オンラインゲームをしていると通信が遅くなってしまい自身のキャラクターだけが表示されたり、操作が一定時間行えないなどの問題が生じている問題、それがパケロス(パケットロスの略)。
通信の仕組みについて詳細が分からない方にとっては、これが一体何が起っているか理解ができない問題となっており、先日当店が書いた記事が突然バズり始めました。
その記事とは、以下の記事となります。
因みにこの記事がバズった理由として、ファイナルファンタジー14のプロデューサーレターライブ(略してPLL)という生放送があり、その際に以下の内容を話していたそうです。
動画の内容では、今となっては死語とも言える「テレホタイム」と呼ばれていた当初では、午後11時から翌朝の8時までがインターネットでのつなぎ放題となる、定額通信が唯一許された時間があったのですが、その時間帯では当然の如く皆が一斉に通信を行っていた事で通信速度の低下が多く目立った時代がありました。
時代は異なりますが、近年では「通信が遅くなる仕組みを擬似的に設けられている」と噂されており、これらは通信会社が意図的に行っている事は間違い無いようです。
では、何故遅くなる制限をかけているのか？と推測すると「通信トラフィック量が多いほど通信会社が負担する額が大きくなるから」という説明に行き着きます。
近年では月額5,000円前後で契約が行える光回線(固定回線とも言われる)では、一昔と違って1回線にWi-Fi環境を使用して、複数台の通信媒体で大量に通信が行われる時代となった事で、通信会社としても限られた予算の中で模索した結果が帯域制限をかける、という行動に出ざるを得ないのでしょう。
そこでSNSでは、利用者から不満とも言える報告がいくつも挙げられており、特に多いのがNURO光とJ:COM(他にはOCN光やbaycom光など)の報告が目立っている様子。
ここで肝心なのが「自身の環境がパケロスか否か？」という事なのですが、体感で通信に遅延を感じている時に測定を行う事で、事実として遅延しているという結果に行き着くので、普段から不満を感じていない方にとっては確認を行う必要はありません。
もし、通信の遅延を感じるようであれば、その時間帯にスクエアエニックスが推奨する確認方法を使って測定を行って頂ければ容易に確認が可能です。
その方法はざっくりと説明すると、Windowsでは「コマンドプロンプト」にて以下のコマンドを入力します(コピペでOKです)。
tracert 124.150.157.15
因みにこの意味は、tracerouteコマンドで日本のFF14サーバーまでの通信経路に遅延を行う確認を取る方法であり、以下の赤枠の箇所での「〇〇ms」の数値が遅延を示している数値であり、例えば22msでは0.022秒遅延が発生しているという事になります。
一般的には30msまでは快適とされ、それ以上の数値であれば段階を踏んで通信に大幅な遅延が発生していると考えて良いかもしれません(不快と感じる数値は50ms以降と言われております)
私の自宅の環境では不満に感じないとされているものの、ピークタイムでの測定結果では遅延が最大22msあり、大型連休の最終日という事もあってこの数字が正常であるかは確認が取れておりませんが、特定のプロバイダではこれよりも深刻な状況である事が予想されます。
因みに、この上記の時間帯でインターネット速度テストでの平均700Mbpsは出せておりますが、遅延を確認するのであれば「レイテンシ」という項目の「～ミリ秒」を確認する事をオススメします。
遅延はオンラインゲームにとっては致命的とも言える問題であり、長期に渡って問題が解消され無い場合においては、通信会社を変更される事を強くオススメします。
