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現在のiPhone修理でのニーズが高い機種は?【個人経営の現状と所感をめっちゃ書いてます】

iPhone8修理バッテリー交換

そう言えば、ここ2年ほど当店がiPhone修理の記事を書いていない事に気が付きましたね。それはもう、10年程iPhone修理を行っている当店ですから、真新しい報告すべきことがあるとすれば、需要がある機種がシフトしている程度でしょう。

今年は、なんと言ってもiPhone8とSE2の修理のご依頼がダントツに多いです。

報告は終わりです。

・・・と、終わりたいもののこれでは簡素なので所感を述べたいと思います。

過去の機種も需要はあるけれど

今でもiPhone7や6sなど、ニーズは減ってきた機種に関してもご依頼は未だに健在ではありますが、機体(ロジックボードやドックコネクタなど)の経年劣化から、バッテリー交換を行っても〇〇ヶ月以内には機種変更をオススメする旨を時期や状態に応じてお伝えしております。

また、当店は最新機種の対応状況が鈍化しておりますが、これは意図的に行っていない理由があり、修理を行う時間とご提供する価格帯がマッチしない場合、つまりはお客様にとってのコスパが悪い料金体型を設定するのが嫌、なのです。

行いたい修理が一つにだけに止まらない

これは数年前から記事にしておりますが、フランチャイズ店ではない店舗がiPhone修理をしている店舗って、現状ではメチャクチャ珍しいんですよホントに。

皆様がお住まいの地域でも、駅前やショッピングセンターの中にiPhone修理店が入っていると思われますが、私のような小さな店舗が「1」ならフランチャイズ店は「多」となり、張り合う気にもなりません。

以前、大手の家電量販店でパソコンサポート業を経験した事もある私ですが、管理職と現場のスタッフでは志に相違があり、それは経験された人だけが知る「利益」と「接遇」が必ずしも一致しないという所にあります。

全てのサービスを提供する(しなければならない)フランチャイズ店と、ニッチなサービスでも行える範囲でサービスを提供する個人経営では、iPhone修理というカテゴリで見れば衰退しているように見えるのも事実かもしれません。

そんな個人経営者ですが、未だに続いている店舗は「行いたい修理が一つにだけに止まらないから」のだと考えます。

諦める修理を諦めたくないんですよ

10年以上もiPhone修理を兼業として経営していると、どうしても欲が出ます。最初は画面割れとバッテリー交換、慣れてくると充電箇所のドックコネクタの交換などを順次覚えてくるのですが、水没などで電源が入らない問題があれば現状では洗浄が初歩的な処置となりますが、今や半導体の交換修理まで行いたくなります。

これを序盤の修理の方法ではフランチャイズ店が主に引き受け、終盤の基盤修理などを個人経営で請け負う形が最も理想的な形かと考えてしまうわけで、なにせ雇われ社員が半導体修理までを行える時間がほとんどない事にあります(最近では郵送して一手に半導体修理を行う店舗が増えてるみたい)。

お客様は郵送される事を望んでいない方も少なからずおられます。可能な限りは同じ地域で修理を完結させたいという思いと、原始的ではありますが根本的にはやはりお客様と顔を合わせて受付をしなければ修理の本質が薄れる気がするのです。

長々と書いてしまいましたが、これが「承れない」理由と「始めない」理由にあります。

個人であり、個人だからこそ日々出来ない修理を突き抜けたい思いが、まずは出来る範囲でのデジタル顕微鏡や奇怪なヒートガンを導入している意図を知って頂き、今後もフランチャイズ店に加盟しない意図となります。

なにせ、大好きなiPhoneやパソコンの諦める修理を諦めたくないんです。

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