
ウィッチャー3 リマスターの必要スペックが気になって、このページに来た方が多いと思います。『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は 2026 年 9 月 29 日に発売されました。PC 版は 6,490 円(税込)で、すでに PC 版を持っている人は無料でアップグレードできます。
ただ、2015 年の原作を遊んだ PC でそのまま動くと思っていると、足元をすくわれます。今回は SSD が必須になり、OS も Windows 11(64bit)が条件です。グラボより先に、ストレージと OS でつまずく人が出るリマスターです。この記事では、公表されている必要スペックを整理し、今の PC で遊べるかを自分で確かめる手順と、足りないときにどこを換えるかをまとめます。
先に結論:ウィッチャー3 リマスターの PC 版は、最低で GTX 1660 6GB/RX 5500 XT 8GB/Arc A580、Core i5-8400/Ryzen 5 2600、メモリ 12GB、推奨で RTX 2060 SUPER/RX 6600 XT/Arc B580、Core i7-8700K/Ryzen 5 3600X、メモリ 16GB です。どちらも Windows 11(64bit)と、空き 70GB の SSD が必須です。
GPU が最低ラインに届いていても、ゲームを入れる場所が HDD だったり、OS が Windows 10 のままだったりすると条件を満たしません。確かめる順番は「OS → ストレージ → メモリ → GPU」です。
ウィッチャー3 リマスターで何が変わった?価格と無料アップグレード
まず中身の話から。今回のリマスターは、2022 年に出た次世代機向けアップデートのさらに上に積み増す形の刷新です。見た目だけでなく、遊び心地のほうにも手が入っています。
2026 年 9 月 29 日に PC・PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch 2 で発売。テクスチャを改善し、ライティングとレイトレーシングを刷新したほか、スキルツリーの再構築、戦闘アニメーションの一新と新しいフィニッシャーの追加が行われた。PC 版はパストレーシングに対応する。PC 版・PS5 版・Xbox Series X|S 版の所有者は、同じプラットフォームの本作へ無料でアップグレードできる。
出典:4Gamer.net「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」本日リリース
価格は機種ごとに少しずつ違います。PC で遊ぶ人に関係するのは一番上の行だけですが、家族でゲーム機と迷っている方もいると思うので並べておきます。
| 機種 | 価格(税込) | 既存ユーザー |
|---|---|---|
| PC | 6,490 円 | 同じ機種へ無料 |
| Xbox Series X|S | 6,490 円 | 同じ機種へ無料 |
| PS5 | 6,600 円 | 同じ機種へ無料 |
| Nintendo Switch 2 | 7,490 円 | Switch 版から 100 円 |
中身には本編に加えて、拡張の「無情なる心」「血塗られた美酒」も含まれると伝えられています。つまり、原作を全部持っている人にとっては、お金はかからないが、PC の条件だけが上がるという話です。お財布は痛まないのに、パソコンのほうが痛む。リマスターあるあるです。
用語:パストレーシングとは、画面に映る光の行き来を、反射や跳ね返りまで含めてまとめて計算する描き方のことです。レイトレーシングの中でも特に重い方式で、GPU への負担が大きいため、最低・推奨の環境で使う前提のものではありません。
ウィッチャー3 リマスターの必要スペック(最低・推奨)
CD PROJEKT RED が公表した必要スペックを表にします。GPU は NVIDIA・AMD・Intel の 3 社ぶんが並んでいて、どれか 1 つを満たせばよい、という読み方です。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11(64bit) | Windows 11(64bit) |
| CPU | Core i5-8400/Ryzen 5 2600 | Core i7-8700K/Ryzen 5 3600X |
| GPU | GTX 1660 6GB/RX 5500 XT 8GB/Arc A580 | RTX 2060 SUPER/RX 6600 XT/Arc B580 |
| メモリ | 12GB | 16GB |
| ストレージ | SSD 70GB | SSD 70GB |
最低・推奨とも OS は Windows 11(64bit)、ストレージは 70GB で SSD が必須とされている。最低は GTX 1660 6GB/RX 5500 XT 8GB/Arc A580 とメモリ 12GB、推奨は RTX 2060 SUPER/RX 6600 XT/Arc B580 とメモリ 16GB。
出典:CORSAIR「The Witcher 3: Wild Hunt Remastered System Requirements」
表を見て「意外と軽い」と感じた方、その感覚は間違っていません。GTX 1660 も i5-8400 も、2018〜2019 年ごろのゲーミング PC によく入っていた部品です。一方で、公表資料には最低・推奨それぞれでどの解像度・どの画質で何 fps 出るのかが書かれていません。「推奨を満たした=最高画質で快適」とは読まないほうが安全です。
メモ:アップスケーラーは NVIDIA の DLSS 4.5、AMD の FSR 4、Intel の XeSS 2 に対応すると伝えられています。ただし、どの技術がどの世代の GPU で使えるかは技術ごとに違うため、自分の GPU で使える項目は、ゲームのグラフィック設定の画面で確かめてください。
GTX 1660 まわりの「最低ラインのグラボで最近のゲームはどこまで遊べるか」は、別のタイトルでも書いています。考え方は同じです。

SSD必須の壁。HDDのPCで遊ぶには
今回いちばん引っかかりやすいのがここです。ゲーミング PC でも、少し前の構成だと「起動用に小さめの SSD、ゲーム置き場に大きな HDD」という組み合わせがよくありました。その場合、Steam のライブラリーが HDD 側にあると、そのままでは条件を満たしません。
ここ、見落としがちです:「うちの PC は SSD」と思っていても、SSD なのは C ドライブだけで、ゲームは D ドライブの HDD に入っている、というのはよくある形です。見るべきは、ゲームをインストールする先のドライブです。容量も「空きが 70GB」要るので、C ドライブがぎりぎりの 256GB だと入らないことがあります。
自分のドライブが SSD か HDD かは、Windows の標準機能だけで分かります。帰ったら次の順に見てください。
- キーボードの Ctrl+Shift+Esc を押してタスクマネージャーを開く。
- 左の「パフォーマンス」を選び、「ディスク 0」「ディスク 1」…を順にクリックする。
- 各ディスクの画面の右上や下の欄に出る「SSD」「HDD」の表示と、ドライブ文字(C: や D:)を見比べる。
- エクスプローラーの「PC」を開き、入れたいドライブの空き容量が 70GB 以上あるか確かめる。
HDD しか無い、または SSD の空きが足りない場合、選べる道はおおむね 3 つです。SSD を 1 台足してゲーム用にする、今の SSD をもっと大きいものに換える、PC ごと替える。デスクトップで M.2 の空きスロットか 2.5 インチの空きベイがあれば、1 つめの「足す」がいちばん手間も費用も小さく済みます。
ついでに OS の話もここで。最低・推奨とも Windows 11(64bit)が条件です。Windows 10 の PC は、公表されている動作環境の外になります。Windows 11 に上げられない古い PC だと、SSD を足しても条件はそろいません。

今のPCで足りる?グラボを換えるか、PCごと替えるかの分かれ目
ストレージと OS をクリアしたら、次は CPU・メモリ・GPU です。自分の PC に何が入っているかは、タスクマネージャーの「パフォーマンス」で CPU・メモリ・GPU を順に見れば、名前と容量が出てきます。それを上の表と見比べてください。
足りないのが GPU だけなら、グラボの交換で届くことがあります。ここで私がいつも思うのは、グラボ交換は「部品を 1 枚差し替える作業」ではなく「PC 全体が新しいグラボを受け止められるかの確認」だということです。電源、ケース、CPU。どこか 1 つでも足りないと、せっかくのグラボが本来の力を出せません。……と語り始めると 1 本記事が書けてしまうので、ここでは確かめる場所だけ並べます。
- 電源ユニットの容量(W 数)が、新しいグラボのメーカーが案内する推奨電源容量を満たしているか
- 電源ユニットに、グラボ用の補助電源ケーブル(PCIe 電源)が必要な本数あるか
- ケースの中に、新しいグラボの長さと厚みが入る空きがあるか
- CPU とメモリが、少なくとも最低スペックの表に届いているか
- OS が Windows 11(64bit)か、上げられる機種か
判断の目安はシンプルです。GPU だけが足りず、電源とケースに余裕があるなら、グラボ交換。CPU もメモリも最低ラインに届かない、あるいは Windows 11 に上げられない機種なら、部品を 1 つずつ換えるより PC ごと替えたほうが結果的に安いことが多くなります。
注意:電源容量が足りないまま大きなグラボを付けると、ゲーム中に突然電源が落ちたり、再起動を繰り返したりします。容量の小さい電源に、変換ケーブルで無理に補助電源をつなぐのはやめてください。ケーブルやコネクターが過熱し、部品を傷めるおそれがあります。
パストレーシングまで使いたい、という方は話が変わります。公表資料には、パストレーシングを使うための GPU の目安は出ていません。重い機能なので、推奨スペックより上の GPU が要ると考えておくのが自然です。最新世代の GPU の機能の違いについては、こちらの記事でも整理しています。
起動しない・落ちるときは、ここから確かめる
スペックは足りているはずなのに、起動しない、途中で落ちる。発売直後のゲームではよくある話です。部品の故障を疑う前に、手元でできることを上から順に試してください。
- GPU のドライバーを、NVIDIA・AMD・Intel の公式サイトかアプリから最新版に更新する。
- Windows Update を開き、保留中の更新をすべて済ませてから再起動する。
- Steam などのストアアプリで、ゲームファイルの整合性の確認(修復)を行う。
- 画質設定を下げ、レイトレーシングとパストレーシングを切った状態で起動できるか試す。
- 原作時代に入れていた MOD がある場合は、いったん外してから起動する。
ここまでやっても落ちるなら、ゲーム側の不具合か、PC 側の問題かの切り分けに入ります。ほかの重いゲームでも同じように落ちるなら、電源や冷却など PC 側を疑う材料になります。ウィッチャー3 リマスターだけで落ちるなら、修正パッチを待つのも立派な選択肢です。

よくある質問
ウィッチャー3 リマスターはHDDのPCでも遊べますか?
公表されている必要スペックでは、最低・推奨ともに SSD が必須で、空き容量は 70GB とされています。HDD しか無い PC では、SSD を増設してそこにインストールするのが現実的です。起動用のドライブが SSD でも、ゲームの入れ先が HDD なら条件を満たしません。
GTX 1660でもウィッチャー3 リマスターは動きますか?
GTX 1660 6GB は最低動作環境に挙がっている GPU なので、動作の対象には入っています。ただし公表資料には、最低動作環境でどの解像度・画質になるかは書かれていません。画質設定を低めにして始め、様子を見ながら上げていくのが無難です。
すでに持っているウィッチャー3は無料でリマスター版になりますか?
PC 版・PS5 版・Xbox Series X|S 版を持っている人は、同じプラットフォームのリマスター版へ無料でアップグレードできると報じられています。Nintendo Switch 版から Switch 2 版へは 100 円(税込)です。具体的な受け取り方は、購入したストアの表示で確かめてください。
まとめ
ウィッチャー3 リマスターの PC 版は、最低で GTX 1660 6GB クラスとメモリ 12GB、推奨で RTX 2060 SUPER クラスとメモリ 16GB。どちらも Windows 11(64bit)と空き 70GB の SSD が必須です。GPU の条件は思ったより控えめで、そのぶん SSD と OS でつまずく人が出やすいリマスターだといえます。
確かめる順番は「OS → ストレージ → メモリ → GPU」。ゲームは無料でも、PC の条件だけは上がっています。足りない部品が 1 つなら足す、いくつも足りないなら PC ごと替える。どこが足りないのか自分では分からないという方は、PC を持ってご来店いただければ一緒に見ます。










