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やっと家が買えました【FF14のゲームのお話です】

エンピリアム

これはゲームでのお話です。

FF14というゲームで土地の権利を取得して家を建てられるエリアを「ハウジングエリア」と呼びます。これを取得するには相当な労力を要するものでして、2013年に発売されてから本日まで約9年が経ちましたが、人気は衰える事を知らず日に日にユーザー数が増加の一途を辿る状況となり、以前では容易にハウジングを所持できたものの、現代では土地の抽選販売となる始末。

この土地の「抽選販売」は、ユーザー数と土地数が均等に割り当たらない事から生まれる事から、ハウジングエリアで家に45日間入室していない、またはログインしていないユーザーに対して家を含めた土地の強制撤去を行われ、一定期間は購入金額の一部を返金するという状況になっており、この空いた土地の争奪戦が始まりました。

因みに、当初は空いた土地は数日間を経て、いつ販売となるかは定まっていないものの、再販されるまでの平均日数を計算すれば、当日張り込めば購入が可能となるものでした。

その根気と根性を費やさなければ手に入れられない土地、それがFF14のハウジング事情となっており、そこで今回の抽選販売が始まりました。

エンピレアムという土地でMサイズを狙う

私は抽選期間という時期にゲームにログインをして、先日実装された新ハウジングエリアとなる「エンピレアム」という土地で物件を探しました。

土地には広さが三段階あり「Sサイズ」「Mサイズ」「Lサイズ」という土地があります。このゲームの中の世界の紙幣は「ギル」と呼ばれるものでやり取りされており、土地の価格は375万~5000万ギルを事前に支払う事で予約が行えます。

狙ったのはMサイズ、支払ったのは1900万ギル。ゲームの中でも労働をしてコツコツと稼いだ貯蓄で決して楽な方法はありませんでした。岩を掘り、加工をして、販売などを繰り返しようやく貯まったギル、それを抽選予約で一括で支払いました。

現実ではローンというものはありますが、ゲームでは存在しません。いくらゲームの架空とは言え貯蓄は容易ではないという事を存分に味わったのです。

17日の午前0時に発表、そして当選へ

私の予約番号は「1番」。

一日の業務を終え、食事を摂り、ブログを書き終えた頃に「そろそろ時間か・・・」とゲームを立ち上げFF14にログイン。私の人生で抽選というイベントでは当たった事は無く、それでもこの抽選はなんとか当選を成し遂げたい、なにせゲーム内では私はホームレスなのですから。

好きな土地で好きな家を建て、好きな家具や庭具を置く、そんな楽しみがそろそろ私にもあっても良いじゃないか、と届きもしない開発運営の方に望みを馳せながら現地で当選発表を見たのです。

当選番号は1番です

そのアナウンスを画面で見たときには鳥肌もので、ハズレた方には申し訳ないと思いつつもこの土地を手に入れた達成感が深夜3時まで続いていました。

やっと手に入れた土地、そこに家の権利書の100万ギルを支払い、家を建てる。もう土地の値段だけでもいっぱいいっぱいなのにまだ支払うのか、と思いますがそこは現実でも同じ。

その家の内覧をした様子がこちら。

ハウジングの中
ハウジングの1階

地下と2階も完備、ここに好きな家具を置くことが出来る。だがこれはゲームであって現実ではない、それでもゲームに落ち着く場所があるだけで幸福度はハンパない。

昔ながらのゲームはボスを倒してエンディング、MMORPGというのは自身が作成したアバターを架空の土地で冒険をして、リアルタイムに繋がっている人と共に戦い、現実とゲームの話を交互に交わす奇妙な空間。

そんな架空の世界に自身の架空の家があるだけで妙にリアルに感じてしまうんです。あぁ・・・当選して嬉しい。

ハウジングの地下
ハウジングの地下の部屋の様子

抽選にバグが発生?全員が抽選からハズレる

そんなFF14のハウジングですが、今回の抽選システムに不具合が生じている様子で、多数のユーザーから「【当選番号は0番です】と表示されているのですがこれは如何に?」という報告が挙がっておりました。

予約の発券番号は1番から始まるので0番は誰にも該当しない、つまりは誰も当選しないという問題が発生している様子なのです。

当選番号に0

上記の画像がその様子ではあるものの、部外者が見れば「抽選参加者はいませんでした」と表記されているものの参加人数は5人、これが全員当選者なしという事態だそうです。

現在、この問題を運営側は深夜1時にアナウンスを公表。

現在、ハウジングの抽選販売において、結果発表期間になってからサインボードを確認した際に、以下のメッセージが表示され当選者がいない状況になっているとのご報告を複数頂いております。

・応募者がいたにも関わらず「抽選参加者はいませんでした。」と表示される
・「当選番号は0です。落選しました。」と表示され、当選者がいないように表示される


大至急、データベース上の応募を確認しつつ調査および対応を進めておりますので、大変ご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございませんが、いましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

FF14 lodestone「ハウジングの抽選販売で発生している問題について(4/17)」より引用

続いて深夜4時にはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さんがアナウンスを公表

ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。

パッチ6.1より開始された、土地抽選販売の不具合にて、多大なご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。現在の状況と今後の調査についてお知らせさせていただきます。

まず、本件は重大な問題であると認識しており、現在最優先での調査を行っております。非常に複雑な処理であるため、該当するプログラムそのものを追いかけて不具合の原因を特定しようと試みておりますが、抽選条件には非常に多くのパターンがあり、問題の特定に時間を要しております。

大変ご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございませんが、引き続き最優先で調査を続けてまいりますので、いましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

なお、本状況を踏まえ、調査および対応が終了するまでの間、2022年4月20日(水) 23:59までとなっている現在の結果発表期間を延長させていただきます。

※調査および対応が終了するまでの間、次回の応募期間になることはありません。

プレイヤーの皆さまには多大なるご迷惑をおかけして、申し訳ございません。引き続き不具合の原因特定と、抽選結果の正しい判定/表記への対応を全力で進めてまいります。

FF14 lodestone「ハウジングの抽選販売で発生している問題について(4/17):続報」より引用

これを重大な問題として捉えているのは、この抽選販売方式で自身が当選した可能性がある人を無効にしてしまった事。その当選した可能性がある方が再び当選する確率は極めて低くなる可能性があるという事。

最初に私がFF14のハウジングをご説明をした理由はここにあり、有限な期間のルールに参加をしたユーザーがシステム不具合という内容なだけで、それぞれのユーザーの貴重な時間を一瞬で無効にしてしまった事にあります。

日々試されるMMORPGの運営、ヒューマン・エラーは付きものでありますが、どれだけ誠意ある迅速な対応を行ったとしても、今回の問題だけはユーザーの怒りをどう納めるかは緻密に計算されたサーバーの負荷を考慮した計画を変更を行ってでも、配慮しなければならない事態です。

運営の方には、どうか頑張って下さい、としか言えませんね。

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