じような価格になっています。
調べた結果、私の説明に間違いはなかった
最終的にお客様ご自身でも状況を調べられ、

「確かに、どこを見ても同じような価格ですね」
という結論に至り、私の説明に不備はなかったということで、購入を決断されました。ただし、当初予定していた構成からは変更があります。
スペックは妥協。これはもう仕方がない
本来は 64GBメモリを想定していた構成でしたが、今回は費用面を考慮し、16GBで様子見という形になりました。
正直、これはもう仕方がありません。パーツ価格がここまで動いてしまった以上、「性能を取るか、予算を取るか」の二択になってしまいます。
これからPCを買う方へ、はっきり言います
ここからは、少し強めに言わせてください。
パニック買いは、もう遅いです
こういう買い方をする時点で、すでに遅いです。
価格は、これからも どんどん、どんどん上がっていきます。
来年の新生活シーズンは、地獄です
これは断言できます。
来年の春、新生活でパソコンを探す方にとって、価格は地獄のような状況になっているはずです。
- 当初10万円で買えたパソコン
→ 20万円になる可能性は十分あります
冗談ではありません。本当にそういう世界です。
「あの時、買っておけばよかった」と思わないために
このブログを読んでくださっている方に、ぜひ一度、考えてみてほしいです。
そう思う未来が、もうすぐ来ます。
欲しい時が、いちばん安い
これは何度でも言います。
欲しい時が、いちばん安い。
今年どころか、来年の今よりも、今のほうが安いです。この価格が落ち着くのは、早くても2027年と言われています。
私は、この内容をきちんと書きました。現場で見て、体感している事実です。
ですので、どうか――

「あの時、頼んでおけばよかった」
そんな言葉だけは、後から言われないようにしていただければ嬉しいです。本当に、今が最後の「まだ現実的な価格」です。














「今後、SSDやメモリは値上がりする可能性が高いです。もし価格が動いた場合は、後日お見積りを修正させていただくかもしれません」