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パソコン修理に来られたお客様が「自動車整備の仕事に携わりたい」と仰るので紹介したお話

パソコン修理に来られたお客様が「自動車整備の仕事に携わりたい」と仰るので紹介したお話

今日は人生で一番嬉しい日です

興奮されるようにお礼を申し上げられご帰宅されたのですが、本来はパソコンの修理に来られたお客様ですからね。

人生は何が起こるか分かりません、簡単な雑談から人生が急転する事もありますよね。そんな出来事が当店でありましたよ、というお話を今回は書きたいと思います。

そのお客様とは3年前にゲーミングノートパソコンを購入され、Steamのインストール作業を代行で行わせて頂いたのですが、Steamを知ってらっしゃる方であれば「インストールって、簡単じゃない?」と思われるかも知れませんが、知らない方が初めて環境を導入するのは勇気がいるのですよ。

それから今日までパソコンでゲームをされていたの様子だったのですが、色々なModデータを導入しているうちに動作が遅くなったという事で、修正を依頼されたのです。

そのパソコンの修正を終え、お渡しをした際に「今日は学校は?」とお聞きした事で今回のお話が始まります。どうやら、そのお客様は高校をとある理由で辞める事になったそうで、それからは定時制に通われていたそうです。

ここまではよくある話だと思うのですが、そのご本人は車輌整備のお仕事に就きたい事でこの学校を志願したものの、そのような部も存在しなかった事から自身が出来る範囲の活動を行うものの睡眠時間を削る程までの生活を過ごされるまでの情熱があるお方です。

そんなお話を聞いた事で、私が中古車を購入したときの自動車整備店の社長の顔が脳裏を過り、連絡してみようかな?なんて即座に電話し経緯をご説明すると「その人と会って話がしてみたいですのでLINEと電話番号をお伝えしておいてください」との事。

その時のお客様は緊張で震えておりました、それは憧れの整備工場でしかもお車が大好きな社長である事からカリスマもしくはレジェンドとコンタクトが取れた事で興奮していたのでしょう。

最近は市場の矛盾を感じるのです。

車好きの若者は少なくなっていると聞きますが、それでも少なからず希望者はいるものの整備士関係のお仕事に就くには専門の学校はあるものの学費が高額であるというのが現状、だとお客様が仰っておりました。

高い学費を支払った生徒だけが新卒枠で受け入れられる世の中とは、なんだかなぁ。

履歴書で始まる出会いもあれば、今回のようにお話から始まる出会いもあっても良いじゃないですか、良い人と良いお店が一緒になって頂けるだけで私の心もハッピーになれます。

若者も企業も元気になるにはこのような方法もあるんだな、と実感しましたよ。その10代のお客様には「面接なんて堅苦しいものではなく、情熱があれば大丈夫ですよ」とパソコンが好きすぎて人生を全振りしてしまった人が独立して現在もこれだけでご飯が食べられている人がいますのでご安心を。

私の前職はブラック企業でしたが、大好きなパソコン業務でしたので深夜残業なんてものはご褒美です。休日でも会社からの電話がありましたが、携帯をトランシーバーのような感覚で生活しておりましたので全然苦じゃない。出かける暇も無く自宅でパソコンの前で日報を書きながらネトゲ。

仕事で一日でもつまらなかった日はない」と私の父は言い、数年前に亡くなりました。本当に幸せものですよ羨ましい、そんな人になりたい、と気が付けば私も同じ事をしていたようですね。

今回のご紹介、良いご縁であれば良いな。

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