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修理でのギモン、HDDが壊れていないのにSSDに交換するのは何故?

内蔵HDDをマウンターに

修理でSSDに交換する際にご説明している事

今週はSSD交換のご依頼が20件ほどございましたので、その中で交換後に「HDDは壊れていないのにSSDに交換した理由は何故?」という、事前にご説明を行ったものの、再度疑問に思ったお客様や、ご家族がご依頼されてご質問をおこなった御本人様が立ち会っていなかった事もあったりと、環境によっては行き届かないケースがありましたので、このブログでもご説明を行った方がご納得頂けるのかと思いまして文章にしようかと思います。

交換は必須ではなく劣化にも種類は様々

まず結論から申し上げると、費用を抑えたい修理の場合についてはHDDの交換をオススメはしておりません。このポイントがとても重要でまずご予算をご提示をしてご選択を頂いております。

次に今後もご利用になられる場合でのメリットとデメリットの事もお伝えしておりますが、SSDの交換を行う事の最大のメリットは速度と強度です。SSDではHDDと異なりメモリのような媒体を書き換えてしようしますので、HDDのような鉄の円盤のようなプラッターがない事で落下や衝撃に非常に強い点が特徴です。そしてHDDよりも読み込みスピードが速い事で5年落ちのパソコンでも最新のOSを動作させる事が可能となります。

次にデメリットは容量がHDDに比べると少ないことで、大量に写真や動画ファイルを取り扱う方にとっては不利となります。つまり容量を取るかスピードを取るかご判断をお客様に行って頂くわけなのですが、SSDで足りない容量についてはデスクトップパソコンの場合はHDDを増設、ノートパソコンの場合は外付けHDDで補って頂く事で解決してしまう訳になりますので、あまりネガティブに考えない事が解決の糸口になりますので、予算はかかりますが、新しいパソコンを購入するよりは遥かにお安く修理が行えて進化するとお考え頂ければと思います。

次に肝心な事なのですが、壊れていないHDDを無理に交換する必要はあるのか?という疑問につきましてのご説明をおこないたいと思います。まずHDDは一度エラーが表示されOS(Windowsなど)が起動しなくなった場合でも初期化を行うことで正常に動作を取り戻す事ができます。しかし不良セクタというものが存在した場合ではお話は別物になるとお考えください。

不良セクタとは?
ハードディスクやフラッシュメモリなどで書き込めなくなった領域の事であり、主に磁気ヘッドなどで傷がついたり摩擦で読み込めなくなる事が代表的な不具合の症状です。この場合、不良セクタは置き換えを行う事によって問題を回避するものの、劣化が進んでしまったりパソコンのエラーが発生する要因が増えてしまう事から、不良セクタが発生するとディスクを交換する事をオススメする業者は多いです。

今回の修理に1円でも予算をかけるならば

ここからはあくまでもご提案の内容とはなるのですが、パソコンの修理で「費用を時間」を頂くわけですから、修理屋としては一番安全な方法、または快適な方法を模索します。

その中でも「修理」を行うだけではなく、「アップグレードを行う」という認識の方が双方にとって幸せになる選択肢としてご提案しております。もちろんそれなりに費用はかかりますが何も変わらない環境を修理するよりは遥かにSSDの交換はプラスの要因が多いという事をお考え頂ければ、納品時の満足度は非常に大きなものに変わると思っております。

そもそもが「パソコンが起動しなくなってしまった」訳ですので、一番の懸念される「再発」の要因を潰す事が我々のご提案の一つでもあり、何度も修理をご依頼する時間もお客様にとっては貴重な財産だと私は思っております。

つまり、SSDに交換する事はHDDが壊れたから交換するのではなく、壊れそうな状態であれば今回を機にアップグレードしませんか?というご提案の元で生まれた方法はお客様にとっては最善の解決策になる事が多い事から、今後もご提案を行う理由として控えて頂ければ幸いです。

SSDは本当に速いんだよー
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